2022BRM1105いわき200

 11月もぼちぼち中旬で穏やかな晴天が続き・・・などと穏便な前振りを書きたいところだが、この国の政治がどうしようもなくおかしなことになっていて頭に来ることばかりだ。嘘を吐きまくった山際は辞任に追い込まれたかと思いきや直ぐに党の要職に就いたり二審で有罪になった杉田が性懲りもなく上告しつつまだ政務官をやっているし寺田は政治資金不正がどんどん出てきているのに辞めないし挙句に葉梨がとんでもない暴言妄言を吐いてもまだ更迭検討だしそしてその影響で岸田は首相としての最重要職務である外交日程を遅らせたりと、一体この国の首相は何をやっているのかという話だ。こんなどうしようもない奴等がろくに仕事もせずに騒動を起こしている裏では秘かに増税論議がどんどん進んで低賃金物価高に更に追い打ちがかけられようとしている。単刀直入に言うが、この状況でまだ自民党を支持する奴等は大馬鹿野郎だ。この国の破壊に加担しているという自覚を持ちやがれ。私は馬鹿が本当に嫌いだ。これからコロナ第8波が本格的に襲来して年末にかけて社会は更に荒れて疲弊していく。私的にはひたすら自己防衛マイペースで人混みには行かずに淡々と気楽に日々暮らすのみ。

 そんなわけで先週末のBRM1105いわき200(二関めぐり)の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 11/4(金)、有給取得で休日だったので午前中は遠征の準備をしながらのんびりと過ごし15時過ぎに車で自宅を出発する。自宅から福島県いわき市のスタート地点までは車で240km位、私的には当日朝移動はちょっと辛いので前泊付きの遠征とした。関越に乗る前に渋滞に嵌まり外環から常磐道に乗った辺りまで混雑に嵌まって思った以上に時間がかかりそうだ。常磐道に乗ってちょっと走ったらいきなり真っ黒い雲に覆われて雨が降って来た。その途端、ナビがおかしくなって自社位置を見失い茨城にいるはずがさいたま市をぐるぐると回っている。こんなことはこの車に乗り始めて初めてだ。ナビがないと目的地に辿り着けないのでこのままでは困るので取り敢えずパーキングエリアに緊急停車してナビの電源を入れ直したら無事に自社位置を把握し直したので一安心、気を取り直してリスタート。

 到着直前のコンビニで買い出しをして19時半に今日の宿且つ明日のスタート&ゴール地点のいわき新舞子ハイツに到着。結局家から4時間かかってしまった。気温は恐らく一桁で上は半袖Tシャツ1枚だけだとちょっと寒い。上着は持って来ていないし、明日は半袖ジャージにレーパンが基本で一応アームウォーマーとニーウォーマと指付きグローブと携帯用のウインドブレーカーを持って来ているがちょっと心配になって来た。

 ホテルの前にはサイクルステーションがある。なかなか立派な設備だ。

 早速チェックイン。ロビーにある売店にはサイクルジャージも売っている。かなり自転車に力が入っている感じ。

 部屋は和室。なかなかに広くて落ち着く。まずは温泉に向かう。

 大浴場の広い湯船にのんびりと浸かる。長時間の車の運転はそこそこ疲れるので前日に温泉に入れるのは有難い。

 温泉から上がって心身共に癒されて部屋に戻る。風呂上がりの麦茶はやはり最高だな。今日は昼につけ麺をがっつり食べたので夕食は無して菓子類をちょっと食べつつ持参したPCでネットを徘徊しつつぼちぼち眠気がやって来たので寝に入る。何せスタート地点に泊まっているので移動の時間を全く考慮する必要がないのは有難い。明日は7時スタートなので6時まで寝ていられる。アラームを6時にセットして22時過ぎに消灯。

 

 11/5(土)、5時に起床。睡眠時間は充分ですんなりと布団から起き上がる。

 窓の外を見ると雲は多めだが天気は良さそう。天気予報は変わらず今日は終日降水確率0%、雨装備は一切持って来ていないのでそうでないと困る。微妙に寒い気がしたので取り敢えずアームウォーマーとニーウォーマーを着ける。昨日買っておいたパンを食べて部屋を出る。

