[目次]
- スタートまで
- スタート/琴似駅->PC2/こばやし峠(9.7km)
- PC2->PC3/豊平峡ダムゲート(26.6km/36.3km)
- PC3->PC4/天狗山展望台駐車場(56.3km/92.6km)
- PC4->PC5/冷水峠カルデラ展望台(29.7km/122.3km)
- PC5->PC6/遍照寺(66.3km/188.6km)
- PC6->PC7/神仙沼レストハウス(46.6km/235.2km)
- PC7->PC8/HANAZONOリゾート入口(22.1km/257.3km)
- PC8->PC9/道の駅いわない(26.9km/284.2km)
- PC9->宿泊1/ホテルいのう(0.7km/284.9km)
スタートまで
7/14(金)、5時前に目が覚めた。睡眠時間は充分で眠気は全くない。ベッドから起き上がりアラームを鳴る前に停めてカーテンを開けると目の前は隣の建物の壁で空は全く見えないが取り敢えず雨は降っていない。昨日買ったパンを食べながらぼちぼち身支度をする。
明後日またこのホテルに泊まるのでフロントに荷物を預けて5時半にチェックアウト。
外に出ると青空が広がっている。雨が降らなければ良いと思っていたがこれは嬉しい誤算。せっかく走るならやはり青空の方が良い。スタート地点の琴似駅に向けて出発、約5kmの道程をぼちぼち走り始める。
札幌駅前を左折して西に向かって進む。気温は20℃前後という感じで涼しい。
早朝の札幌市街は車通りは殆どないが信号にはガンガン引っ掛かる。
6時ジャストに琴似駅に到着。
急いで通過証明用の写真を撮って出走態勢を整える。
1日目は琴似をスタートして定山渓、小樽、留寿都、ニセコを経由しつつ岩内まで行く285km。
獲得標高差は5700mと距離標高共に一日目が一番きつい走行プランになったがどうにも太刀打ちできないというところまでは行っていないと思うのでとにかく頑張って走るのみ。今日の最高標高地点は終盤の230km地点なのでここまではしっかり脚を残しておかなければらない。いつものことだが強度を上げ過ぎずに終始抑えて走ることを心掛ける。
スタート/琴似駅->PC2/こばやし峠(9.7km)
6:05にぼちぼち走り始める。さあ、長い旅の始まりだ。最初の目的地は9.7km先のPC2。
0.2km、駅前の道から桑園駅方面に左折して今来た道を戻っていく。
1.0km、二十四軒2-3交差点を旭ヶ丘・宮の森方面に右折して宮の森北24条通に乗る。
3.0km、この辺りから登り開始。
4.2km、宮の森1-14交差点を盤渓方面に右折。
右折して直ぐに勾配が急になった。
スタート直後から10%超の勾配は身体がびっくりする。いきなり息が上がってダンシングを交えながら必死に食らいついて登っていく。
6.2km、ピークに到達して下りに入る。取り敢えず激坂は終わった。
7.2km、下って来て突き当りを真駒内方面に左折して道道82号に乗る。
曲がって直ぐに再び登り始める。勾配は緩め。
8.4km、トンネルの手前でこばやし峠方面に右折して更に登っていく。
5%前後の坂が続く。さっきの坂に比べれば全然緩く感じる。
PCが見えた。
9.7km地点のPC2に到着、チェックタイムは7/14の6:58。まずは一つ目のPCをクリアしてこのSR600に入り込めた様な気がする。こばやし峠はツイッターでこの石碑を良く眺めていたが実際に来たのは初めてでちょっと嬉しい。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
PC2->PC3/豊平峡ダムゲート(26.6km/36.3km)
PCを出てピークを越えて下りに入っていく。次の目的地は26.6km先のPC3。
12.0km、突き当りを右折して再び道道82号に合流、更に下っていく。
14.2km、橋を渡ったところで下りが終わって登りに転じた。
16.5km、住宅街を抜けて突き当りを左折。
17.1km、右折して枝道に入っていく。
曲がって直ぐに登りになった。登るうちに徐々に勾配がきつくなって5%を超えて来た。
18.6km、ピークを通過して下りに入る。
19.5km、下りを終えて突き当りを右折。
真っすぐな道を淡々と進む。それにしてもすっきりと晴れてくれて本当に有り難い。気温も快適で爽やかな夏の北海道が久し振りに体感できている。できればこのまま3日間続いて欲しいのだが無理かな?
