2022AJ北海道北見シリーズ/Day 1:BRM716北海道200

 7月も下旬に入って世の中は完全にコロナ禍第7波に吞み込まれた。岸田政権は早々に行動制限はしないと宣言したがコロナウイルスはそんなことはお構いなしに拡散を続けている。既に鉄道やバスで乗務員確保が難しくなり運休を余儀なくされる事例が出始めており人の移動に支障が出始めている。交通機関でこの状態だから物流業界も似た様な状況で今後は物流が滞り始めて生活物資の調達に支障が出てくるだろう。これから観光シーズンだが人が移動できず物流が滞れば結果的に観光業界も見込み外れとなり準備した分損害も大きくなる。フル稼働状態なのは医療現場だけだが長期に渡る酷使で疲弊し離職者が後を絶たない状況で現状でも既に明確に人員不足に陥っており、熱中症や子供の発熱の増加で救急救命医療も切迫しており医療崩壊が現実味を帯びている。市中感染は全国的に過去最多を毎日更新している状況だが、仕事に穴を空けたくない従業員は検査を受けず経営者は従業員に検査を受けさせないという状況がどんどん広がって表面化したデータを遥かに上回る潜在的市中感染になっていることは想像に難くない。もう何度となく書いていい加減にくどいが、防疫対策は悲観的予測に基づいて早期に行動制限を行い同時に休業補償を行うのが結果的に経済停滞期間を短くし損失を抑えることになるのに、財政出動を絶対にやりたくない岸田政権は全く動こうとせずひたすら放置を決め込んでいる。経済優先といいながら結局は経済を殺すことになることに岸田は全く思い至っていない。全くこの2年半何を学習して来たのか。

 この状況下ではブルベの遠征にもネガティブな心理的影響が及んでいることは私的に認めざるを得ない。しかし、公的な行動制限が出されない以上、中止する理由はない。社会の一員として今まで模範的に公的要請には模範的に従ってきたし、また、要求以上の責任を個人で背負い込むつもりもない。現時点では8月前半に予定している北海道1300を走るつもりで粛々と準備を進めるつもりだ。その前に先日の北海道遠征のブログを書き上げてしまわなければ。

 そんなわけで2022AJ北海道北見シリーズ1日目の走行レポートは以下の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 7/13から有休3日を含む6連休に入り、1日目2日目とのんびり過ごしつつ北海道遠征の準備を進めてきたが、ここのところのコロナ感染者の急激な増加で完全に第7波に突入したことが明確になったこともあって正直旅行に行くこと自体に気乗りがしない。何となく携行物を揃えるところまではやり終えたもののバイクを輪行袋に入れる作業をやったのは結局当日の午前中になってしまった。この間の日本縦断DNSの時の様に体調不良はないがメンタル的にはやはりコロナ禍の影響が色濃く出ていることは否定しようのないところだ。このままずるずるとブルベ遠征に行かなくなるとこの先もうブルベを走ること自体のモチベーションを失うことになるかも知れないという危機感もありつつ、取り敢えず気持ちを奮い立たせて予定通り出発することにする。

 7/15(金)、朝から降り続いていた雨が上手い具合に止んだタイミングを見計らって12時半に家を出て輪行袋とバックパックを担いで1km先の最寄り駅まで徒歩で向かう。この最初の徒歩移動がなかなかにしんどいのだがここをクリアしてしまうと気分的にちょっと楽になるかも知れない。

 13時過ぎに最寄り駅に到着。ここまでで今日のエネルギーの大半を使い果たしてしまったが、取り敢えず今日最大の山場を越えてちょっと気が楽になった。感染リスクと乗り換えの手間を考えてリムジンバスで行きたかったのだがコロナ感染拡大の影響で減便になっていてちょうどよい時間のがなかったので止む無く鉄道移動となる。

