2021BRM1225福岡200

 今日は有休消化で私的には年末年始8連休に突入した。穏やかに晴れた今日は午前中に多摩湖CR2周回して今日が年内最終営業日の行きつけのつけ麺屋に行き、庭に積まれた大量の庭木の枯れ枝をゴミ袋に詰め終わり昼寝して目が覚めてから先週末のブルベのブログをせっせと書いている。どうやら書き終わりそうなのでこの連休中のマストアイテムを初日で片付けることができて気分良く明日以降過ごせそうだ。

 そんなわけでBRM1225福岡200の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 12/24(金)、今日は有給休暇を取得して明日のブルベのために沖縄に移動する日だが、当日まで準備を全くしていない。朝も寒さで布団の中でぐずぐずしていて準備を始めたのが結局出発の1時間前、洗車しっ放しのバイクにチェーンオイルを注すところから始めて輪行袋収納および携行品のパッキングを全て完了したのが出発直前になってしまった。何か忘れ物をしていそうでかなり不安。

 10時過ぎに自宅を出発、輪行袋を担いで1km先の最寄り駅まで徒歩で移動する。

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 18時半過ぎに最寄り駅に到着。取り敢えず羽田空港に向かって移動開始。今日はクリスマスイブの金曜日なので首都高渋滞が未知数、リスク回避でリムジンバスを使わずに鉄道移動を選択。乗り換えの移動が大変だが時間確保が優先。

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 西武池袋線から山手線と乗り継いで品川で京急に乗り換え。

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 12:15に羽田空港第2ターミナルに到着、直ぐにANAの大型手荷物預け入れカウンターに向かう。順番待ちの列は短いが遅々として進まずなかなか自分の番が回ってこない。20分程待ってやっと順番が来たと思ったら今回は輪行袋の中を調べられることもなくあっという間に手続き完了、すんなりとバイクを預け入れることができた。

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 バイクを預けた後にラーメンを食べようと思っていたがその時間は全くなくなったのでそのまま搭乗口に入った。搭乗口に着くともう既に搭乗が始まっていた。

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 さて、それでは沖縄に向けて出発。

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 機内はほぼ満席の状態。予定時刻に離陸して沖縄に向けて順調に飛行。

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 予定通り16時過ぎに沖縄那覇空港に到着。太陽はまだ高く日差しは明らかに強い。

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 空港ロビーは思った程混雑していない。館内が何となく寒いのは空調のせいなのか。

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 輪行袋はすんなりと出てきた。ぱっと見手荒に扱われた様子もなく一安心。

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 空港の外に出た。今回はゆいレールを使わずに自走で那覇市内のホテルに向かう。びっくりする程暑くはなかったが、でもやはり暑い。上半身は半袖Tシャツで全く問題ない。

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 10分程で輪行解除。バイクは異常なし。

 空港から那覇市街のホテルまでは5km。モノレールの車内は狭いので混んでいると輪行袋を持ち込むのが憚られるし駅からホテルまで輪行袋を持って歩くことを考えれば自走の方がかなり楽だ。どうして今まで自走にしなかったのだろう。

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 緩々と市街に向かって走り始める。風景も気温もいきなり沖縄で極寒の関東から来た人間からすればここが日本だとは俄かに信じ難い。

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 あっという間に那覇市街に入って来た。空港から市街は本当に近い。

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 振り返るとちょうど日没。時刻は17時過ぎ、沖縄でも12月は流石に日没は早いか。

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 市街は夕刻の渋滞が始まっていた。直ぐ先の交差点を左折すればホテルまでは300m程。

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 17:15にホテルに到着。早速チェックイン、事前に自転車の部屋持ち込みは了解を取っておいたので問題なし。

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 部屋に入って人心地。フロントの人は「自転車を入れるには部屋は狭いですよ」と言っていたが全く問題なし。むしろ今まで泊まったホテルの中ではかなり広い方だと思う。自転車を入れても通路は普通に歩けるし全然窮屈ではない。

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 近くのコンビニに今晩と明日の朝の食料の買い出しに行く。折角の沖縄だし明日は200kmで終わりだから今晩から外食にしようかと一瞬思ったが全ての楽しみは走り終えてからの鉄則に従いコンビニに行って真っすぐにホテルに戻った。南国の夜の誘惑を振り切るのはなかなか大変だ。