 ホテルをチェックアウトして外に出てみると既に多くの参加者で賑わってる。一旦車に戻って荷物を置いてバイクを降ろす。外は寒いかと思ったがそれ程でもなかったのでアームウォーマーとニーウォーマーを外して半袖ジャージとレーパンで再びホテル前に戻る。

 受付はサイクルステーションの中。

 早速受付を済ませてブルベカードを受け取る。

 事前にエントリーリストを見て100人近いエントリーがあることは確認していたが実際にそれ位の賑わいだ。数人の知り合いに遭遇し会話を交わす。

 6時半過ぎにブリーフィングが始まった。新しい団体の記念すべき最初のブルベということで参加者から拍手が沸いた。

 今日のコースはいわきをスタートして海沿いを進み勿来の関から西に向かって進み白河の関で折り返して古殿を経由して再びいわきに戻って来る200km。

 前半に国道289号を標高750m近くまで登る長いヒルクライムがあってそこそこのアップダウンがある初級山岳コースといった感じか。オフィシャルの案内ページでは獲得標高は1900mとなっているがもう少しありそうな見た目だ。途中我がオダ埼清水班のアタック二本松でも通るルートがあるが大半が初めて走るコースなのでかなり楽しみだ。

 ARいわき代表の加藤さんの挨拶。お元気そうで何より。ブリーフィングが終わって挨拶がてらちょっと話をさせていただいたが、まるで普通に見えた。サイクリング中の落車で脊髄損傷という大怪我をされて当初は四肢が動かせないという状態だったものの長い入院生活とその後のリハビリを続けてこられたが日常生活に支障がないところまで回復されたというのは本当に良かった。自転車に乗るのはまだ難しいとのことだがこの先加藤さんが再び自転車に乗っている姿を見るのを楽しみに待ちたいところ。

 6:45、装備チェックが始まって参加者が順次スタートしていく。

 さて私もスタートしようかと装備チェックの列に並んだら、クロサワさんがスタッフの手伝いでチェックしていた。ARいわきのブルベなのにクロサワさんのサインをもらうというのも変な感じ。

 装備チェックを無事終えてさてスタートしようかと思っていたらスタッフさんからまんじゅうをいただいた。補給食としてフロントバッグに収納する。

スタート/いわき新舞子ハイツ->通過チェック1/勿来の関(33.6km)