 西武線で池袋まで行き人混みをかき分けつつ山手線に乗り換えて品川まで行き京急に乗り換えた。取り敢えず鉄道車内では輪行袋を邪魔にならずに置けたので良かった。

 15時前に羽田空港第2ターミナル着。直ぐにチェックインカウンターに向かう。今日のフライトはスカイマークだが、まずスカイマークのカウンターでチェックインして輪行袋は隣のANA手荷物カウンターで預ける。結構混んでいて列がなかなか進まなかったが取り敢えず預け入れは無事終了。

 身軽になってようやく落ち着いた。空港は激混みということは無いがそこそこ人はいる。大半は旅行客の様なのでやはり行動制限から解放されたという雰囲気は十分に伝わってくる。

 特にやることもないので直ぐに搭乗口に入った。外はかなりの雨量で薄暗い。この天気だけ見ていると陰鬱になる。

 空腹感はあるが中途半端な時間に食べるのもどうかと思いジュースとナッツで紛らわす。

 定刻16:45に登場開始。悪天候の影響で20分以上遅れてようやく離陸。機内は8~9割の混み具合。

 18:55に女満別空港に着陸。女満別に降り立つのは3年前の北見シリーズの時以来か。

 東京の雨天が嘘の様にこちらは好天の夕暮れ時。この風景を見た瞬間にパッと気分が上向いてようやく旅行気分が出てきた。

 輪行袋はすんなりと出てきた。ぱっと見破損はなさそうで一安心。

 到着ロビーを出て目の前に留まっている北見駅行きの空港連絡バスに乗る。輪行袋は自分でトランクに押し込むスタイル。北見駅までの料金は1000円。

 19時過ぎの北見はとても涼しい。多分15℃位か。最高気温も予報では23℃位だから関東に比べてかなり快適に走れそうだ。雨さえ降らなければ。

 バスは19:20過ぎに出発。

 20:00に北見駅に到着。再び輪行袋を担いでホテルに向かう。今回のホテルは駅のほぼ前で徒歩200m程。近いのは有難い。

 ホテルに着いてチェックイン。自転車の部屋入れを快諾してもらった。

 部屋に入った。自宅からDoor to Doorで8時間弱といったところか。

 落ち着く前に間髪入れずに輪行解除。10分弱でバイクの組み立てを完了。取り敢えず壊れている所はなさそう。

 バイクの準備を終えて、PCを開いてwifiも問題なく繋がることを確認して近くのコンビニに食料の買い出しに行き、戻って来て風呂に入る。シャワーを浴びてから浴槽に湯を溜めてのんびり浸かる。このホテルは湯量が多いので直ぐに湯が溜められるのはかなり有難い。

 風呂から上がって人心地ついて遅い夕食。空腹であれば何を食べてもおいしい。北海道に来たとは言えまずはブルベ2本を完走するまでは贅沢はせず楽しみは最終日まで取っておく。

 明日は7時スタートなので5:30にアラームをセットしベッドに入る。消灯時刻は22時半過ぎ。

 

 7/16(土)、5時過ぎに目が覚めた。カーテンを開けて外を眺めるとなんと快晴!前日の天気予報では取り敢えず雨マークは消えていたがまさかここまで晴れるとはこれは嬉しい誤算。私的には今日が誕生日、日頃の行いが良いということか。一気に気分が盛り上がって来てウキウキしながらパンを食べつつ身支度をする。

 6時にホテルを出発。

 それにしてもここまで晴れるとは。空気もとても涼しくて流石北海道という爽やかさ。北海道ブルベの当日にこんなに晴れたのはちょっと記憶にない。

 緩々と北見市街を走り始める。スタート地点の北見市自然休養村センターまでは8km程の道程、道はしっかり覚えているのでナビ無しで問題なく行ける。

 後程本番で走る道を遡りながら自然休暇村センターの入口に到着。左折してちょっと登る。

 6時半に到着。今日明日はここがスタート&ゴール地点になる。久し振りの自然休暇村センターだが2019年の北見シリーズに来て以来の3年振りか。と言うより北海道に来ること自体3年振りだった。