 風呂に入ってからノンアルコールでコンビニ弁当を食べつつ持参したPCで明日のコースの最終チェック。明日は7時スタートで受け付け開始は6時半だから5:45起床としてアラームをセットする。腹が満たされた後はPCで何となくネット上を徘徊しつつのんびりと過ごす。そのうち眠くなったのでそのままベッドに入る。消灯時刻は22時頃。

 12/25(土)、5:45に起床。睡眠時間は充分ですっきりとした目覚めですんなりとベッドから起き上がる。ウェアは半袖ジャージにレーパン、指切りグローブの完全夏仕様で一応携帯用のウインドブレーカーを持ってきているがこの気温ならば必要ないだろうと思い置いていくことにする。

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 6:15にホテルを出発。外はまだ真っ暗だが予報通り風が強い。何となく雨粒が落ちている気がするが雨具は何も持ってきていないのでそのまま走り出す。2km程先のスタート地点に向かう。

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 ホテルからメイン通りに出た。繁華街の中の枝道は夜遊びの人達と客引きがまだまだ大勢たむろしていてちょっと危ない雰囲気。酔っ払いに絡まれないか冷や冷やしながら通り過ぎる。

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 6:30にスタート地点のおもろまち黄金森公園に到着。黄金森は”くにがむい”と読むのだが、何となく”こがねもり”の面影はあるかな。

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 早速その場で受付をしてブルベカードを受け取り装備チェックを受ける。

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 スタッフさんから御土産を頂く。福岡の定番御菓子”博多通りもん”、福岡県人の私が子供の頃にはまだなかったので新定番というべきか。補給食としてフロントバッグに入れておく。

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 ブリーフィング開始。久し振りのブリーフィングはちょっと新鮮。参加者は10名そこそこというところか。通過チェックのフォトポイントが書かれた紙を受け取る。

 今日のコースは那覇市街をスタートして島の北岸を北上して海洋博公園を通過し古宇利島を周遊して折り返し島の南岸を南下して再び那覇市街に戻って来る200km。

 高い山はないがアップダウンがそこそこあって獲得標高差は2000m程度、平坦コースと呼ぶにはちょっと無理があるか。コースのかなりの部分は過去に走ったことがあるので素性はそれなりに把握できており距離が200kmということもあって心理的余裕はあるものの予報通りの強い北風が走行中にどの位の影響を及ぼすのかが不安材料。まあ終日このままならば折り返した後は追い風だと楽観的に考えるしかない。AJ福岡のスタッフさんから「この強風なのでPC1の時間制限をなくして全て通過チェックにする」との説明がありちょっと気楽になった。

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 ブリーフィングが終わると空が薄っすらと明るくなってきた。厚い雲に覆われて朝日は全く見られそうにない。

スタート/おもろまち黄金森公園->通過チェック1/カージーミー橋(6.6km)

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 強い北風が吹きつける中、定刻7:00にスタート、緩々と走り始める。

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 0.9km、国道58号に出た。右折して那覇市街から離脱していく。

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 街中でこの風だから海沿いに出たら一体どんなことになるのか見当もつかない。これはそれなりの覚悟をしておく必要があるか。

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 2.3km、安謝交差点を曙方面に左折して国道58号を一旦離脱。

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 4.8km、進路が北向きになってから爆風が正面から吹き付ける。これは辛い。こんな風の中を100km近く北上しなければならないと考えると空恐ろしくなる。ちょっとこれはやばいブルベに当たってしまったかとエントリーしたことを後悔する。

 遮蔽物のない海からの向かい風を何とか必死に押し上がって通過チェックに向かう。

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 6.6km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは7:28。

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 空模様はどんよりで色合いがモノトーンだがそれでも南国の海っぽい風景がさすが沖縄。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック1->通過チェック2/ローソン海洋博公園前店(81.1km/87.7km)

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 次の目的地は81km先の通過チェック2。ここから更に北上することになるが、今日のこの81kmが果てしなく遠く感じる。風が強過ぎるので安全第一でカージーミー橋を歩道で渡る。

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 7.6km、橋を渡り終えて直ぐを右折。海沿いから離れるだけでかなり気が楽になる。

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 8.9km、再び国道58号に出て左折する。目の前のスフィンクスはパチンコ屋か。遥か昔にパチスロに興じていた頃に沖スロというものを一度やってみたいと思っていたのだが、今はすっかり足を洗って完全に興味を失ってしまった。

