PBP2023/Report 9:Stage 5,Day 1/Tinténiac -> Loudéac(81.8km/435.3km)

 8/21(月)、13:54にCP3/Tinténiacを出発。

 スタッフの誘導に従い右折で出ていく。

 第5ステージは Loudéacまでの81.8km。2019年と比べて後半のルートが変更されている。これが今日の最終ステージ、あと5時間頑張れば仮眠を含む大休止を取ることができる。明日以降に疲労を引き摺らない様にとにかく無理せず安全に走り切ることだけを考える。

 CPが街の外れに位置していたので直ぐに郊外の道になった。道端には参加者のサポートーカーがずらりと停まっている。

 D20を進む。昼を過ぎたが30℃越えの暑さはまだまだ続く。恐らくLoudéacには日のあるうちに到着することになりそうなので暑さとの戦いは今日のゴールまで続くことになる。酷暑の日本で暑熱順化をしてきたつもりだったが、元々暑さが苦手な身としてはやはり堪える。とにかく耐えて走るしかない。

 361.8km、5%弱の長い坂を上りながらBécherelの街に入った。

 街中の坂のピークで電波塔が見えた。この電波塔もPBPのランドマークの一つ。

 363.4km、街のちょっと先の峠のピーク辺りに私設エイドがあった。峠ピークを押さえるあたりが流石自転車をよく理解しているフランスの人達というところ。

 367.5km、一山超えて長い下りをガンガン下っていく。

 下りが終わって緩いアップダウンが続く。空には雲が出てきて時々雲の影に入ることがある。これが滅茶苦茶有難い。できれば完全に曇ってもらいたいところ。

 372.0km、Médréacの街を通過。

 適度なスピードのトレインが来たので乗ってみる。

 道端の応援は心のオアシス。暑さでネガティブになっているとこれを見てパッと嬉しくなってポジティブになれる。

 378.2km、坂を下って来てQuédillacの街に入った。

 この街の外れの踏切の傍には毎回オフィシャルのフードポイントが設定されているが、まだボトルの水はあるしそれ程の疲れはないので素通り。

 D220を進む。道端に日傘を差して見物応援する人達。観る方も走る方も暑くて大変。

 381.5km、交差点を左折してD220からD166に乗り換えて南下する。

 牧草地に戦車のディスプレイ。これはPBPには関係なさそう。

 良いペースのトレインがまた来たので乗せてもらう。

 私設エイドはどこも盛況。この暑さだと水を幾ら用意しても足りないのではないだろうか。

 386.3km、ラウンドアバウトを回ってLa Porte Juhelの街に入る。

 街中の給水塔にはツール覇者のルイゾン・ボベの絵が描かれている。この街の出身者なのだろうか。

 388.2km、Saint-Méen-le-Grandの街を通過。この街でトレインは終了、再び単独走行に。

 390.1km、街を抜けて直ぐのところを右折してD764に乗る。

 393.4km、ラウンドアバウトを右折してD764を北上する。

 D76を進む。暑さに耐えながらの我慢の走りが続く。それは私だけではない。ここを走っている皆が同じ状況で頑張っている。そう考えると私も頑張れる。

 フラットな地平線。向かう先に山は見当たらない。多少登りになっても森の中に入りたい。

 スタートしてから400kmをクリア。19時間で平均速度21km/hは上出来。Loudéacまではあと35km、2時間をとにかく頑張る。

 408.3km、突き当りを左折してD16に乗る。

 410kmを過ぎて登りになった。森の中に入って束の間の涼を取る。気持ちいいー。

 411.8km、峠のピークのLa Haut Saint Lambertの集落を通過して下る。

 下ったと思ったら直ぐにまた上り。暑い上にアップダウンがきつくなってきてかなりしんどい。

 413.5km、何とか登り切って勾配が緩んでホッと一息。

 417.4km、突き当りを右折してLaurenanの街に入って来た。

 教会を眺めながらLaurenanの街を抜けていく。

 下ったと思ったらまた上り。アップダウンが厳しくなって来た。

 423.5km、Plémetの街に入った。街中は上り基調。

 街の真ん中の教会がなかなかの迫力。

 急坂を下ったと思ったら急坂を上り返す。この区間の終盤は鋸の歯の様なアップダウンが続く。新しいルートはかなりキツイ。これは予想していなかった。

 426.9km、La Prénessayeを通過。街中のラウンドアバウトの標識にLoudéacの文字が出てきた。Loudéacまで10kmを切った。

 街中の上り坂で子供達がハイタッチを待ち受ける。ここは元気に踏んでハイタッチ。

 427.7km、上りの途中で右側にオフィシャルのエイドらしき場所があったがもう少しでLoudéacなのでここは素通り。

 坂をちんたら上っていたら後ろからバカ騒ぎしながら上って来る集団がいたので何事かと思ったらどうやらLoudéacの地元のサイクリスト仲間の様だった。何を言っているのがさっぱり分からなかったが言葉の勢いから”俺達はLoudéacで一番の自転車乗りだぜ!”と吹いて回っている様だった(あくまで想像)。