 7時前に緩々と走り始める。

 0.2km、新舞子ハイツの敷地を出て県道382号に突き当たって右折。

 いきなり海沿いに出た。東の空の朝日が雲に隠されて光線が雲の切れ目から漏れているのがなかなかに神秘的。

 スタート直後は海沿いを進む。風もなく寒さも殆ど感じない。恐らく今日一番気温の低い今でこの感じならば半袖ジャージにレーパンで指切りグローブでも全く問題ないだろう。

 県道382号は車もなく路面も綺麗で非常に走り易い。自転車レーンも綺麗に整備されている。

 朝のこの風景を眺められただけでも今日走って良かったと思ってしまう。

 3.5km、塩屋崎灯台の傍を通過。

 5.8km、ぼさっと前走者の背中を見ながら走っていたら前走者のミスコースに付いて行ってしまった。間違えて復路に乗ってしまったことに直ぐに気が付いて慌てて戻る。

 7.9km、県道15号に乗って直進方向に進む。まだスタート直後なので信号待ちだと集団が大きくなる。交差点を越えるとちょっとした登りになった。

 12.3km、ちょっと登って突き当りを小名浜港方面に左折。再び海沿いに向かって下る。

 小名浜港を通過。

 遠洋漁業の漁船だろうか。かなりの重装備でなかなか迫力のある船だ。

 港傍の道は片側3車線で路肩も広く。車は多いがストレスは全くない。

 16.2km、大剣・藤原埠頭方面に右折。

 16.5km、大剣・藤原ふ頭方面に左折。

 18.1km、国道6号・いわきサンマリーナ方面に右折。

 18.4km、左折して県道239号に合流。曲がって直ぐに登りが始まる。

 登りは結構長い。5%程の真っすぐな坂を登って行く。

 22.5km、街に向かって下っていく。正面に見えるプラントは発電所か。

 24.6km、国道6号を横切る。10人を超える大集団になってしまった。ちょっと多過ぎなのでタイミングを見てエスケープを図ることにする。

 25.0km、市街市方面に左折して県道20号に乗る。

 26.0km、鮫川を渡る。

 橋を渡り終えてタイミングを見計らって集団からエスケープする。

 29.7km、勿来駅前を通過。県道56号は街中の道で道幅も狭く車通りはそこそこあるが普通に流れているのでそれ程走り難くはない。

 再び海沿いにでた。この辺りは勿来海岸になるのか。

 31.8km、分岐を右折して海沿いから離れる。

 曲がった途端に登り開始。5%を超える登り坂をえっちらおっちら登って行く。

 1.5km程登って勾配が緩んだ。通過チェックはもう目前。

 33.6km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは8:18。ここはフォトチェックなので順番を待って通過証明の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック1->PC1/ファミリーマートファミリーマート いわき勿来窪田店(4.1km/37.7km)

 次の目的地は4km先のPC1。山道を下っていく。

 35.1km、下りが終わって左折。

 35.6km、白河・棚倉方面に左折して国道289号に乗る。勿来の街中を抜けていく。

 PCが見えた。通過チェックからはあっという間だった。

 37.7km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:33。

 スタートから距離が短いので多数の参加者で賑わっている。今回はオーバーホールしたてのチタンバイクで走っているが取り敢えず今のところは特段の異常もなさそうなので一安心。空腹感は無いのでピルクル1本飲んで15分程の休憩の後出発。

PC1->通過チェック2/白河の関(69.9km/107.6kmkm)

 PCを出て、県道10号を日立・棚倉方面に進む。次の目的地は70km先の通過チェック2。区間距離はちょっと長めだが一気に行く予定。この区間で今日の最高標高地点となる山越えがある。

 38.2km、左折して勿来の街中を抜けて行く。

 39.7km、常磐道の高架をくぐる。

 41.5km、小さな橋を渡って直ぐに右折。住宅街の中を抜けて行く。

 41.8km、左側道に入って登って行く。

 42.0km、側道から国道289号に合流し左折方向に進む。

 曲がった途端に登りが始まった。ここからが今日のメインのヒルクライム開始だろうか。

 序盤から5%越えの坂が出てきて登坂車線もあってちょっと面食らう。この調子で標高750mまで登るとすればかなりハードなコースだな。

 勾配が一定で休むところがないし直線基調なので視覚的にもなかなかにキツイ。先は長いので頑張らずにちんたら登って行く。

 43.3km、四時ダムの入口を通過。登坂車線はまだ続く。

 43.6km、トンネルに差しかかって勾配が一旦緩む。

 再び真っすぐな登りをこなしていく。

 この辺りは勿来県立自然公園なのか。

 48.6km、辺栗トンネルを通過。

 気温は8℃、登りで身体が温まっているので全然寒く感じない。登りのペースを掴んで良い感じで登れている。脚はそこそこ回るし長い登りが楽しいと思えているので体調はまずまず良い。

 道路標識に白河の文字が出てきた。

 標高が上がって来るにつれて紅葉がはっきりわかるようになって来た。

 54.0km、根室トンネルを通過。

 トンネルを出て直ぐに再び登坂車線。勾配が7%位まであがってきつくなる。

 それにしてもこの道は直線基調だね。九十九折的な所が全然出てこない。

 56.0km、登坂車線が終わって荷路夫トンネルを通過。

 57.0km、高架橋を通過。紅葉の山を見渡せるなかなかの絶景。

 まだまだ真っすぐな登り。長いね。

 58.1km、朝日トンネルに到達。この標高で長さ1175mはかなり長い。もしかしたらこれがピークなのか?