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 9.8km、牧港交差点を沖縄コンベンションセンター方向に左折して宜野湾バイパスに入る。

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 宜野湾バイパスは車通りは多いが路肩が広いので走り易い。

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 11.8km、歓海門前を通過。ここはブルベで何度も通っているが明るい時に見るのは初めてかも知れない。

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 14.4km、伊佐(北)交差点を通過。この辺りから右手に米軍基地が見えてくる。

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 北谷町に入ってキャンプ・フォスター前を通過。

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 20.5km、嘉手納町に入った。緩やかに登りつつ嘉手納基地を通過していく。いつ通っても思うが嘉手納基地は本当にデカい。

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 23.6km、道なり直進して嘉手納基地傍から離れていく。ここから先、読谷村に入って4km程の緩い登りが始まる。

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 2%前後の真っすぐな緩斜面を登って行く。海沿い程ではないがそこそこ向かい風で勾配が倍になった感じがする。

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 28.7km、沖ハムが目印のこの辺りがこの登りのピーク。この先下り始める。

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 長い下りを快調に下る。向かい風で勝手に減速するのでブレーキをかけなくても丁度良いスピードで下ることができる。

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 30.7km、恩納村に入った。更に下りは続く。

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 下りを終えて海沿い出た途端再び爆風。進行方向は東なので左からの横風が強烈。車道に流されそうで冷や冷やしながら走る。

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 34.2km、仲泊(南)交差点を左折して国道58号を一旦離れる。

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 41.1km、ビーチリゾート沿いの裏道を抜けて再び国道58号バイパスに合流、左折して海洋博公園・名護方面に進む。

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 海洋博公園まであと45km。ようやく向かい風にも慣れてきて遅いながらもペースを掴んで落ち着いて走れる様になってきた。ここまで脚はまずまず回るし体調は問題なさそうだ。

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 41.8km、恩納海岸リゾート・万座毛方面に左折して国道58号旧道に進む。

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 44.0km、恩納村役場前を通過。

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 47.5km、再び国道58号バイパスに合流、左折して海洋博公園・名護方面に進む。

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 54.9km、高級ホテルが点在する通りを抜けつつ名護市に入った。

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 60.0km、海沿いに出て沖縄自動車道との合流地点を通過。再び風が強くなった。やはり海沿いは辛い。

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 向かい風の海沿いの道を忍の一字で走る。前方に名護市街が見えるがなかなか近付いてこない。

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 64.2km、ようやく名護市街に入って来た。海洋博公園・名護市街方面に直進していく。

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 市街で参加者に遭遇。皆この向かい風の中で頑張って走っているのを見るとこちらも元気が出てくる。名護市街はそこそこの交通量だが渋滞する程ではないのでそれ程走り難くはない。

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 67.2km、宮里3丁目交差点を道なり左折して国道58号を離れ本部方面に進む。名護市街から離脱。

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 曲がって直ぐに名護市営球場傍を通過。以前東京600で朝方この前を通過した時、キャンプインしていた日ハムの選手達が球場入りするところに丁度遭遇してたくさんの観客がいたことを思い出した。

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 国道449号を進む。海洋博公園まではあと20km。

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 70.1km、国道449号バイパスに合流して左折、本部方面に進む。

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 国道449号をぼちぼち進む。この道は広くて車通りが少ないので走り易いのだがこの道沿いのセメント工場に出入りするトラックが多く、路面がセメントで汚れているのが難点。

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 81.2km、瀬底大橋を通過。この橋は何度も見ているが一度も渡ったことは無い。今日も素通り。

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 83.0km、本部大橋を渡って直ぐ、本部大橋(北)交差点を左折して今帰仁方面に進む。

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 緩い丘を越えて下る。海洋博公園まではあと4km。

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 海の色は晴れの日に見ればエメラルドグリーンなのだろうが今日は今一つ色がはっきりしない。

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 84.7km、浦崎交差点を左折して海洋博公園方面に進む。東京600ではここをいつも直進するが今日初めてここを曲がって海洋博公園に最接近する。

 

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 曲がって直ぐに長い登りになった。通過チェックまではもう距離は無いのでこの峠を越えた辺りか。