 まずは受付をしてブルベカードを受け取る。程なくしてブリーフィングが始まった。参加者はぱっと見20人弱といったところか。

 今日のコースは北見を出発して北上し能取岬で折り返して網走経由で南下し藻琴峠を越えて屈斜路湖を回り美幌峠を越えて再び北見に戻って来る200km。

 標高500mを超える明確な山越えが2つあって獲得標高差が2300mのこのコースは初級山岳コースといったところか。藻琴峠も美幌峠も過去に登ったことがあるがどちらも激坂という印象はない。今日は天気は良さそうなので割と気楽に走れるのではないかと期待している。

 ブリーフィングが終わると装備チェックもなくそのまま流れでスタートになった。ぼちぼちスタンバイする。

スタート/北見市自然休養村センター->通過チェックA/能取岬(57.3km)

 定刻7時前に緩々と走り始める。

 0.5km、道道217号に出て左折方向に進む。

 下り基調で道道217号を進む。後ろから参加者にどんどん抜かれる。皆結構な勢いで小さくなっていくので今日は高速ブルベなのかとつられそうになるが後半の峠越えに備えてあくまで抑えめでマイペースで行く。

 5.5km、川東32交差点を美幌方面に右折して道道122号に乗る。

 美幌までは21km。

 あっという間に郊外に出て真っ直ぐな道を進む。矢印の路肩表示機が北海道にいることを実感させる。

 北見らしく玉葱畑が広がる。いきなり爽やかな北海道の風景に触れて一気にテンションが上がる。この清々しさ、来て良かった!

 微妙なアップダウンがありながらも車も信号もない真っ直ぐな道を進む。脚が気持ち良く回って速度的にはそれ程でもないのにどんどん進んでいる感じがする。

 白樺の林も実に北海道らしい。

 フラットな地平が視界いっぱいに広がる。この開放感は写真では絶対に伝わらない。

 17.6km、線路を渡る。これは前回来た時に北見から網走に行った時に乗った鉄道の線路かな。

 18.3km、国道39号に突き当たって網走・美幌方面に右折。

 19.0km、一瞬国道39号に乗って直ぐに卯原内・二見ヶ岡方面に左折。道道104号に乗る。

 曲がって直ぐに登り基調。網走までは32km。

 勾配2%程度の緩く真っ直ぐな登り坂が延々と続く。これも北海道らしい。

 24.7km、登坂車線が出てきて若干勾配がきつくなる。といっても5%前後といったところか。

 26.2km、ピークを越えて大空町に入った。そのまま下りに入る。

 登りが長ければ下り里も長い。真っすぐな下りをどんどん下っていく。

 30.1km、網走市に入った。

 延々と連なる防風壁も北国の風景の一つ。

 右側に見えるのは網走湖か。

 39.6km、国道238号に突き当たって紋別・常呂方面に左折。

 稚内318km、紋別101km。道路標識に書かれているこの距離感が北海道。

 41.3km、能取岬方面に右折して国道238号を離れる。

 今度は県道76号を進む。

 この一面の畑は何だろう?ジャガイモ?

 湖畔の平坦路を快調に進む。8時半を過ぎて気温は20℃位か。気持ち良くて脚が良く回る。

 左側に広がる能取湖。まるで海の様に見える。

 53.2km、海沿いに出た。真っすぐな海岸線を気持ち良く進む。

 54.2km、トンネルに入った。全長1km超のトンネルは微妙に登り基調だが車は殆どいないので恐怖感はない。

 56.1km、能取岬方面に左折する。

 海に向かって下っていく。青い海と青い空が本当に綺麗。

 灯台が見えた。あそこが通過チェックポイントか。

 57.3km地点の通過チェックAに到着、チェックタイムは9:12。ここはクイズポイントだが答えの場所が見つからずちょっと探してしまったが、何とか見つかって事なきを得た。クイズの答えをブルベカードに記入して最初の関門をクリア。

