2023BRM224近畿600/Report 4:ゴール翌日

 2/26(日)、5時過ぎに目が覚めた。まだ何となく眠い気はするが二度寝できそうにないのでベッドの上でPCを開いてインターネットを眺めながらうだうだと過ごす。そのうち6時になったのでベッドから起き上がって荷物をまとめて帰り支度をする。下半身を中心に全身に疲労感があるが、予想していたほど酷くはなかったので一安心。これから空港まで自走するのは問題なさそうだ。

 6時半前にホテルをチェックアウトして外に出た。相変わらず真っ暗で風が強いが昨日程ではない。自転車に跨り緩々と空港に向かって走り始める。

 空港までは5kmちょっとの道程。

 ホテル傍の歓楽街の通りは酔っ払いや客引きやタクシーが路上を無秩序に行き来しているのでぶつからない様にこそこそと縫うように通り抜けていく。

 国際通りに出て緊張が解けて、改めて空港に向かって走り出す。

 明治橋の交差点で信号待ちをしていたら横にロードバイクに乗った青年が走って来た。朝焼けの空にロードバイクのシルエットと赤いテールランプが何となく絵になっている。

 空港からホテルまでとホテルから空港までは違うルート。復路の方が若干遠い。国道331号の垣花交差点から先の緩やかな登りが、今日は昨日の疲れがあってかなりきつい坂に思える。えっちらおっちら登って行く。

 国道331号を右折して那覇空港への最終アプローチ。

 空がいい感じに明けてきた。ブルベ翌日が良い天気になるというのは一体どういう法則なのだろうか。

 出発ロビーへの左折ポイントを過ぎて到着ロビー入口を左折する。

 空港の敷地に入って来た。これで今回の沖縄走行も無事に終了。

 朝の空港は人も少なく静か。早速バイクパッキング開始。

 15分程でパッキング完了。回数をこなしてきてパッキングのそこそこ上手くなってきたかな。

 チェックインカウンターは空いていて直ぐに手続きができた。那覇空港はチェックインの後すぐ隣のX線検査機まで自分で輪行袋を持って行ってそこで預け入れが完了する。

 保安検査場の入口がそこそこ混んでいて”8:00のフライトの保安検査が間もなく締め切られるから急げ!”とのアナウンスにあおられて急いで通過する。搭乗口まで走って行ったら既に搭乗開始されていた。まあ無駄なく行動できたということで良しとする。

 8:00発の羽田往きは満席。

 AirPodsのノイズキャンセリング機能がかなり強力なので何も聴かずにただ耳に装着するだけで耳栓になる。でも機内アナウンスはピックアップして聞こえるのでなかなかの優れモノだ。これを付けてしばし寝る。

 定刻通り10時過ぎに羽田着。寝ていたのであっという間だった。IFEに流れるANA歴史解説的動画がなかなか面白くて、乗客が粗方掃けてしまうまで観ながら待つ。

 東京は好天。沖縄に近い位の気温で結構暖かい。

 手荷物返却エリアは大混雑。これは輪行袋は直ぐには出てきそうにないなと思ったらあっという間に出てきて驚いた。最近羽田は輪行袋が直ぐに出て来るので有難い。

 荷物を担いで人混みをかき分けながら到着ロビーを進む。歩いていると旅行モードからあっという間に現実に引き戻されてしまった。残念ながらタイミングの合うリムジンバスがないので鉄道移動を選択。

 京急は空いていたので座れて助かった。鉄道輪行は思いの外疲れる。

 山手線も先頭車両はガラガラで輪行袋も問題なく置けた。

 西武池袋線はちょっと混んでいたが何とか最寄り駅まで戻って来た。駅で輪行解除して自走で自宅に向かう。

 12:30に帰宅。これにて今回の沖縄遠征は無事終了した。

 

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 今回の近畿600那覇のコースは過去に何度か走った東京600とことん沖縄で大半は走ったことがある道ばかりだったので同じ様な感じかなと思い込んで走ったのだが、1日目はそこそこ同じ様な感じだったのだが2日目は予想が大きく外れてかなりハードな内容になってしまった。私的には今まで走ったことのなかったPC4とPC6のそれぞれの区間の激坂がこのブルベの核心部分だったと言い切ってしまって良いと思う。道的には東京600との差は全行程の中のほんの一部の区間だけなのだが、この違いがこれまで私が抱いていた沖縄ブルベの印象を大きく変えてしまった。2日目は北風がかなり強くて前半は向かい風でかなり苦しめられたということもあるが、仮眠時間が予定より2時間短くてもゴールは20時を過ぎるというかなり追い込まれた感覚がある結果になった。最終的には完走できたから良かったが、あんなにキツイ激坂が入っているのが事前に分かっていたらこのブルベにはエントリーしていなかったのではないだろうか。でもまああの坂をノンストップで登り切ったことで完走の達成感が高いものになったというのもまた事実ではある。

 総括的に見ると今回のコースはほぼ沖縄全土をカバーしていて沖縄全体を見て走ることができるし、私的には東京600では行ったことのなかったガフーバンタや残波岬や備瀬岬等に行けたのは良かった。

 冬の季節の沖縄ブルベは基調なのでこの先も何度かエントリーすることになると思うので、今回のハードな近畿600を走り切れたので次にまた東京600にエントリーする時はもっと気楽になれるという意味で今回良い経験ができた。

 

 次のブルベはAJ群馬さんのBRM304群馬200、沖縄とは打って変わって平坦基調のブルベだが次回詳報の予定。