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 86.2km、1kmちょっと登ってピークを通過。通過チェックまではあと1.5km。

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 下りの途中で通過チェックが見えた。ホッと一息。

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 87.7km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは11:28。

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 通過チェック1から4時間でここまで来ることができた。走り始めはどうなることかと思ったが大崩れすることなくここまで来れたのは予想外に上出来。この調子ならば平常時の200kmの完走タイムでゴールできそうな予測が立つので気分的にかなり楽になった。15分程の休憩の後出発。

通過チェック2->通過チェック3/古宇利島一周道路(22.0km/109.7km)

 次の目的地は22km先の通過チェック3。ここをクリアすれば北上は終わって向かい風に苦しめられることは無くなる。もうひと頑張り。

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 ちょっとした登りをこなして下りを快調に進む。進路は東向きなので向かい風の影響は軽微。県道114号は多少のアップダウンはあるものの車通りが少なく非常走り易い。

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 90.8km、具志堅(西)交差点を今帰仁方面に左折して国道505号に乗る。

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 92.3km、今帰仁村に入った。

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 93.4km、今帰仁城跡の案内板を通過。ここも何度も通過しているが城跡に行ったことは無い。今日も通過するのみ。

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 国道505号もアップダウンはあるが車は少なく信号もないので順調に距離を消化していく。

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 100.0km、登りながら分岐を古宇利島・屋我地島・運天港方面に左折。

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 曲がっても更に登る。この真っすぐな坂は距離は1kmに満たないが、視覚的破壊力は結構でかい。

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 ピークを越えて長い下りに入る。真っすぐな下りを進むうちに視界が開けていく感じが気分爽快。

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 下りながらワルミ大橋を渡る。左手に遠くに橋が見えた。あの橋の先が古宇利島なのか?

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 102.2km、分岐を左折して古宇利方面に向かう。曲がって更に下り基調が続く。

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 115.4km、分岐を左折して古宇利方面に向かう。古宇利島を回って再びここに戻って来てその後は直進方向に進むことになる。

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 下りの先に海と橋が見えてきた。進路は再び北になり強い向かい風が吹き付ける。

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 104.7km、古宇利大橋に乗る。橋の手前でコース巡回中のスタッフさんが立っていて「風が強いので歩道走行を」と誘導してくれた。

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 確かに風が半端なく強く。バイクが全く進まない。えっちらおっちら脚を回して這う様に進んでいく。

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 前方に古宇利島が見えているのがなかなか近付いてこない。

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 106.8km、やっとの思いで全長2km程の橋を渡り終えて古宇利島に上陸。

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 時計回りに島を回り始めると直ぐに登りが始まった。5%位のしっかりした登りが続く。

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 若干勾配は緩んだものの登り基調で通過チェックに近付いていく。もう目前。

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 109.7km地点の通過チェック3に到着、チェックタイムは12:41。

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 ここが今回のコースの最北端か。ようやく強い向かい風との戦いは終わった。ここから先はひたすら南に向かって走るだけだが、果たして目論見通りに追い風の恩恵を受けられるのだろうか。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック3->PC1/ローソン名護辺野古店(31.6km/141.3km)

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 次の目的地は31.6km先のPC1。朝のブリーフィングでここも通過チェックになったので時間を気にする必要はないが、まあ現時点ではPCだったとしてもクローズ時間には間に合うと思うので気分的にはかなり楽だ。この区間で今日の最高標高地点となる山越えが一つある。

 通過チェックを出て少し進んだら下りに入った。

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 111.4km、古宇利島に上陸した時に正面に見えた建物の横を通る。もう直ぐ出口ということか。

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 さっき渡った橋が見えてきた。

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 112.1km、道なり左折して急坂を下っていく。

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 112.6km、T字路で往路と合流、左折して橋に向かって進んで行く。

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 112.8km、さっきとは打って変わって追い風で余裕で走れるので車道で橋に入っていく。

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 追い風になると海を見る余裕が出てくる。沖縄でも冬の海は冬枯れの寂寥感があるね。まあこの方が季節感があるから良い気がする。

 橋を渡り終えた後、手を振るスタッフさんに手を振り返してすれ違う。

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 115.4km、国道58号・済井出方面に左折して古宇利島周遊ルートから離脱する。

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 116.4km、国道58号方面に右折して県道110号をトレースしていく。