 60.2km、トンネルを抜けてもちょっと登ったら山頂に到達。18kmに及ぶヒルクライムがようやく終了。そのまま下りに入っていく。

 山頂付近は紅葉がかなり進んでいる。

 61.8km、ちょっと登り返して鮫川村に入った。再び下り始める。

 長い坂道を快調に下っていく。車もいないし信号もないのでひたすら下りっ放し。

 65.6km、国道349号との分岐を通過。矢祭とか古殿といった地名は私的には我がオダ埼清水班の600kmブルベのアタック二本松で馴染み深い。

 緩く長い下りが続く。下りは急勾配でブレーキをかけながら緊張して短時間で下るより、緩い勾配でノーブレーキで長い時間のんびり下り続ける方が遥かに楽しい。この下りはそういうくだりだ。

 下りになって若干路面が荒れてきたが、今日のバイクには新しくサスペンションステム&シートポストを付けているのでその効果がいかんなく発揮されて相当快適に進んでいく。やはり今回のバイクのアップデートは正解だったと嬉しくなる。

 73.4km、白河方面に道なり左折、下りはまだまだ続く。

 74.9km、棚倉・塙方面に直進。アタック二本松は古殿方面からやって来てこの交差点を右折していく。ここから先はアタック二本松の復路と同じルートを走ることになる。ここで一旦下りが終わって登りになる。

 この登りはアタック二本松で何度も走っているので良く憶えている。ちょっと登ってこの後は急勾配の曲がりくねった下りになる。

 80.9km、急勾配の下りを終えて白河・棚倉方面に右折、国道289号をトレースしていく。ここでアタック二本松のコースから離れる。

 微妙な登り基調で国道289号を進む。空から雲がほとんど消えて日差しが出てきた。日が出てくると一気に体感温度が上がる。やはり半袖ジャージとレーパンで正解だった。

 86.6km、白河・石川方面に直進。ここから国道289号と国道118号の重複区間となる。

 118号と289号の国道重複区間に入って車通りが一気に増えた。道が狭く大型車に頻繁に抜かれるのでちょっと神経を使わされる。

 90.9km、黒磯方面に左折して国道289号を離脱。

 県道60号に入って車通りが減ってホッと一息。

 92.3km、白河・表郷方面に右折して県道60号を離脱。

 気持ちの良い農村部の道をぼちぼち進む。最高のサイクリングコンディション。

 95.8km、ちょこっと登って白河市に入った。

 96.8km、再び国道289号に突き当たって左折方向に進む。

 国道289号に乗って再び車の量が増えた。白河までは13km。

 100.6km、旗宿方面に左折して国道289号から県道280号に乗り換え。ここから白河の関まではアタック二本松の往路のルートの遡りとなる。

 県道280号に入って車がいなくなり再び落ち着きを取り戻した。この道はアタック二本松で何度も走っているのだが逆走なので風景が全然違うように感じられて新しい道を走る様に新鮮。あとアタック二本松では下り基調だが今回は登り基調だというのも作用している。

 103.1km、何やら甘く美味しそうな匂いが漂ってきたかと思ったら製菓工場の前を通過。こんなところにこういうものがあったなんてアタック二本松の時には全然気付いていなかった。

 ぼちぼち登り基調がはっきりして来た。車通りのない落ち着いた道をのんびりと走る。

 106.4km、県道76号に合流して左折。後程白河の関で折り返してここを右折方向に下っていくことになる。

 県道76号に乗ると白河の関までは一本道であと1kmちょっと。ぼちぼち登って行く。前から折り返してきた参加者達と挨拶しながらすれ違っていく。

 白河の関の入口に到着。ホッと一息。

 107.6km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは12:01。ここはフォトチェックなので証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック2->PC2/セブンイレブン白河関辺店(8.2km/115.8km)