 辺りの写真を撮りつつ人心地ついてから出発する。

通過チェックA->通過チェックB/ハイランド小清水725(55.3km/112.6km)

 元来た道を戻る。次の目的地は55km先の通過チェックB、いよいよ今日の最高標高地点への登りだが、その前に12km先に休憩ポイントを設定しているので立ち寄っていく。

 58.9km、再び道道76号に出て左折。

 森の中の道を気持ち良く進む。網走までは7km。

 65.8km、二ツ岩傍を通過。

 再び海沿いに出た。前方に見える街は網走か。

 69.1km、網走の街中に入って来て網走港方面に左折。ここを曲がると休憩ポイントはもう目前。

 休憩ポイントが見えた。ホッと一息。

 69.3km地点の休憩ポイントに到着、チェックタイムは9:48。

 ここでは数名の参加者が休憩していた。

 北海道と言えばこれ、ガラナ。北海道のソウルドリンクと書いてある。北海道のコンビニ休憩ではこのガラナとカツゲンと豆パンは外せない。おいおいチェックしていくつもり。15分程の休憩の後出発。

 再び道道1083号に乗って斜里・浜小清水方面に進みつつ網走の街中を抜けていく。この道の駅は前回来た時にブルベ翌日の網走観光で立ち寄ったところなのでよく覚えている。

 網走の街を出て海沿いを進む。はっきりとした向かい風になってちょっと辛い。

 夏だが浜辺には誰もいない。ちょっと寂しい極北の風景。

 77.8km、東藻琴方面に右折して道道102号に乗る。

 79.0km、藻琴湖傍を通過。

 フラットな道道102号を川湯・東藻琴方面にひたすら進む。いつの間にか空には雲が立ち込めて日差しが無くなった。まあ本来の予報ならばこの空模様で、さっきまでの晴天が想定外だったと見るべきか。

 89.6km、再び大空町に入った。

 93.5km、東藻琴の街中に入って来た。弟子屈・川湯温泉方面に進む。

 山に向かって進んでいく。前方には雲が低く垂れこめていて何となく嫌な予感。

 100.4km、芝桜公園傍を通過。少しずつ登り基調になって来た。ここから山頂の通過チェックまでは約12km登ることになる。

 5%前後の真っすぐな登りが続く。後ろから来た2人組に追い抜かれてあっという間に見えなくなった。まだまだ先は長いのでマイペースで行く。

 105.8km、藻琴山登山道入口を通過。半分位は登ったか。

 ひたすら5%前後の真っすぐな登りが続く。勾配に変化がないので休むところがない。とにかく踏み過ぎずにペースを保って淡々と登って行く。

 この辺りは阿寒摩周国立公園なのか。そうこうするうちに霧雨が降り始めた。やはり山の上には雨雲がかかっている様だ。

 109.2km、小清水町に入った。登りはまだまだ続く。山頂まではあと3km。

 標高が上がるにつれて濃い霧が出てきた。何となくヤバい感じだ。

 111.7km、ハイランド小清水への分岐点を右折。山頂まではあと1km。

 雨と霧でいよいよ酷いことになって来た。能取岬までのあの爽やかな北海道がまるで別の日の出来事の様な感じがする。えっちらおっちら登って行く。

 取り敢えず山頂に辿り着いたが、クイズポイントが見つけられずに中で食事中の参加者の一人に教えてもらった。

 112.6km地点の通過チェックBに到着。チェックタイムは12:43。

 クイズポイントを無事に見つけて答えをブルベカードに記入する。

 周りは完全に霧に覆われて何も見えない。と言うより雲の中にいるということか。標高730mだと結構寒いしここにいる必然性は何もないので身体が冷えてしまわないうちにさっさと下山することにする。

通過チェックB->PC1/セイコーマート川湯店(16.5km/129.1km)