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 120.0km、屋我地大橋を渡る。進路は南に向いているが追い風効果はいまひとつ。往きのあの爆風に比べるとかなり弱い気がするが期待が勝ち過ぎているのか。それでも往路に比べれは遥かに楽に走ることができるのは間違いない。

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 121.4km、国道58号に出た。真喜屋交差点を右折して更に南下していく。

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 追い風に乗って国道58号を順調に進む。標識では那覇までは72kmだが名護市街で左にそれて島の南岸に向かうので距離はもう少し長い。

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 名護市街が近付くにつれて車が徐々に増えてきた。

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 125.2km、名護市街の手前で一旦国道58号を離れて直進して名護市街に入っていく。この先登りが始まる。

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 陸橋の下あたりまで1km程の真っすぐな登りが続く。勾配は3%前後といったところ。

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 128.8km、丘を越えて下って来たところで名護市街に入って来た。今日は天気が悪いせいか人通りが少ない感じ。

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 129.1km、城1丁目交差点で再び国道58号に合流、左折して那覇・恩納方面に進む。

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 名護市街の国道58号は往路で午前中に通過した時より車通りは増えている。

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 130.5km、世冨慶交差点を左折して国道58号を離れ、名護市街から出ていく。

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 国道329号に乗って島の南岸に向かって進む。この先いよいよ今日もっとも長い登りが始まる。

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 131.6km、道の両脇が森に変わって来て登り基調がはっきりして来た。ここから登り区間に入ったか。

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 7%の標識が出てきた。真っすぐな登りでなかなかに登り応えがある。登り進むうちに雨が落ちてきた。

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 133.1km、1.5km位登って登坂車線が出てきた。まだ登りが続く様だ。7%の標識が出てきて一定勾配の直線的な坂が続く。

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 134.5km、3km程登ってピークを通過、そのまま下りに入る。下っていくうちに雨が徐々に強くなってきた。これはこのまま本格的な降りになるのかとがっかりしたが下りが終わる頃には雨は弱くなって殆ど気にならなくなった。

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 139.4km、下りから登りに転じて進むうちにキャンプ・シュワブの敷地に差し掛かった。一定間隔で作業員なのか警備員なのか分からない日本人が一定間隔で配置されている。目的は抗議活動の排除なのは明らか。

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 前回はこの道で抗議活動をしていた人から「頑張って」と声を掛けられたのを覚えているが今日は誰もいない。

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 道の反対側の抗議活動を行う人達が詰めている場所に今日は人影はなかった。ここを通って誰もいなかったのは今日が初めてだ。コロナ禍の影響なのか、あるいはクリスマスだからだろうか。

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 140.2km、辺野古交差点を通過。辺野古への基地移転問題は未だ未解決のままいつ終わるとも分からない工事が今もだらだらと続いている。

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 140.4km、沖縄工業高専の前を通過。いつの間にか雨は完全に上がっていた。路面は乾いたままで殆ど濡れずに済んで良かった。通過チェックはもう直ぐ。

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 登りの先に通過チェックが見えた。ホッと一息。

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 141.3km地点のPC1に到着、チェックタイムは14:11。

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 これを飲むのを忘れていた。沖縄と言えばヨーゴ、最後のPCで思い出して良かった。

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 このコンビニは東京600でもPCとして使われた場所でそこそこ馴染みがある。15分程の休憩の後出発。

PC1->ゴール/おもろまち黄金森公園(62.0km/203.3km)

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 さあ、あとはゴールを目指すのみ。ゴールは62km、取り敢えずまだ追い風は吹いているが徐々に市街地走行になっていくのでゴールは17時を過ぎるか。まあスタート時のあの向かい風を考えれば想定外に早い展開というべきか。

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 長い下りを快調に進む。この先金武を抜けるまではしばらくアップダウンが続く。疲労感もなく余力はまだまだ残っているのでゴールまでは問題なく行けそうだ。

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 144.1km、宜野座村に入った。

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 一旦海沿いに下りてきた。浅瀬が広く続いている。こういう海岸線のこの辺りの海に無理矢理コンクリートを打ち込んで基地を作ろうとするのは素人が見たって無茶だと思える。

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 追い風を受けて平坦路だと一気に速度が上がる。順調に距離を消化していく。

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 148.7km、宜野座村のスポーツドーム傍を通過。

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 152.7km、金武町に入った。

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 153.6km、分岐を安冨祖方面に右折して国道329号をトレースしていく。