 白河の関を出て今来た道を下っていく。次の目的地は8.2km先のPC2。

 これから白河の関に向かう参加者とすれ違いながら進む。

 108.9km、さっき合流した県道280号を見ながら道なり左に下っていく。

 この道はオダ埼清水班のアタック磐梯山の往路で走る道なので良く憶えている。白河までは10kmだが今日は白河には行かない。

 112.1km、県道388号を横切って下りから登りに転じる。

 この真っ直ぐな坂は勾配はせいぜい5%位なのだがここを通る度にいつもきつい思いをしている気がする。今日はそれ程でもない。それは多分今日はあと90kmで終わりだからだろう。

 114.8km、水戸・棚倉方面に右折して再び国道289号に乗る。アタック磐梯山はここを直進。

 白河が今日のコースの最西端でこれからゴールまでひたすら東に進むことになる。PCはもう直ぐ。

 PCが見えた。通過チェックからはあっという間だった。

 115.8km地点のPC2に到着、チェックタイムは12:28。

 ここも参加者で賑わっている。トイレに行こうかと思ったが列ができていて、それ程切羽詰まった状態ではないので次のPCまで我慢することにする。さっきの製菓工場の良い匂いに刺激されて甘いものが食べたくなったのでシュークリームを食べつつ15分程の休憩の後出発。

PC2->PC3/セブンイレブンいわき遠野店(57.2km/173.0km)

 PCを出て再び国道289号を東に向かって走り始める。次の目的地は57.2km先のPC3。

 真っ直ぐな国道289号をひた走る。往路程の車の量はないのでストレスはない。

 120.5km、浅川方面に左折して国道289号から県道277号に乗り換え。

 県道277号に乗って車がいなくなり再び落ち着きを取り戻した。

 青空と雲と広がる農地の風景が開放感があって和む。

 128.8km、県道44号を横切って浅川方面に進む。さっきから何となく見覚えのある道だなと思っていたらこの道はアタック二本松の往路で走る道だった。ここもそうだったか。

 平坦で車も信号も殆どない県道277号はアタック二本松でもとても走り易い区間だという印象が残っているが今日もその印象通りで気分良く進んでいく。

 130.1km、浅川町に入った。

 131.6km、再び棚倉町に入る。

 132.6km、改めて浅川町に入り直す。

 133.5km、水郡線の踏切を渡って浅川の街中に入っていく。

 133.8km、分岐を右折。アタック二本松は直進なのでコースのトレースはここまで。

 134.2km、分岐を左折して浅川の街中を抜けていく。

 134.5km、国道118号を横切り県道71号に乗って鮫川方面に向かう。

 県道71号も車が少なく走り易い道が続く。

 136kmを過ぎて登りになった。5%前後の坂をぼちぼち登って行く。この辺りの山も良い感じに紅葉している。

 136.5km、鮫川村に入った。登りはまだ続く。

 この登りは結構長い。一定勾配でずっと先まで続いている様に見える。

 登るにつれて更に勾配がきつくなって来た。これが後半の山越え区間か。

 138.6km、分岐を古殿・石川方面に左折方向に進んで県道274号に乗り換え。登りはまだまだ続く。

 この登りも割と直線基調で視覚的にきつく見える。ペースを保ってえっちらおっちら登って行く。

 140.0km、ようやくピークに到達。そのまま下りに入る。

 142.1km、ちょっと下って分岐を古殿町方面に右折して県道275号に乗る。

 曲がった途端に再び登り。ちょっと登ったら直ぐに下りになった。

 長い下りを快調に進む。

 144.9km、急勾配の下りを終えて国道349号に突き当り石川・古殿方面に左折。下り基調はまだ続く。

 146.5km、いわき・小野方面に右折して国道349号をトレースしていく。ここから再びアタック二本松の復路で通る道になる。

 道路標識にいわきの文字が。アタック二本松を走っている時はいわきの場所なんて気にしていなかったが、今回この辺りの場所といわきの位置関係を把握することができた。

 148.0km、道の駅ふるどのを通過。アタック二本松で見慣れた場所。

 148.4km、ここはアタック二本松のチェックポイントでここで折り返すが今日はそのまま素通りして更に先に進んで行く。

 150.5km、古殿の街中を通過。

 151.3km、ここまでは国道349号と県道14号の重複区間だったがここから先は県道14号単独となりいわき・湯本方面に直進。

 微妙な下り基調で県道14号を快調に進んで行く。車も少なくてかなり走り易い。

 鮫川沿いの県道14号は交差点や信号が殆どなく枝道もないのでそこそこの巡航速度をキープしてずっと走り続けられる。どんどん距離を消化していく。この道はかなり走り易い。