 元来た道を戻り下り始める。次の目的地は16.5km先のPC1、殆どが下りなのでさっさと辿り着いてしまいたいところ。

 113.8km、再び道道102号に合流して右折、長い下りに入っていく。

 濃い霧と雨に覆われた道は視界が全く効かずにかなり怖い。寒さで指がかじかんでブレーキを掛けっ放しにするのもちょっと辛い。とにかく標高を下げて雲の中から抜け出したいところだ。

 116.2km、弟子屈町に入った。雲の中から抜けた様で視界が晴れてほっと一息。

 雲の下に摩周湖が辛うじて見える。

 視界が良好になれば真っすぐで車の殆どいない下りはノーブレーキで下ることができる。快調に飛ばしていく。

 125.8km、標茶方面に右折。この辺りで下りはほぼ終了。

 国道391号を進む。山越えを終えて落ち着きを取り戻した。

 127.9km、右折して国道391号を離れる。

 128.2km、左折ポイントを見逃さずに曲がる。

 128.8km、突き当りを右折して川湯温泉街を抜けていく。温泉街と言っても閑散としていて潰れたホテルもあって寂れた感じがじわじわと伝わって来る。

 129.1km、突き当りを右折すればPC1はもう目前。

 PC1が見えた。ホッと一息。

 129.1km地点のPC1に到着、チェックタイムは13:25。

 山頂にいた数人の参加者が追い付いて来てちょっと賑やかになった。

 メロンクリームソーダを飲んでみる。しっかりメロンの味がしてかなり旨い。

 ここでヤクルト1000を見つけてちょっとびっくりしつつつい買ってしまった。関東では一度も見かけたことがなかったのでちょっと嬉しい。図らずもちょっとした誕生日プレゼントになった。ここでは飲まずに持って帰る。15分程の休憩の後出発。

PC1->通過チェックC/道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠(34.4km/163.5km)

 PCを出て川湯温泉街を抜けていく。次の目的地は34.4km先の通過チェックC、今日二つ目の山越えで美幌峠に登る。

 道道52号をひた走る。美幌峠に登る前に、屈斜路湖の南側を半周することになる。

 林の隙間からちょろっと屈斜路湖が見える。

 145.6km、国道243号に突き当たって美幌・和琴方面に右折。

 美幌までは44km、その前に美幌峠を越えていかなければならない。

 向かう先の山にはまたしても雲がかかっていて不穏な感じ。登りではまたしても降られるのか。

 美幌峠までは11km、そろそろ登りが始まる頃か。

 155kmを過ぎて登りが始まった。山頂までは8kmちょっと。

 5%前後の登りをじわじわと登って行く。早くも雨が落ちてきた。

 藻琴山の登りは真っすぐで一定勾配だったが、美幌峠は適度に曲がりくねっていて勾配に変化があるのでこちらの方が登り易い。美幌峠は過去に何度か登っているので何となく素性は掴めている。

 本格的に雨が落ちてきた。でもまあ土砂降りという程ではないのでそのまま走り続ける。

 161.3km、山頂が近くなってきてやはり霧が出てきた。藻琴山と同じ状況か。

 山頂まであと2km、じわじわと登って行く。

 山頂まであと1km、いよいよ雲の中に入って視界が悪くなって来た。

 下界を見下ろすが今登ってきた道すら見えない。

 霧の中から道の駅の看板が現れた。何とか登り切った。

 163.5km地点の通過チェックCに到着、チェックタイムは15:22。

 クイズの答えは直ぐにわかったので速攻でブルベカードに記入する。自販機でジュースを買って一息つく。

 美幌峠は何度か来たことがあるがこの有様は2014年に台風でキャンセルになった北海道1200と同じ感じだ。何も見えないので10分程休憩して出発する。

通過チェックC->ゴール/北見市自然休養村センター(47.1km/210.6km)

