2023BRM422埼玉600/Day 2:須賀川->ゴール・入間(250.3km/603.7km)

[目次]

仮眠ホテル/サンルート須賀川->通過チェック2/セブンイレブン福島古殿店(31.6km/385.0km)

 4/23(日)、6時半前に目が覚めた。アラームをセットした7時までにはまだ時間があるが二度寝できそうにないので起きることにする。睡眠時間は正味3時間位、絶対時間は足りないが取り敢えず眠くはないので良しとする。

 外は文句なしの快晴。気温は微妙に低めだが日が上がれば直ぐに気温も上がると思う。

 昨日買っておいたパンを食べつつ身支度。取り敢えずアームウォーマーとレッグウォーマーを装着しておく。

 7時にホテルをチェックアウト。去年に引き続き泊まったホテル、選択肢が元々少ない中にあっては無難な宿だった。

 2日目は須賀川から入間に真っすぐに戻る250.3km。ルートは去年と変更無し。

 前半に鮫川村の山岳地帯と境明神峠と宇都宮CCの登りをこなせば後半は平坦基調。昨日は向かい風でやられてしまったが、同じ風向きなら今日は楽勝になるはずだが果たしてどうだろうか。今日も難易度は風向きが決めそうだ。

 7時過ぎに緩々と走り始める。

 水戸・石川に向かって走り始め須賀川の街を抜けていく。最初の目的地は31.6km先の通過チェック2。

 1.1km、ここからコースに復帰、直進して南に進む。

 県道63号をぼちぼち進む。スカッとした青空に清々しい空気が絶好のサイクリングコンディション。去年のアタック二本松の試走は2日とも天気は余り良くなかったし、2日共スッキリ晴れた600kmブルベは久し振りな気がする。

 県道118号に遷移してアップダウンをこなしていく。

 5.3km、阿武隈川を渡って玉川村に入る。

 阿武隈川の流れが好天に映える。

 7.6km、福島空港入口を通過。

 12.8km、登りの途中で石川町に入った。真っすぐな登りはまだ続く。昨日の疲れも余りなく脚はそこそこ回るので一安心。トラブルが無ければ今日も無事に走り切れそうだ。

 7:48の気温は9℃。日差しがあるので体感はそこまで低くはない。

 17.9km、坂を下って来ていわき・古殿方面に左折して県道14号に乗る。つかぽん&タカトリご夫妻に追い付いた。

 19.0km、石川の街中を抜けつつ昨日右から左に走った交差点を通過していく。お二人は2日目も調子良さそうで何より。

 22.3km、新しくできた交差点を左折。

 県道14号をいわき・古殿方面に向かって進む。去年AJいわきさんの200kmを走った時にこの道を通っていわきまで戻っていたのだがとても綺麗で走り易い道だったので、いつかこの道を組み入れたブルベのコースを作ってみたいと思っている。

 26.2km、古殿町に入った。

 空には綺麗な飛行機雲が直線を引いて青空を分割している。

 29.6km、後程ここに戻って来て鮫川方面に曲がることになるが一旦直進して通過チェックを目指す。

 31.0km、道の駅が見えてきた。通過チェックはもうちょっと先。

 通過チェックが見えた。ホッと一息。

 31.6km/385.0km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは4/23の8:32。

 ここには入れ替わりで10名前後の参加者がいた。つかぽん&タカトリご夫妻やオグラさん&ヤマグチさん達としばし歓談しつつ15分程の休憩の後出発。

通過チェック2->PC5/ファミリーマート市貝下赤羽店(101.8km/133.4km/486.8km)

 通過チェックを出て元来た道を戻る。次の目的地は101.8km先のPC5、区間距離が長いので事前に休憩ポイントは設定していないものの中間辺りで自販機休憩を入れるなど臨機応変に対応する予定。

 33.4km、鮫川方面に国道349号に乗る。

 矢祭に向かって進んでいく。オグラさん&ヤマグチさんも順調そう。

 35.0km、鮫川村に入った。

 川沿いを進むうちにぼちぼち登り基調になって来た。いよいよ山岳地帯に突入。

 37.0km、鮫川村の登りは序盤の強滝辺りが一番きつい。10%弱の坂をえっちらおっちら登っていく。

 川のせせらぎの音がなかなか涼しげ。

 37.7km、左の枝道に逸れて国道349号を離れる。

 38.9km、鮫川村の集落の中に入って来て塙・青生野方面に左折。

 39.9km、塙・青生野方面に右折して集落を抜けていく。

 国道349号を横切って県道242号に乗り緩やかな登りを進んでいる。この道は車も信号もなく路面もそこそこ綺麗で穏やかな田園の風景が楽しめるのでこのコースの走りどころのひとつ。