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 154.0km、金武大橋を渡る。結構高い位置に架かっているので金武ダムも含めてなかなかの絶景が見える。

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 155.4km、金武の街中に入って来た。

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 156.1km、金武町の前にはキャンプ・ハンセンがあるがゲート前にはどでかいクリスマスのイルミネーションが立っていた。

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 158.3km、金武の街中から下って来て一旦アップダウンは終了。海沿いの道を順調に進む。

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 165.4km、うるま市に入った。市街地が近くなり徐々に車の量が増えてきた。

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 166.5km、赤崎一丁目交差点を左折して石川市街方面に進む。

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 167.0km、うるま市街に入って来た。商業エリアは交通量が多く路駐の車が多いので走り辛い。

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 168.2km、再び登りが出てきた。市街地の中の真っすぐな登りを進んでいく。

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 172.0km、後原交差点を左折して国道329号に乗り与那原・北中城方面に進む。

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 174.7km、沖縄市街の中を通過。渋滞に引っ掛かる。

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 175.6km、知花交差点を嘉手納方面に左折して沖縄市街から離脱していく。

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 176.7km、池武当交差点を右折。ブリーフィングで注意のあった通り長い左折専用レーンがあって車道直進では右折できないので一旦歩道に上がって横断歩道経由で2段階右折していく。県道74号に乗る。

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 177.9km、池武当交差点を曲がって直ぐに嘉手納基地傍に出た。基地に沿って進んでいく。

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 基地のバリケードが延々と続く。嘉手納基地は本当にデカい。

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 滑走路の風景は横田基地に似ているが、基地の広さはこっちの方が全然広い。やはり極東最大の米軍基地は伊達ではない。

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 179.5km、嘉手納町に入った。

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 182.1km、国道58号に合流、那覇空港・那覇方面に進む。いよいよこのブルベも終盤の混雑区間に入って来たか。ここから先基地に沿って長い下りになる。

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 基地に沿って快調に進む。車通りはまだそれほど多くはないがそれでも往路よりは明らかに増えている。車の速度が速いので追い抜かれる時に冷や冷やする。

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 185.0km、北谷町に入った。

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 187.0km、嘉手納基地の敷地がようやく終わって北谷町の街中に入っていく。

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 191.0km、宜野湾市に入った。この先の国道58号の分岐を道なり直進して往路とは別ルートで那覇市街を目指す。

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 ぼちぼち本格的に交通量が増大してきたか。那覇市街までは13km。

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 登りながら混雑する宜野湾市街に入っていく。東京600でもここを通る時はいつもゴール間近でこの時間帯なので状況は全く同じ。

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 信号に頻繁に引っ掛かる様になってきてペースダウン。もう追い風の効力は全くない。でもまあゴールまで10kmなのでどうということはない。

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 195.7km、朝曲がった牧港交差点を直進して往路に再合流。

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 朝見たスフィンクスはやっぱり同じ場所にいた。当たり前だが。

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 渋滞と信号でストップ&ゴーが繰り返されるが、まあ都心のブルベと似た様なものなのである程度の免疫はあるから大きなストレスは感じない。

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 200.7km、安謝交差点を左折して首里城公園・識名園方面に進み国道58号を離れる。曲がって直ぐに登りになった。

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 201.6km、銘苅交差点を右折。ゴールまではあと1.5km程。今日も無事に走り終えられそうで安堵感が出てきたが、もうこれで今年のブルベが終わってしまうのかと思うとちょっと名残惜しい。

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 202.9km、最後の交差点を左折すればもうゴールだ。

 無事ゴール。ゴールタイムは16:57、完走時間は9時間57分だった。

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 久し振りの有人のゴール受付はちょっと新鮮。今回のブルベ企画者でもある沖縄在住のAJ福岡のスタッフさんにゴール受付をしていただきしばし歓談。今日一日楽しませていただきありがとうございました!