 さて後はゴールを目指すのみ、ゴールまでは47kmだが先ずは美幌峠から安全に下りなければならない。再び国道243号に乗って美幌方面に左折。

 先ずは雲を出るまで慎重に下っていく。

 程なく雲を出て視界が晴れた。真っすぐな下りをノーブレーキで快調に下っていく。

 173.0km、下りがほぼ終わって白樺並木に代わった。今度は強い南風で追い風基調で快調に進む。終盤でこの追い風は非常に美味しい。

 午前中の青空はないがそれでも雨が止んで北海道らしい風景はまだ楽しめる。

 真っすぐな白樺並木の国道243号を快調に進む。2つの山越えも余力を残してこなしたので追い風に乗って脚を存分に回す。

 北見までは36km、ゴールまでは30kmを切った。どんどん距離を消化していく。

 188.9km、美幌町の街中に入って来た。

 189.3km、久し振りに信号に引っ掛かった。この前に信号待ちで止まったのは確か川湯温泉の入口辺りだったから60km位信号で止まらなかったことになる。流石北海道。

 北見まで23km、ゴールまでは20kmを切った。

 191.0km、網走川を渡りつつ美幌の街を出ていく。

 191.5km、道道122号に突き当たって北見・端野方面に左折。

 道道122号を南西に進む。風が再び向かい風になってペースががっくり落ちるがもうゴールまで距離は無いので無闇に風に逆らわずぼちぼち進む。

 道端の玉葱畑を見ていると北見に戻って来たという気がする。

 198.4km、北見方面に道なり右に進む。進路が西向きになり向かい風の影響が少なくなって楽になった。

 2014年の北海道1200の時に弟子屈から北見に戻る途中でこの辺りでパンクして修理した憶えがある。

 もう少しでゴールしてしまうのか。何となく名残惜しい感じ。

 204kmを過ぎてぼちぼち登り基調になって来た。ゴール直前の美幌トンネルへの登りが始まる。

 勾配はせいぜい3%位なので大したことは無い。最後のおまけ的な登りを楽しんで登る。

 208.5km、美幌トンネルに到達。

 トンネルを抜けると北見市に入った。ゴール入口に向かって一気に下っていく。

 210.3km、下りを終えて左折してゴールへの最終アプローチ。

 ゴールまでの最後の坂をえっちらおっちら登って行く。

 黒猫のゴール出迎えを受ける。

 無事ゴール。

 ゴール受付ではゴール時間確定用のレジスタが置いてあった。早速ボタンを押してレシートが印字されゴール時間は17:13、完走時間は10時間13分となった。

 ブルベカードに必要事項を全て記入して提出しこれでゴール手続きは完了。AJ北海道の長瀬代表を始めスタッフの皆さんに今日も大変お世話になりました。明日も引き続きよろしくお願いします。

ゴール後

 そそくさと自然休養村センターから退出して帰途に就く。北見市街までは下り基調なので楽ちん。

 あっという間に常呂川まで戻って来た。市街も見える。

 17:44にホテルに帰着。

 部屋に戻って電装品の充電をセットしてナビのデータを明日のコース用に入れ替えて風呂に入る。シャワーで汚れを洗い流した後に湯船に湯を溜めてゆっくり浸かる。ふー、極楽極楽。風呂から上がってさっぱりしてからコンビニに買い出しに行く。

 今日は誕生日だから缶ビールの1本位良いかなと思ったけれど明日も走るのでぐっと我慢。全ては明日走り終えてから。取り敢えずガラナで仮に乾杯しておく。ついでに昼に買ったヤクルト1000も飲んでみる。果たして今日はぐっすり眠れるかな?

 食事を終えてまったりしていてふと窓の外を見たら遠くで花火が上がっているのが見えた。どうやら花火大会をやっているらしい。自宅の近所でも夏になると毎週末花火大会をやっているので私的にはそれ程珍しくもなく観もしないのだが、旅行中ということで取り敢えずしばらく眺めてみる。

 PCでインターネットを眺めてみたらぼちぼち眠くなったので、明日も起床時間5:30にアラームをセットしてベッドに入る。消灯時間は22時過ぎ。