 46.1km、この山岳地帯の一つ目のピークを越えてちょっと下る。

 下りを終えて棚倉・塙方面に右折して国道289号に乗る。ちょっと走って再び登り基調。

 国道289号の登りは短いけれどちょっときつい。

 48.5km、2つ目のピークを越えてこれで山岳地帯の登りは終了。ここから長い下りに入っていく。

 54.9km、長い下りを快調に楽しんで突き当りを水戸・矢祭方面に右折して県道27号に乗る。

 55.6km、道の駅はなわ方面に左折して細い石橋を渡る。

 55.8km、国道118号に合流するが、ちょっとトイレに行きたくなったので早めの手当てで正面の道の駅はなわに立ち寄ることにする。

 トイレに寄ってスッキリ。

 道の駅の裏側は久慈川。長閑な風景にちょっと和む。

 改めて国道118号に乗り矢祭に向かって南下していく。

 58.1km、矢祭町に入った。下り基調でおまけに何となく追い風で快調に進む。

 64.9km、矢祭町の街中を通過していく。ここを通る度にこの街中のグルービング工法の路面が鬱陶しと思う。何故街中でこんな風にしなければならないのか全く理解に苦しむ。

 65.7km、矢祭の街を抜けて水戸・大子方面に道なり右折。

 67.8km、国道118号を進んでこのコース唯一のトンネルを通過する。

 69.1km、水郡線の矢祭山駅を通過。ここにトイレがあるがさっき道の駅で済ませたので今回は素通り。

 国道118号区間は水郡線と並走。残念ながら車両とすれ違うことはなかった。

 71.1km、茨城県に入った。

 国道118号区間は基本下り基調だがアップダウンがそこそこある。真っすぐな登りをぼちぼちこなしていく。今日の国道118号は車は思ったほど多くなくそれ程ストレスなく走ることができる。気温が上がって来てアームウォーマーやレッグウォーマーが暑くなって来た。PCに着いたら脱ごう。

 76.2km、川山交差点を那珂川・大子市街方面に右折して国道118号を離脱、県道28号に乗る。

 川沿いの県道28号を大子の街中に向かって進む。

 79.6km、大子の街中に入って来て右折。

 大子の商店街のひなびた感じに何となく旅情が漂う。

 80.0km、本町交差点を大田原・那珂川方面に右折。アタック二本松では本町交差点が3か所くらいある。

 80.5km、国道461号を大田原・那珂川方面に進み大子の街から抜けていく。

 国道461号に入って微妙なアップダウンが出てきた。そろそろこの区間の半分位の距離を消化したが休憩を入れる程の疲れはないのでこのまま走り続けることにする。

 境明神峠が近付いてきてぼちぼち登り基調になって来た。

 90.1km、600m程真っすぐ登って境明神峠を通過。栃木県に入った。そのまま下る。

 下り基調で那珂川方面に向かって順調に距離を消化していく。

 道端にはこいのぼりが元気に泳いでるが向かい風が可視化されて余り嬉しくない。

 99.8km、馬頭の街中に入って来た。

 100.6km、田町交差点を那須烏山方面に左折して下っていく。

 101.0km、下って来て下馬頭交差点を通過。ここから往路の遡りとなる。ここまで戻って来るとイメージ的には銀河系に入ったという感じかな。ゴールまではあと150km。

