何だかんだで8月ももう終わり。今日はどんよりと曇りで午前中だけ多摩湖CRをゆっくり走って来た。今月も結局緊急事態宣言は出されたままでブルベは走れず、自転車通勤と多摩湖CR周回練習だけで何とか月間1600kmをクリアしてホッと一息。いつ終わるとも分からないコロナ過でも生活のペースを崩すことなく健康と体力はそれなりにキープできている。
コロナ過は相変わらず出口の見えない泥沼の真っただ中、完全に壊れた菅内閣の暴走・迷走は相変わらずで結局東京五輪を強行した結果首都圏に第5波を引き起こしてしまいデイリーの陽性者が連日5000人を超え陽性検出率も20%を超えるという過去最悪の状況を作り出してしまった。言葉にするのも馬鹿馬鹿しい程に明確な人災だ。ツイッターには日々怒りの声を上げ続けているので敢えてこの場では書かないが、秋に必ず行われる衆議院選挙では必ず菅自民党内閣を打倒することは明言しておきたい。
さて本題、楽器ネタを書く。
去年の秋に手に入れたGodinのソリッドギターLGX-SA。最近はこればかり弾いている。
ソリッドギター探しの旅はYAMAHA/SG -1300を手に入れたところで終わったと思っていたのだが、ギターシンセの切り口だとそうではなかった。ギターシンセ用のギターはRolandのギターシンセ用のGKピックアップを取り付けたホーナーのスタインバーガーコピーモデルを25年位前に仕立て上げてずっとそれを使い続けていたのだが、何分にもピックアップユニットが後付けでボディーに収まりが悪く使い勝手がいまいちよくないのでピックアップがきちんとビルドインされたソリッドギターが欲しいとずっと思っていた。GKピックアップ搭載のギターは元々種類が殆どないのだが数年前にfender/RolandのコラボレーションによるGKピックアップ搭載のストラトキャスターを試しに買ってみたものの私の手にはネックが太過ぎてとても弾き辛くギターとして受け付けなかったので直ぐに弾かなくなって放り出していた。その時のもう一つの選択肢がGodinのGK搭載ソリッドギターのラインナップだったのだが如何せん結構な値段がするのと中古で殆ど出てこなかったのでずっと二の足を踏んでいた。去年の秋にebayのショップで中古がかなりの安価で出品されていたので思い切って買ってしまった。
LGX-SAはネックの太さも丁度良く握り易くボディの形も良いので抱え易くかなり理想に近いのだが一方で明確に不満点もあって、ロングスケールなのでネックが長くミディアムスケールを弾き慣れた身体には違和感がそこそこあるのとネックとボディのジョイント部がかなり角ばっているのでハイポジションが弾き辛い。ギターとしての弾き易さは圧倒的にSG-1300なのだがギターシンセやエフェクターでGKピックアップを多用する状況ではLGX-SAの使用頻度が結果として高くなるというジレンマに陥っている。
まあ楽器というものは少々難があっても人間の方がそれを許容して慣れていくという解決策があるのだがそれには相応のハングリー精神と年月が必要となる。年齢的に四捨五入すればもう六十というところまで来て人生の終わりが見えてくると手っ取り早く何とかしたいという意識が強くなるのと、そろそろ物を減らしていかなければという意識が強くなる。最近は取り敢えずギター・ベースの類は必然性を考慮して手元に残すべきものを選びつつ、不要と判断したものを割と躊躇なく売却できるようになって来た。その流れの中で、ソリッドエレキギターも常時弾き倒すものは1本に集約してそれ以外は削減・売却の対象としていこうと思う様になった。
しかしGKピックアップ搭載の”弾き易い”ギターなんてもう探しても見つからないと思う。ではどうするかと言えばカスタムメイドしかない。遂にこの領域を模索することを考え始めている。ひとつはSG-1300にGKピックアップを内蔵させるという大改造を行うことだがこれはこのギターの構造上かなりハードルが高く、程度の良い希少品を不可逆的に破壊することになるのでかなり躊躇する。もうひとつはオーダーメイドのギターを0から作ってもらうことだ。今までは真面目に考えたことは無かったが、自転車のフレームをカスタムメイドして自分の身体にフィットさせていることを考えれば何の不思議もないことだ。まあ、実現するには様々なハードルがあるからそんなに簡単な話ではないが、もしまだ情熱と根気があれば実現できるかも知れない。取り敢えず妄想から始めて見るかな。
終わったと思っていたギター探しの旅は新たな展開に発展しそうな予感、続編ができるかも知れない。