26.5km、定山渓方面に左折。
曲がって直ぐの交差点を右折して国道230号に乗る。
国道230号を西に向かって進む。定山渓温泉までは4km。
31.4km、定山渓温泉の街に入って来た。PC3で折り返した後にまたここに戻ってくることになる。登り基調が明確になって来た。
33.2km、豊平峡ダム方面に左折して国道230号を離れる。曲がって直ぐに勾配がちょっと上がった。
緩い登りをぼちぼち進んでいく。
34.6km、豊平峡ダム・電気自動車乗場方面に左折。
5%前後の勾配になって登りらしくなって来た。脚はまずまず回っていて体調は特段問題なし。
PCが見えた。
36.3km地点のPC3に到着、チェックタイムは7/14の8:29。
この先を更に登っていけば豊平峡ダムに行ける様だがこの先まだまだ長い道のりで寄り道していく余裕は全くないので通過証明用写真を撮って直ぐに折り返す。
PC3->PC4/天狗山展望台駐車場(56.3km/92.6km)
PC出て今登って来た道を下り始める。次の目的地は56.3km先のPC4だがその前に42km先に休憩ポイントを設定してあるのでまずはそこを目指す。
38.1km、突き当りを国道230号方面に右折して更に下っていく。
39.4km、国道230号に突き当たって右折、更に下っていく。
41.4km、定山渓温泉街に戻って来て定山渓温泉東2交差点を小樽・朝里方面に左折して道道1号に乗る。下り基調はここまで。
41.9km、小樽方面に右折して定山渓温泉街を抜けて行く。
電光掲示板の気温は24℃、直射日光が当たっているので体感はもう少し高い感じだが関東の暑さに比べればまだ十分に涼しい。
42.2km、定山渓温泉西2交差点を小樽方面に左折して道道1号をトレースしていく。
45.0km、道道1号を進むうちに徐々に登りになって来た。
45.9km、登り基調の白井トンネルに突入。
47.0km、トンネルを抜けるとダム湖に出た。
ダム湖に沿って進んでいくとさっき抜けたトンネルと上を通った定山渓ダムが見えた。
ダム湖から離れて徐々に登りになって来た。小樽までは24km。
勾配はせいぜい3%位の緩めの坂が真っすぐ続いている。長い登りを淡々と登っていく。
61.0km、札幌国際スキー場との分岐を通過。小樽・朝里川温泉方面に更に登っていく。
63.6km、朝里峠トンネルに突入。ここがピークか?
64.3km、トンネルを抜けて小樽市に入った。このトンネルが朝里峠のピークだった様だ。そのまま下りに入る。
下りは結構急勾配。取り敢えず車通りは殆どないので安心して下っていけるのは有難い。こういう道だと登りで失ったタイムを下りでそこそこ取り戻すことができる。
73.2km、朝里ダムを通過。
朝里ダムを過ぎた直後にループ橋が出てきた。急勾配なのでなかなかスリリング。
ループ橋を下りながら朝里ダムを眺める。
74.0km、ループ橋を渡り終えてダムの傍まで下って来た。
今度はループ橋を見ながら更に下っていく。
76.7km、朝里川温泉1丁目交差点を左折して道道1号を離れる。曲がって直ぐに登りとなる。
もう少しで休憩ポイントだがその手前の登りが結構きつい。
77.8km、突き当りを赤井川方面に左折して更に登る。もうちょっとで休憩ポイントのはず。
78.0km地点の休憩ポイント1に到着、チェックタイムは7/14の10:33。
スタートから休憩ポイントまでの区間距離はちょっと長いが、コース上にコンビニ等が殆どない中でうまい具合に設定するのはなかなか難しい。78kmなら許容範囲というところだろう。
空腹感はないので水分補給だけはしっかりしておく。ガラナとカツゲンの北海道飲料を飲む。汗を結構掻いているので塩タブレットも忘れずに購入しておく。20分程の休憩の後出発。
休憩ポイントを出て改めてPC4に向かう。残り距離は15km弱。直ぐに登りが始まる。
80.0km、ピークを越えて真っすぐ下っていく。
81.1km、突き当りを小樽市街方面に右折して国道393号に合流し更に下っていく。
83.4km、下りを終えて街に入って来た。小樽の街の端といった感じか。ここから先は道道697号で再び登り。
84.6km、ちょっとしたアップダウンをこなして小樽駅・天狗山方面に道道697号をクランク状に進んでいく。
85.3km、緑2丁目交差点を塩谷駅方面に左折して県道956号に乗る。小樽市街には入らずに出ていく様だ。
曲がった途端に直ぐに登り始める。7%位の真っすぐな登りは結構きつい。いつの間にか空は雲に覆われて雨がぽつぽつ落ちてきた。結局初日から降られてしまうのか?