 県道27号を進む。向かい風がちょっとはっきりしてきてペースがいまいち上がらない。

 107.4km、那須烏山市に入った。

 109.4km、興野大橋東交差点を那須烏山市街方面に右折して興野大橋を渡る。

 那珂川の川面は穏やか。

 109.9km、興野大橋西交差点を益子・茂木方面に左折して国道294号に乗る。

 112.8km、那須烏山の街を抜けて野上交差点を左方向に進む。アップダウンをこなしながら国道294号を進む。

 114.9km、向田交差点を宇都宮方面に右折して国道294号を離れて県道64号に乗る。ここで一旦往路から離れ別ルートとなる。

 116.1km、荒川を渡って市貝町に入る。この荒川はあの荒川ではもちろんない。この先いよいよこのコース最後の山岳に入っていく。

 119.3km、宇都宮CC入口までの最終アプローチで勾配がきつくなる。

 120.5km、1.2km程の登りをこなして一つ目のピークを通過。この先ちょっと下って最後のピークに向かって再び登り始める。

 この真っすぐな登りがなかなかキツイ。気温が上がってちょっと暑さにやられてきた感じ。

 122.1km、ピークを通過。これで今日の山登りは全て終了。後はゴールまでほぼ平坦なのでかなり気楽になった。

 122.9km、下りを終えて真岡・宇都宮方面に左折して県道61号に乗る。

 県道61号を南に向かって進む。微妙な向かい風は相変わらず。

 127.0km、稲毛田交差点を宇都宮・真岡・祖母井方面に右折して県道61号をトレースしていく。

 128.9km、祖母井交差点を茂木方面に左折。

 130.2km、再び市貝町に入った。PCはもう直ぐ。

 PCが見えた。ホッと一息。

 133.4km/486.8km地点のPC5に到着、チェックタイムは4/23の13:57。

 何だかんだで100km超の区間を無休憩で走り終えられて良かった。

 ちょっと空腹感があるのでソース焼きそばとレッドブルでしっかり補給。暑いのでアームウォーマーとレッグウォーマーを外して20分程の休憩の後出発。

PC5->PC6/セブンイレブン加須外野店(66.4km/199.5km/552.9km)

 PCを出て再び県道61号に乗り南下開始。次の目的地は66.4km先のPC6。

 136.3km、真岡市に入った。

 140.6km、東郷北交差点を筑西・真岡市街方面に進んで国道294号に合流。ここから暫くは車の多いちょっと苦手な国道294号区間となる。

 国道294号が2車線区間に入ってアップダウンが出てきた。

 今日の国道294号は予想していた程車が多くなくてストレスは少なめ。

 152.8km、久下田日7丁目交差点を下野方面に右折して直ぐ、黄色の建物の手前を左折して県道204号に乗る。

 細い県道204号をぼちぼち進む。車通りがなくなってホッとする。

 156.0km、茨城県に入り直す。

 157.2km、結城方面に右折して県道204号をトレースしていく。

 若干車が増えたがそれ程ストレスなく進む。

 161.4km、小川北交差点を小山方面に右折。

 162.3km、鬼怒川を渡って栃木県に入る。

 163.7km、中島橋西交差点を結城方面に左折。

 164.9km、川を渡って再び茨城県に入り直す。

 166.3km、結城小前交差点を結城市街方面に左折。

 166.5km、右折して結城の街中に入っていく。

 曲がって直ぐのところにある和菓子屋さん、コース設計者のカワダさん御用達。

 167.6km、野田方面に左折して県道17号に乗る。

 県道17号をひたすら南下。まだ微妙に向かい風が続いていてペースはいまいちだが確実に距離は消化されている。

 178.3km、古河市方面に右折して県道124号に乗る。ここから往路に再合流、遡り始める。

 現在時刻は16:21、まだ日は充分に高い。この感じならば鴻巣辺りまでは明るいうちに戻れるのではないか。

 183.2km、上大野交差点を古河駅方面に右折して国道125号に乗る。ここから古河駅前までは道がそれ程広くなく車も信号も多いので注意が必要。

 今日の国道125号は予想していた程車は多くなくそこそこスムーズに進むので一安心。

 189.4km、古河市街に入って館林・古河駅方面に左折。

 189.6km、古河駅前を右折して古河市街地から出ていく。

 190.8km、三国橋の歩道から渡良瀬川を渡り返す。

 渡良瀬川の川面は静か。

 191.4km、橋を渡り終えて埼玉県に入った。そのまま歩道を進みサイクリングロードを走る。

 サイクリングロードをのんびり進む。夕暮れ時の穏やかな河川敷に和む。

 192.9km、柏戸(遊水地)交差点を右折して再び一般道に下りて県道46号に乗る。

 196.7km、後半の最難関、埼玉大橋を渡り始める。橋の上まで渋滞しているのにはちょっと驚いた。今までこんなことは見たことがなかったのだがこの先事故でもあったのかと恐る恐る進んでいったが特に何もなかった。取り敢えず無事に渡り終えてほっと一息。橋を渡り終えればPCはもう直ぐ。

 PCが見えた。ホッと一息。

 199.5km/552.9km地点のPC6に到着、チェックタイムは4/23の17:32。

 ここには入れ替わりで10名弱の参加者がいた。ここまでずっと西日に照り付けられて暑さでちょっとぼーっとしたので冷たいコーラで活を入れる。15分程の休憩の後出発。

PC6->ゴール/入間豊水橋(50.9km/250.3km/603.7km)