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 スタッフさんとひとしきり歓談してそそくさと退場、ホテルに向かって戻り始める。

ゴール後

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 国道58号をのんびりと流す。今日のブルベを無事完走というだけでなく今年のブルベを全て予定通り完走できた達成感と満足感がじわじわと湧いてくる。

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 無事ホテルに帰着。フロントで部屋の鍵を受け取る時に「今日明日にかけて冷え込むので館内の空調を冷房から暖房に切り替えます」と言われてちょっとびっくり。そうか、沖縄で言えばこの気温は寒いということになるのか。これはいわゆる慣れの問題ということになるのかな。

 部屋に入ってウェアを脱ぎ捨ててしばし開放感。シャワーを浴びて浴槽に湯を溜めてのんびりと浸かる。心身共にスッキリさっぱりしてPCを開いて今日の打ち上げ会場の最終選定に入る。取り敢えずステーキとビールを前提に幾つか店を見て回るがコスト的制約がどうしても優先されてしまい結局前回の東京600の時に行った店に落ち着いた。早速ホテルを出発して徒歩で300m程先の店に向かう。

 入店するとまだ時間が早いのか客はどうやら私だけ。

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 先ずはビールで乾杯。唯々旨いの一言。四肢にじんわりと酔いが回っていく感覚が実に気持ち良い。遠征ブルベの打ち上げは今年1月3日の四国400完走後以来となる。この完走後の旨いビールが飲めるから、遠征ブルベは絶対に止められない。

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 1ポンドステーキがやって来た。日頃牛肉は殆ど食べないのでこういう時はがっつりといただく。見た目でかいなと思ったけれどビールと共にスイスイと胃袋の中に吸い込まれていく。しまった、これなら600gでもいけたかと思ったが2次会に備えて自重する。生ビールを3杯飲んで1時間程で1次会は終了。

 前回は沖縄そばを食べ損ねたので今日こそは行こうと店をiphoneで探して移動する。

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 土曜の夜なのに繁華街の人出は少なくてちょっと寂れた感じ。これは多分時間がまだ早いのだろう。沖縄テレビの鉄塔が妙な存在感を振り撒いているのが目に入った。

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 ステーキハウスから700m程の沖縄そば屋に入店。他に客は1人だけ、ここも空いている。沖縄ソーキそばを注文して待つ間にビールを飲む。

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 琉球麺屋かりゆしそばの軟骨ソーキそば並。シンプルな味付けだけれど旨い。日頃食べているラーメンとうどんの正に真ん中に位置するような食べ物だ。関東で沖縄そばを食べてもそれ程旨いとは思わないのだが、沖縄で食べると何故か旨い。やはり土地の物はその土地で食べてこそという見本みたいなものだ。

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 液体の島とうがらしをかけてみる。酢みたいなものかと思ったらこれが結構辛い。見た目に騙されてかけ過ぎると大変なことになるので注意が必要だ。

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 沖縄そばを堪能して店を出てホテルまでの1km程をぼちぼち歩く。久々に腹パンパンに食べて飲んでもう何も入らない感じ。

 メインストリートは人通りも少なかったが、ホテルへ向かう枝道に入ると飲み屋の看板にあちこち明かりが点いて客引きが大勢立っていて声を掛けてくる。無言で手を振りつつ通り過ぎるが、しつこく絡んでくる人間はいない。この辺はきちんと業界で申し合わせているということか。まあ、辻々に警官がいたりするのでその目もあるのだろう。いずれにしても夜は時間が進んでくるとヤバさ加減が増して来るので健全な小市民は早々に退散した方が良さそうだ。

 ホテルの部屋に戻った途端に甘いものが食べたくなって、途中でコンビニに寄ってこなかったことを後悔したが昨日の夜に買ったチョコレートが残っていたのを思い出して全部食べてしまった。甘いものは別腹というのは真実だ。

 PCを何となく眺めていてぼやぼやしていたら眠くなったので、アラームをセットしてそのままベッドに入る。就寝時刻は22時頃。

 12/26(日)、5時半に目が覚めた。睡眠時間は十分なはずだが微妙に眠い感じがする。今日のフライトは8時だから6時半には空港についていなければいけないので起き上がってぼちぼち帰り支度を始める。

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 6:20にホテルをチェックアウト。外はまだ真っ暗で昨日と同じ様に風が強い。

 空港までは自走だが往きとは違うルートで空港に向かう。距離はそれほど変わらない。

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 繁華街はまだまだ賑わっていて酔っ払った米兵と思しき外人集団が大声で騒いでいる。ヤバい雰囲気は相変わらずなので絡まれない様にそそくさと通り抜けていく。