86.4km、登っていくうちに更に勾配がきつくなり10%になって来た。これはきつい。
87.7km、一旦天狗山方向に左折してPC4に行くことになるが折り返して再びここに戻って来て余市・塩谷駅方面に向かうことになる。
天狗山山頂までは5.5km。
7%を超える勾配をぼちぼち登っていく。このまま5km登ることになるとPC4は難易度は高めということか。
登っていくうちに霧が出てきた。雨は小雨程度から強くならないので取り敢えずは安心。レインウェアはフロントバッグに入れているが寒くないし着なくても全く問題なし。
途中で一瞬下ってまた登り。ところどころ10%の勾配になるのでなかなか大変な登りだ。PCはもう直ぐ。
92.6km地点のPC4に到着、チェックタイムは7/14の12:08。
この辺りは天狗山山頂のはずだが周りを見回しても深い霧に覆われて何も見えない。北海道ブルベの山の上の風景はだいたいこういう真白な雲の中という印象なのでまたかという思いしかないが、悲壮感がそこそこあるので長居はしたくない。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
PC4->PC5/冷水峠カルデラ展望台(29.7km/122.3km)
PCを出て今登って来た道を下り始める。次の目的地は29.7km先のPC5。
97.5km、急勾配を一気に下って来て再び道道956号に合流、左折方向に進む。更に下りは続く。
雨は止んで路面が乾いてきた。余市までは15km。
102.6km、蘭島方面に左折して道道956号を離れる。下りはここで終わり。
曲がって直ぐに登り基調。
トンネルがちょくちょく出てきてアップダウンが続く。
時折急勾配が出てきてアップダウンは鋸の歯の様、脚が削られる。
108.2km、高速の高架をくぐる。アップダウンの道はまだ続く。
右側の先に海が一瞬見えた。
110.4km、広域農道らしい絵柄のトンネルをくぐる。
113.2km、赤井川・登方面に左折して道道753号に乗る。これでアップダウン区間は抜けたか。
平坦基調になって落ち着きを取り戻した。順調に距離を消化していく。
進むうちに徐々に登り基調になって来た。
118.3km、突き当りを赤井川・キロロ方面に左折して道道36号に乗る。登りはまだ続く。
119.2km、登りの途中で西洋の城の様な建物が忽然と建っていた。ホテルか?
120.7km、トンネルの手前で左に逸れる。ここからがPC5への最終アプローチになるのか。
曲がった途端に急勾配。旧道の峠道にありがちな展開。
こんな細い道で登坂車線が出て来るのか。
122.1km、赤井川村に入った。山頂はもう少し先。
122.3km地点のPC5に到着、チェックタイムは7/14の13:50。
空には青空が出てきてちょっとだけ爽やかな感じが戻って来た。ここ冷や水峠ではさっきの天狗山とは違って景色を見渡すことができる。通過証明用の写真を撮って一息ついて出発する。
PC5->PC6/遍照寺(66.3km/188.6km)
PCを出て下りに入っていく。次の目的地は66.3km先のPC6だがその前に5km弱先に休憩ポイントを設定してあるのでそこに立ち寄っていく。
126.1km、あっという間に下りを終えて小樽市・赤井川市街方面に右折して再び道道36号に合流。
日差しが戻って来てちょっと暑い。休憩ポイントはもう直ぐ。
127.0km地点の休憩ポイント2に到着、チェックタイムは7/14の14:07。
休憩ポイント2か所目もセイコーマート。今日の休憩ポイントは全てセイコーマートの予定。
水分補給を抜かりなく。北海道プリンが食べたかったのだが見当たらずにこれで我慢。20分程の休憩の後出発。
休憩ポイントを出て赤井川の街中を抜けていく。改めて61km先のPC6を目指すがその前に16km先の樺立峠を越えていかなければならない。
132.7km、倶知安方面に右折して国道393号に乗る。
曲がると徐々に登り基調になって来た。倶知安までは27km。
進むうちにどんどん勾配がきつくなっていく。真っすぐな坂が視覚的破壊効果抜群。
138.2km、橋を渡る。勾配が5%を超えて来た。
直線的な坂が延々と続く感じ。踏み過ぎない様にペースキープで淡々と登っていく。