 午後の日差しが柔らかく山を照らして秋の清々しい空気の中を走るのは最高のサイクリングコンディション。この道はずっと走り続けていたくなる程に楽しい。

 165.6km、橋を渡る。路面も橋の欄干もまだ真新しいので開通で間もない感じ。

 橋を渡った直後のトンネルも新しい。

 169.1km、微妙なアップダウンとトンネルが繰り返し出てくる。勾配は大したことは無いので平地感覚で通過していく。

 171.7km、県道20号を横切る。山道を抜けた様でどうやら県道14号の階層区間は終わったか。PCはもう目前。

 PCが見えた。ホッと一息。

 173.0km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:57。

 ここに到着時には参加者の姿はなかった。ここまで来るとかなりばらけるか。トイレを無事に済ませて、ちょっと汗を掻いて塩が抜けていると思われるのでカリカリ梅を一袋一気に食べる。15分程の休憩の後出発。

PC3->ゴール/いわき新舞子ハイツ(30.4km/203.4km)

 再び県道14号に乗って西に向かって走り始める。あとはゴールを目指すのみ。ゴールまでは30.4kmなので、この道の感じならば17時前にはゴールできるのではないだろうか。

 PCを出て直ぐに登り基調になった。2%位の緩く真っ直ぐな坂道をぼちぼち登って行く。

 178.6km、一旦下ってまた登る。アップダウンをこなしつつ湯本方面に直進。

 180.8km、藤原方面に右折して県道14号を離れる。

 182.0km、国道6号方面に右折して再び県道14号に乗る。

 県道14号は徐々に車が増えてきたが2車線になったのでそれ程ストレスはない。

 真っ直ぐなアップダウンが続く。勢いつけて下ってアウターで踏んで行けば越えられる程度の坂なのでペースはそこそこ維持できる。

 187.2km、県道20号を横切り県道66号に乗って日立・小名浜方面に進む。ちょっと市街地っぽくなってきて車がぐっと増えた。でも関東都市部の市街地に比べれば全然大したことは無い。

 189.7km、国道6号を横切って小名浜港方面に進む。

 国道6号を越えたら市街地を抜けた様に山に向かって登りになった。小名浜港までは6km。

 トンネルを抜けて微妙なアップダウンをこなしながら進んで行く。

 192.4km、下りながら豊間方面に左折して県道66号を離れる。ゴールまであと10km。

 山の中の枝道に入って登り基調で進んで行く。車がいなくなったので落ち着きを取り戻した。

 西日が背後から差して自分の影が長く伸びる。疲労感は薄くまだまだ脚は良く回るので順調そのもの。

 195.7km、県道46号に突き当たって右折し下っていく。

 196.7km、四倉・豊間・塩屋崎灯台方面に左折して県道15号に乗る。

 山間部を抜けて県道15号は平坦になった。ゴールまでもう6km位なのでもうこのまますんなりと終わりかな。

 と思ったら、199kmから登りになった。今度こそ最後かとガシガシ踏んで登って行く。

 199.8km、トンネルを通過。もう流石にこれで登りは終わりだろう。

 201.1km、下りを終えて再び平坦。もうこのままゴールまで何もないはず。今日も無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。

 202.1km、昨日新舞子ハイツに行く前に立ち寄ったコンビニを通過。ゴールまではあと1km。

 202.9km、四倉・新舞子方面に右折すればもうゴールは目前。

 新舞子ハイツが見えた。ゴールは目前。

 無事ゴール。サイクルステーション内のゴール受付に向かう。

 ゴール受付にてレシート及び写真チェックを無事にパスして手続き完了。ゴールタイムは16:16、完走時間は9時間16分だった。ARいわきのスタッフの皆さん、初仕事お疲れさまです!そして今日一日楽しませていただきありがとうございました!