 PCを出て再び県道46号を南下開始。あとはゴールを目指すのみ。残り距離は51km、疲労感も薄いので一気に行く予定。

 日が西に大きく傾いている。もう直ぐ日暮れ。

 204.4km、本町交差点を右折。加須市街に入って来た。

 204.7km、中央2丁目交差点を騎西方面に左折して県道38号に乗る。加須市街を抜けていく。

 県道38号を南下。向かい風は弱くなって余り気にならなくなった。鴻巣まで10km。

 207.5km、騎西城を通過。城郭が夕日のシルエットで浮かぶ。

 208.1km、騎西三丁目交差点を右折して騎西の街に入っていく。

 208.7km、騎西一丁目交差点を鴻巣方面に左折して騎西の街中を抜けていく。

 県道38号を南に向かってひた走る。時刻は18:18、日没。

 212.2km、鴻巣市に入った。

 215.0km、新幹線の軌道を通過。いつもの様に無事に太陽系に戻って来たイメージ。

 217.2km、鴻巣市街に入って本町交差点を北本方面に左折。明るいうちに鴻巣を通過。

 218.3km、深井二丁目交差点を桶川北本I.C方面に右折して鴻巣市街から出ていく。

 そろそろ夕暮れも消えかかってナイトラン開始。

 220.9km、高尾2丁目交差点を左折。ゴールまであと30kmを切った。

 223.6km、川田谷(市場)西交差点を右折。

 226.0km、川田谷交差点を川越方面に右折して県道12号に乗る。

 226.7km、太郎右衛門橋で荒川を渡る。

 231.4km、釘無橋を渡る。まだ車が多いので安全第一で歩道を走行。橋を渡り終えて川越市に入る。

 232.0km、橋を降りて直ぐを右折。ここで一旦往路から離れて別ルートになる。

 福田交差点までの道は、また一部工事中になっていた。まだ終わっていなかったのか。

 福田交差点を過ぎて県道160号を進む。若干アップダウンがあるがまだ脚はあるのでそれ程苦にならない。

 235.7km、上寺山交差点を鶴ヶ島方面に右折。ここから再び往路に合流してゴールまで遡る。

 236.3km、雁見橋で入間川を渡る。車が多いので安全第一で側道を進む。

 238.1km、上戸交差点を狭山方面に左折。後はひたすら入間を目指すのみ。ゴールまでは残り12km。

 238.8km、霞ヶ関駅傍は夜になって混雑もなくすんなりと通過。

 241.1km、ここから柏原交差点までの約4kmが緩い真っすぐな登り。今日はそこそこ脚が残っているので練習のつもりで踏んでみる。

 245.2km、柏原交差点を飯能方面に左折して下る。最後まで踏み切って練習区間は終了。ゴールまではあと5kmちょっと。

 248.2km、狭山市街を通過。どんどん終わりが近付いてくる。

 249.5km、根岸交差点を入間方面に左折すればゴールはもう目前。

 見慣れた風景を見ながら豊水橋を渡る。今日も無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。

 無事ゴール。ゴール時間は4/23の20:09で完走時間は37時間9分だった。

ゴール後

 直ぐに着替えてスタッフに復帰。ゴールは結構賑わっている。久し振りの大人数の歓談風景。

 お腹が空いているのでタイミングを見て夕食を買いに行きたいのだが、参加者がどんどん戻って来るのでなかなか動けない。改めて今回の出走者の多さを実感する。スタッフ的には嬉しい悲鳴といったところ。

 無事完走した人達がわいわいがやがや今回のブルベの感想を語り合うを見るのはやはり楽しい。手放しでは喜べないものの、取り敢えず公的にコロナ禍が終息したということはブルベ主催者としては歓迎すべきことなのかな。

 最終走者を出迎えてこれで参加者全員の所在確認が完了。最終的には、

エントリー:141名
DNS:35名
出走:106名
DNF:15名
完走:91名

ということになった。そそくさとゴールを撤収して帰途に就く。23時半過ぎに帰宅して今回のブルベ実走とスタッフは無事終了した。

 

---

 

 今回のアタック二本松は去年までのルートから棚倉の手前から小野新町までの区間が変更され登り区間が緩和されたのだが、実際に走ってみて若干車通りの多い道になったもののそれ程のストレスはなく難易度が下がった印象が強い。当日は天気に恵まれて100名以上の出走者となった。しかし前日までの温かさで当日の低気温を読み間違えて軽装備で臨んだ参加者が多く寒さを理由にDNFした人が多く出たのは想定外だったと言える。私自身実走してみて確かに寒かったし読みの甘さを反省することとなった。それ以外は特段の問題もなく、多くの参加者の皆さんに楽しんでもらえるブルベになったのではないかと思う。次回開催時も今回のコースを採用してもらいたいと私的には希望する。

 さて次のブルベはオダックス近畿さんのSR600紀伊山地Reverse。前回2021年にSR600京都を走って以来のSR600となるが、その時の辛い思い出を乗り越えて超級山岳ブルベを無事に走り切ることができるのか、次回詳報の予定。