142.1km、樺立トンネルに到達。ここがピークの様だ。トンネルの全長は2kmと長い。
長いトンネルを抜けて倶知安町に入った。そのまま長い下りに入っていく。
車通りが全くない長い下りをブレーキ全開で快調に下っていく。何度も言うが登りのロスを下りで取り戻せるのは本当に有り難い。
あっという間に下りを終えて平坦に戻った。
道端に広がる畑は蕎麦の花だろうか。
152.7km、左折して枝道に入り国道393号を離脱。
目の前にある羊蹄山は山頂が雲に隠れて見えない。
156.1km、左折して国道276号に乗る。
平坦基調の国道276号を進む。
159.6km、右折して国道276号を離脱。
羊蹄山に向かって進む。また雲が多くなって青空が消えた。この先降りそうな気配。
161.6km、左折方向に進んで道道478号に乗る。
道道478号を喜茂別方面に進む。進むうちにパラパラと雨が落ちて来た。やはり降って来たか。
166.4km、右折して道道478号を離脱。
雨がそこそこ降りになって来たが、北海道の雨にはそこそこ慣れているのでまあこんなものかという感じ。走行に支障はないのでそのまま走り続ける。
172.3km、突き当りを右折する。
173.2km、左折方向に進む。曲がってはっきりとした登りになって来た。
勾配3%程の緩い坂を上っていく。路面に水が浮いてシューズの中まで浸水。結局初日からずぶ濡れか。
真っすぐな登りはまだまだ続きそう。留寿都まで6km。
177.7km、留寿都村に入った。この辺りがピークか。
179.8km、ちょっと下ってまた登ってここが本当のピークか。そのまま下りに入る。
181.3km、下りを終えて突き当りを留寿都市街方面に左折して道道66号に乗る。
181.7km、洞爺湖町・洞爺湖温泉方面に右折して国道230号に乗る。
留寿都の街を抜けていく。雨は弱くなって来た感じでもう直ぐ止みそう。
国道230号を進むうちに雨は上がって路面が乾いてきた。雨雲を抜けたか。
188.2km、右折して国道230号を離脱。ここを曲がればPC6はもう目前。
PC6が見えた。ホッと一息。
188.6km地点のPC6に到着。チェックタイムは7/14の17:28。
通過証明用の写真を撮って直ぐに出発しようとしたら、門前に車が止まって女性が降りて来て話しかけられた。会話の詳細はここでは伏せておくが要約すると、その女性と車に乗ったこの寺の住職と思しき人から以前からここに立ち寄るサイクリストのマナーが悪いというお小言を頂戴したということ。関係者に改めて注意喚起をすることを申し添えつつお詫びを申し上げてその場を後にした。
PC6->PC7/神仙沼レストハウス(46.6km/235.2km)
思わぬハプニングに意気消沈しかけたが気を取り直して先に進む。次の目的地は46.6km先のPC7だがその前に23km先に休憩ポイントを設定していあるのでそこを目指す。
190.5km、倶知安・真狩方面に左折。
191.1km、真狩村に入った。
192.7km、左折して道道230号を離れ枝道に入る。
195.2km、突き当りを右折。
今日の走行距離が200kmを超えた。ここまで12時間16分は大崩れしていない範囲で収まっている。疲労感も薄いので上出来の走りができている。今日のゴールまではあと90km位なのでそこそこ気楽になって来た。でもまだ今日のメインイベントの最高標高地点が残っているので油断はできない。
200.8km、小さな峠を一つ越えて真狩の街中に入って来た。倶知安・ニセコ方面に左折して道道66号に乗る。
時刻は18:10、夕暮れの時刻でだいぶ暗くなって来た。この分だとPC7の登りは暗くなっているだろう。ニセコまであと11km。
205.2km、緩く登ってニセコ町に入った。そのまま下りに入っていく。
210.2km、国道5号を横切ってニセコ駅方面に進む。何となくニセコの街に入って来たか。休憩ポイントはもう直ぐ。
休憩ポイントが見えた。
211.2km地点の休憩ポイント3に到着、チェックタイムは7/14の18:39。
取り敢えずここまでは明るいうちに辿り着くことができた。今日最後の補給地点なのでゆっくり休む。
水分補給はメロンクリームソーダ。北海道に来たらこれをよく飲む。相変わらず美味しい。
そしてこれ、北海道牛乳プリン。これも美味。20分程の休憩の後出発。