ゴール後

 ゴール後のおもてなしも充実。プチトマトにこんなに種類があるとは全然知らなかった。どれもおいしい。福島銘菓のままどおるもある。遠慮なくいただく。

 先着していたタケさんやワタナベさん達としばし談笑。コロナ禍の谷間ではあるけれどゴール後の歓談タイムが再び持てるようになってきたのは本当に喜ばしい。

 ひとしきり歓談の後、これから埼玉まで帰らなければならないのでそそくさとその場を後にする。

 オーバーホールの突貫工事でハンドルが微妙に曲がっていたことを除けば問題なく走り切った我がバイク。新しく導入したサスペンションステム&シートポストの具合は上々だ。ちょっと柔らか過ぎる気がしなくもないが、路面からの突き上げは確実に吸収されているのでもっと長距離を乗った時の身体のダメージはかなり軽減されるだろうと期待が膨らむ。

 駐車場に戻ってバイクを車に積み込み、ウェアを着替えて人心地。温泉に入って帰ることもできるが地元に帰って行きつけのラーメン屋に行きたいのでそのまま帰途に就く。ラーメン屋は21時までだが間に合うか?

 17時前に新舞子ハイツを出発する。明るいうちに帰り始められてよかった。

 常磐道は土浦辺りから混み始めて三郷で外環に乗り換えるまで渋滞に嵌まったもののそこからは割とスムーズに進んで20時前には地元に帰って来た。ラーメン屋には間に合ったが想定外の駐車場満車でしばし待つ。

 

 ブルベ完走後のお約束的つけ麺に無事にありつけた。これ一食で肉も野菜も炭水化物も塩も脂も一気に大量に補給できるのでブルベ後の食事としては非常に便利だ。

 満腹になって再び家に向かい21時前に無事帰宅、これにて今回の遠征ブルベは終了した。

 

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 ARいわきさんの発足最初の記念すべきブルベは天候に恵まれて最高のサイクリングコンディションの下で走ることができた。コースはいわき市街から離れた新舞子を発着とすることで行程中は市街地走行らしき区間は殆どなく、関東首都圏近郊発着のブルベをさんざん走って来た人間にとっては全工程ストレスを殆ど感じることの無い物凄く走り易いコースだったという好印象しか残っていない。しっかりとヒルクライムが堪能できる高い山越えは前半に配置され後半は平坦基調というブルベ初心者にも取っ付きやすいメリハリのついたレイアウトになっていて場面の変化を楽しめるし、私的には後半の古殿からPC3までの県道14号の走り易さは文句なしに楽しかった。私的に今まで走って来た200kmブルベのコースの中で確実にベスト3に入る走り易いコースだったと思う。結果として出走した88名全員が時間内完走をしているということもそれを証明していると思う。こういうコースは北海道以外ではなかなか実現は難しいと思っていたが、関東からそれ程遠くなく飛行機輪行でなくても行ける距離で同じ様なレベルのコースが作れるというのは新たな発見だったと思う。私的にはいわきは当日スタート前移動するには厳しい位置だが北海道遠征を比較対象にすれば車移動で自転車搬送が楽だし宿泊交通費をかけても走りに行こうと思えるコースだったと思う。この位の走り易さで300~600kmのコースが作れるのであれば新舞子ハイツをベースにした200~600km通し開催のパラダイスウィーク的なイベントを作ることも可能なのではないかと思う。

 ARいわきさんの今後の発展にエールを送りつつ、再び新舞子ハイツを訪れる機会が来ることを楽しみに待ちたいと思う。

 

 さて、次のブルベはオダ埼妻神班のBRM1113埼玉200アタック霞ヶ浦。ちょっと天気が心配だが、久し振りのド平坦なコースを楽しんで走りたいと思う。