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 国道58号に出ると早朝は静か。空港に向かってのんびりと走る。路面が濡れているのでどうやら昨夜は雨が降った様だ。

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 程なく空港への入口に到達、左折して敷地内に入っていく。

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 20分程で無事に那覇空港に到着。これで沖縄走行は全て終了。時間が押し気味なので急いでバイクパッキングを開始する。

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 20分程でパッキング完了。直ぐにチェックインカウンターに向かう。

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 カウンター前の待ち人数は少なく直ぐに受付となったが、那覇空港はX線検査機に輪行袋を通すのに立ち会わなければならず、輪行袋を開けてフロントバッグを外して中を確認したりと結構時間がかかってしまった。何とか輪行袋を預け入れて急いで搭乗口に向かう。

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 搭乗口に着くともう搭乗が始まっていた。フライト1時間前到着はやはり時間が足りないか。

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 機内の搭乗率は3割程度。さらば那覇、次に来るのは来年の2月かも知れない。

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 定刻通り8時に離陸。窓から島を眺めると米軍基地の数と広さを改めて認識する。

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 2時間程のフライトで予定通りに羽田に着陸。東京は快晴だが寒い。沖縄の過ごし易さが懐かしい。

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 輪行袋はすんなりと出てきた。そそくさと移動開始。この時間に合致するリムジンバスはないので止む無く鉄道移動を選択。

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 羽田空港の雑踏の中を移動する間に旅行気分が消えてあっという間に現実世界に引き戻される。ちょっと寂しいけれど次の行動にシフトしていくには丁度良いプロセスなのかも知れない。

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 10:41発の京急に乗車。車内はガラガラで輪行袋の持ち込みも楽々で有難い。

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 山手線も空いていて助かった。10:50発の西武池袋線急行に乗車。こちらも空いていたので問題無し。今回の鉄道移動は比較的楽に済んで助かった。

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 12時過ぎに最寄り駅に到着。ここで輪行解除して自宅までは自走。12:40に無事帰宅、これにて今回の沖縄遠征ブルベは終了した。

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 今回のAJ福岡さんの200km、那覇発着で上手くまとまった非常に走り易いコースだったと思う。私的にはコースの大半はR東京さんの沖縄600で走ったことがある道だったので熟知していて余裕を持って走れたし、逆に古宇利島一周など新しい道が非常に新鮮で沖縄の道に新しい発見があったのはとても良かった。走行当日は終日曇りで強い北風、途中瞬間的に雨が降られたりして決して良いコンディションではなかったが、それでも12月に半袖ジャージにレーパンの夏の格好でブルベを楽しめるのは極めて大きなアドバンテージで沖縄まではるばる遠征してきたかいがあったというものだ。関東に住む人間にとっては厳冬期の沖縄ブルベはとても魅力的だ。飛行機代も便は限定されるものの2万円を切る値段だし、飲食代込みで3万円程度で沖縄ブルベが楽しめるとあれば経済的視点からも冬の沖縄遠征は現実的ではないかと思う。もし来年も12月にこのブルベが開催されるのであればまたエントリーしてみたいと思う。

 さて、このBRM1225福岡200の完走をもって私的に今年のブルベの全日程を終了した。今年は13本4000kmという結果となった。102四国400を走ってから丸9か月の自粛期間を余儀なくされたものの、10月に解除されてから3か月で12本は我ながら良く頑張ったと思う。私的に2年越しの大目標だった1001MIgliaや代替案のRM北海道1300が軒並みDNSで悔しい反面、何とかSR600を1本ねじ込むことができたし厳しい制約の中で最善を尽くせて良かった。今年も出走した13本全てを完走して、ブルベを始めて以来続いているDNF0を今年も継続することができて良かった。通算完走数は241、数字はあくまで結果でしかないがこの積み上がった数字が私自身の心身に刻まれて成長していることは間違いない。来年もまた、ぼちぼちブルベを走っていきたいと思うし、何よりコロナ過が落ち着いて心置きなく走れる状況になっていることを心底願うのみだ。

 

 1週間後はもう2022年だが、取り敢えず現時点では次のブルベは未定ということにしておこう。この年末年始の休暇の間に来年の計画をぼちぼち練っていきたい。いや、明日の昼までにひとつだけ大きな決断をしなければならないのだった。さてどうするか。取り敢えず今晩悩むことにする。