休憩ポイントを出てニセコの街中を通過していく。改めてPC7を目指す。いよいよ今日の最長のヒルクライムの臨まねばならない。心してかかる。
ニセコの街を抜けて道道66号を進むうちに徐々に登り基調になって来た。向かう先にまだ山は見えない。
道路標識に岩内の文字が出てきた。岩内までは37kmだが、まだ70km走らなければならない。
3~5%位の真っすぐな登りを淡々と登っていく。標高800m超まで登らなければならないのでまだまだ先は長い。
218.2km、岩内・昆布温泉方面に道なり左に進む。と思ったら下りになった。せっかくここまで登って来たのにこの先また登り直さなければならないかと思うとガッカリ。
220.3km、下って来て岩内方面に右折して県道66号をトレースしていく。曲がって直ぐに登り始めた。ここからがいよいよ本番か?標高差570mを12kmでこなさなければならないから平均勾配は5%のざっくり富士ヒルクライムの半分というイメージか。
日が完全に暮れて薄暮が消えてナイトヒルクライムになった。道路灯は全くないので暗闇の中を淡々と進んでいく。
223.4km、新見温泉方面への分岐を通過。岩内に向かって更に登っていく。山頂まではあと9km。何となく霧が出てきた。
5%前後の坂を淡々と登っていく。キツイ勾配は出てこないので一定ペースで登っていけるのがありがたい。
227.1km、PC7を目指して先ずは岩内方面に直進。後程ここに戻って来て倶知安・五色温泉郷方面に進むことになる。山頂まではあと5km。
相変わらず5%前後の登りが続く。標高が650mを超えて気温が結構下がって来た。徐々に風が出てきて何となく荒れた感じになって来た。
更に登っていくと森が開けて風が強く吹き付けて荒れて来た。真っ暗闇で悲壮感が増して来た。これはなかなかシビアな状況。
232.0km、共和町に入った。どうやらここが山頂の様でここを過ぎると下りになった。ということはPC7で折り返した後また登らなければならないのか。
幸い下りはちょっとだけで後は平坦基調。真っ暗闇の中をPC7に向かって進む。もう少し。
235.2km地点のPC7に到着、チェックタイムは7/14の20:54。
周囲は真っ暗で取り敢えず駐車場やトイレ等の建物は見えるが灯りは全くなし。標高830mは気温もかなり低くて恐らく15℃を下回っている感じ。身体が冷えると半袖ジャージにレーパンだと結構寒く感じる。風も強くてかなり不気味な場所なのでちょっとちょっと怖くなって通過証明用の写真を撮って速攻で立ち去る。
PC7->PC8/HANAZONOリゾート入口(22.1km/257.3km)
逃げる様にPCを出て元来た道を戻る。次の目的地は22km先のPC8。今日の最高標高地点をこなしてこの後は基本下り基調のはずだからかなり気楽。
238.4km、ちょこっと登り返して再び蘭越町に入る。さてこの後は長い下り、真っ暗なので気合を入れて下り始める。車は全くないが動物が飛び出してこないか冷や冷やしながらスピードを殺して慎重に下っていく。
243.2km、取り敢えずさっきの分岐まで下って来た。倶知安・五色温泉郷方面に左折して道道58号に乗る。
曲がって更に下りかと思いきや登り始めた。あれ?地図読みを間違えたか。
結構登りが長い。あとどれくらい登るのだろうとちょっと不安になって来た。
246.1km、トンネルが出てきたので山頂かと思いきやトンネルを出た後もまだ登っていた。
247.1km、五色温泉の小さな集落の中に入った辺りで勾配が緩んできた。
247.7km、倶知安町のカントリーサインをちょっと過ぎた辺りで下り始めた。どうやらここが今度こそ山頂らしい。再び800m近くまで登って来てしまった。ここから長い下りの始まり。
下りはかなり急勾配で曲がりくねっているのでスピードを殺して下っていく。下りの途中で鹿らしき動物の影を脇に見てかなりビビった。
255.0km、今日のゴールへのコースは左折方向だがPC8は直進方向。後程ここに戻ってくることになる。PC8に向かって更に下っていく。
まだまだ下るので直ぐにこれを登り返さなければならないかと思うとちょっとナーバス。PCはもう直ぐ。
257.3km地点のPC8に到着、チェックタイムは7/14の22:13。