 騒々しいLoudéac野郎達を見送って再び暑さにやられながらちんたらとD16を進む。

 429.6km、上りのピークのラウンドアバウトをLoudéac方面に直進。CPまであと6km。

 ちょっと下ったらまた上る。アップダウンはまだ続く。

 430.6km、遂にLoudéacに入った。CPまであと5km。

 長い下りになった。距離的にこのまま下りゴールか?

 434.6km、道なり右に曲がっていく。

 435.0km、ラウンドアバウトを左折。ぼちぼち街中に入って来たか。

 街中の自転車レーンをうねうねと進んでいく。CPはもう目前。

 CPのゲートが見えた。ホッと一息。

 たくさんの観客に出迎えられて誘導路を通っていく。

 やっと着いたよ、Loudéac。これで初日走行は無事に完了。安堵感がどっと沸いてきた。17:40に着いたのは想定外に前倒しができた。これも非常に有り難い。この後のスケジュールを余裕を持ってこなしていける。

 バイクを空きスペースに停めて、停めた場所を二度三度確認。明日出発する時に探し回らないようにしなければ。

 CPはいつもの様に参加者やスタッフや観客で大賑わい。この喧騒の中に混ざるのがとても心地良い。この雰囲気に呑まれるのもPBPの醍醐味の一つ。

 それにしてもこの観客の多さにはいつも驚く。そこはかとなくサイクリスト達へのリスペクトがとても嬉しい。

 まずはコントロールに向かう。

 サインとスタンプをもらって無事にコントロールを通過。

 コントロールの次はまずベッドの確保。裏庭に向かう。その途中に日本国旗の矢印、これはドロップバッグの案内だと思われるがベッドブッキングが先。

 裏庭に出てベッドブッキングの案内のある扉をくぐる。

 そこそこ並んでいたがそれ程待たずに受付の順番が回って来た。ベッドは€8、高いけれど背に腹は代えられない。起床時刻はAM2:00を指定して中に案内される。

 ベッドは立体タイプ。前回このタイプで寝て夜は寒かったのでやはりドロップバッグにスウェットジャージ上下を入れて来て正解だった。しかしこの時間のホール内はかなり暑い。これなら寒さの心配はしなくて良いかも知れない。ベッドはまだ余裕で空きがある状態。

 ベッドの確保ができたらドロップバッグを受け取りに行く。駐輪場の右下がドロップバッグの保管場所だった。

 番号順に並べられたバッグの中から自分の番号のバッグを見つけ出して持ち出す。

 バッグを確保したら、時間に余裕ができたので次はシャワーを浴びに行く。

 シャワーは裏庭にあって€5、ペーパーバスタオルがついてくる。シャワールームではちゃんと湯が出てボディーソープも置いてあった。当初予定では時間ギリギリでシャワーは諦めていたが、汗と汚れを落としてすっきりできたのは非常に大きい。これだけで寝つきが全然違う。サイクルウェアからTシャツとスウェットジャージに着替えて身軽になって開放感は抜群。

 15分程でシャワーを浴びてレストランの列に並ぶ。

 寝る前なので食事は軽め。パスタとチキンと人参とトマトのサラダ。コーラを飲みたかったけれどカフェインが入っているので避けて十分に水分補給をするために1.5Lのミネラルウォータを選択。

 のんびり食事をしつつ休憩しながら改めてブルベカードをチェック。435.3km地点のLoudéacのチェックタイムは8/21の17:47、予定では21:00着だったので3時間以上の前倒しは予想外に上出来。後半は暑さでやられ気味だったがそれでも無理し過ぎずに大きな疲労を背負い込まずに1日目を走り終えられたのは非常に大きい。1日目は成功だったと言って良いだろう。

 25分位食事休憩をしてレストランを出た。外はまだ明るく大賑わいのまま、人混みをかき分けてベッドに戻る。

 それにしても本当に凄い人数の人達。正にお祭りだね。私もそのお祭りの主役の一人だと勝手に思い込んで悦に入る。

 ベッドに戻って来た。ドロップバッグからモバイルバッテリーを取り出し電装系の充電をセットし、念のためにスマートフォンとリストウォッチのアラームをセットしてバッグに入れてある耳栓をして寝に入る。就寝時刻は19:30、明朝2:00まで5時間半は寝られる見込み。