下界に降りて来てさっきのPC7の荒れた天候が嘘の様に穏やかになったのでかなり落ち着いた。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
PC8->PC9/道の駅いわない(26.9km/284.2km)
PCを出て元来た道をぼちぼち登っていく。次の目的地は27km先のPC9、と言うより今日のホテルはPC9の直ぐ傍だからほぼゴールと言って良い。終わりが見えてかなり気楽になって来た。もうひと頑張り。
259.7km、登り返してきて分岐を右折。
そのまま岩内まで下ると思いきやまたしても登り。まだ標高はそこそこ高いから苦建て終わりかと思いきや甘かった。まだ脚はそこそこ残っているので忍の一字で淡々と登りをこなしていく。
261.2km、共和町に入った。ちょっと下ったらまた登り。
263.0km、真っ暗なので周りの風景が全く分からず道路標識だけが視覚情報を提供してくれる。車通りも信号も全くなく深夜の田舎道を淡々と走るのはそこそこ楽しい。これもブルベの醍醐味の一つ。
登って下ってまた登る。終盤でこのアップダウンはなかなかえぐいが確実に距離は消化しているのでそれ程悲壮感はない。
268.0km、長めの下りを終えて突き当りを左折して道道604号に乗る。
アップダウンは続くが標高は確実に下がっている。
右側に街の明かりが見えてきた。あれは岩内の街なのか。ゴールが見通せた感じでちょっとホッとする。
アップダウンがまだ終わらない。結構しつこい道だな。
277.6km、前田方面に右折して道道877号に乗る。曲がって下る一方になったのでようやくアップダウンが終わったか?
278.2km、左折して県道877号をあっという間に離れる。
周囲の風景が平野の様な感じになったのでどうやら山岳地帯は完全に抜けた様だ。
280.6km、右折方向に進む。民家が少しずつ見えてきたので街が近付いてきたか。
標高差も殆ど消化して平地走行になった。もうこのままゴールだと思われる。
281.9km、細い道を進んで突き当りを右折。
282.2km、突き当りを寿都・岩内方面に左折して国道276号に乗る。
信号も出てきて街灯りも増えた。もう完全に岩内の街中に入って来た。もう直ぐ今日の仕事は終わると思うと安堵感が湧いてきた。
街中に入って信号にちょくちょく引っ掛かるのがもどかしい。
道の駅いわないの看板が見えた。ホッと一息。
284.2km地点のPC9に到着、チェックタイムは23:43。
人はいないけれど大きな街らしい賑やかさが漂ってホッとする。通過証明用写真を撮って直ぐに出発する。
PC9->宿泊1/ホテルいのう(0.7km/284.9km)
さて後はホテルを目指すのみ。ホテルまでは700m、目と鼻の先。酔っ払いの叫び声を聞きながら街灯りの中を進む。
途中でコンビニを見つけたので今晩の夕食と明日の朝食を買い出し。今日立ち寄ったコンビニは全てセイコーマートだった。
弁当はコンテナの中にしかなくて店員に聞いたら賞味期限切れで売れないという。私的には全く問題ないのに勿体無い。止む無くおにぎりと惣菜でお茶を濁す。
ホテルまでもうちょっとのところでちょっとした登り坂。予想していなかったのできつく感じる。
284.7km、小樽方向に左折すればホテルはもう目前。
ホテルが見えた。ホッと一息。
284.9km地点の仮眠ホテル1に到着、チェックタイムは7/15の0:00。早速チェックイン、自転車の部屋入れOKは有難い。
部屋に入ってウェアを脱ぎ捨てホッと一息。まずは速攻で風呂に入る。シャワーを浴びて汚れを洗い流し浴槽に湯を溜めてゆっくりと浸かる。明日はそれ程早起きをする必要はないので日付が変わったが時間を使って疲れを癒す。
風呂から上がって速攻で電装品の充電をセットする。
やるべきことを終えて遅い夕食。コーラを飲みたいところだがカフェインで眠れなくなるので北海道限定ナポリンと麦茶で我慢、というかこれはこれで十分旨い。セイコーマートは惣菜類が美味しくて安いので弁当が無くてもそこそこ満足度はある。
明日というか今日は200kmの走行予定なのでちょっと朝遅く出てもリカバリーできるはず。明日は朝から雨予報で夕方には止む見込みだから遅く出た方が好都合と言うこともあって8時スタートと決めてアラームを7時半にセットする。食事を終えて速攻でベッドに入る。消灯時刻は1時。