PBP2023/Report 13:Stage 9,Day 2/Carhaix-Plouguer -> Loudéac(85.1km/782.2km)

 8/22(火)、17:35にCP7/Carhaix-Plouguerを出発。CP滞在時間は40分弱。

 地元の合唱団の人達かな?CP毎に色々な余興がセットされている。CPは地元をあげてのお祭りだということが分かる。

 日本を見つけた。やはり嬉しいね。

 第9ステージはCarhaix-PlouguerからLoudéacまでの85.1km。2019年のルートとはかなり違っている。疲労度合いによってはアップダウンは数値以上にきつく感じることになるかも知れない。とにかく黙って走るのみ。

 CPの敷地を出ていく。Parisは左方向。

 698.4km、ラウンドアバウトを右折してD787に乗る。Carhaix-Plouguerの街を離脱。

 サポートカーの列を見ながら進む。まだ気温はそこそこ高いが日がかなり西に傾いて木陰が増えてきたのは有難い。

 699.0km、ラウンドアバウトを左折してD264に乗り東に向かって進み始める。

 706km、交差点を右折してD11に乗り進路は南に変わった。

 細い田舎道の上りをこなしていく。休憩を入れたので多少ペースが戻って来た感じ。

 708.4km、Pauleの街を通過。

 牛達が夕食タイムか。若干気温が下がって来て風景を見る余裕が出てきたか。

 PBPも後半に入ると道端で寝る人をしょっちゅう見かける様になる。こちらは眠気は全くないので問題無し。

 711.8km、上りながらGlomelの街に入って来た。カントリーサインの下には何やら私設エイドの案内が貼られている。応援の人達の作り込みはなかなか凄い。

 712.0km、ラウンドアバウトを左折してD3に乗りGlomelの街中に入っていく。

 Glomelの街中を通過。

 716.7km、突き当りを右折してN164に乗る。N番号の道に乗るのは珍しい。日本的に言えばN番号は国道、D番号は県道という感じか。

 緩い上りのN164を進む。またちょっと暑さにやられてきた感じでちんたらと進む。とにかく早く日が沈んで涼しくなって欲しい。

 719.4km、ぼーっと走っていて右折ポイントを見逃してしまいN164をオーバーランしてしまった。後続の人に声をかけてもらって気付いて慌てて戻ってコース復帰。

 720.2km、Rostrenenの街を通過。

 721.2km、ラウンドアバウトを回って再びN164に乗る。

 N164からD2164に遷移して緩い上りを進む。アップダウンはちょっと落ち着いた感じか。木陰が増えてきて少しずつ走り易くなっていくのは有難い。

 725.6km、Plouguernévelの街を通過。

 なだらかなアップダウンが続く。風力発電の羽根を見ると何となく追い風の様に見えるが風は殆ど感じない。

 729.2km、ラウンドアバウトの出口にPBPの大きな横断幕があったと思ったらスタッフの誘導で右折。ここにもシークレットがあるのか?

 矢印の通りに下りながら進んでいく。

 開けた牧草地の傍に出た。

 730.0km、シークレットかと思ったらフードポイントだった。せっかくなのでここで休憩していくことにする。

 建物の中は人数少な目。フードコートもそれ程大きくない感じ。

 何となくコーラ以外のものを飲もうかと思ったがとにかく種類が乏しいので選択肢がほぼない。今まで飲んだことのないリプトンのピーチアイスティーを買ってみたがまあ甘い紅茶だった。取り敢えずがぶ飲みできて水分補給ができたので良しとする。10分程休憩して席を立つ。

 19:30にフードポイントを出発、滞在時間は20分弱。Loudéacまではあと52km。

 幹線道路に復帰して東に向かって進み始める。

 731.8km、Gouarecの街中を通過。スタッフの誘導で右折する。

 街を抜けた途端に上りが始まる。5%弱の坂はなかなかキツイ。進路が一瞬西向きになって低くなった西日が正面から照り付けて眩しい。

 この登りは結構長い。坂の途中でカウルを開けて走るトライクがいた。流石に登り坂でこの暑さだとこうやって走るしかないのだろう。トライクのデメリットを目の当たりにする滅多にない光景を見てしまった。

 今日の走行距離が300kmに到達。ここまで19時間は予定より30分以上遅れている。まあこの暑さとアップダウンのきつさと予定になかったさっきのフードポイントの休憩を加味すればこんなものか。とにかく今日の残りの50km弱、3時間を走り切ることだけを考える。

 733.9km、2km弱の坂をクリアしてようやくピークに到達。坂の終わりで待ち構えていた観客の声援を受ける。

 時刻は20時前、徐々に夕暮れが近付いてくる。流石にこの時間になってくるとちょっと気温が下がって来たか。でもまだ暑い。

 D5を南に向かって進む。Loudéacは東なのにいつまで南に進むのだろう。ナビの残り距離が減っていかないのがもどかしい。

 742.1km、左折してD15をトレースしていく。ようやく進路が東になった。

 アップダウンは多少落ち着いたがそれでも時たま5%位の短い上りが出て来る。これがじわじわと脚を削っていく。

 749.4km、Cléguérecの街を通過。教会前の広場には大きな私設エイドがあって観客も多い。賑やかな雰囲気にちょっと和む。

 夕暮れ時になってようやく風景が長閑に見えてきた。たくさんの牛が食事中。

 757.1km、Stivalの街を通過。

 760.1km、川沿いのPontivyの街を通過。

 この街中に大きなエイドステーションがあったがコントロールでないことを確認してここで夜間走行に備えて反射ベストを着て直ぐに出発。

 街を出て緩やかに上るD768Aを進む。気温が下がって来て暑苦しさがほぼ消えた。これから調子が戻ってくることを期待する。

 時刻は21:40、振り返ると陽が完全に沈んで綺麗な茜色の夕焼けが広がっている。気分的にも辛さがかなり消えて落ち着いてきた。

 緩やかに続くアップダウンを淡々と進む。日中の辛さをようやく忘れてきた。何となく調子が戻って来てちょっとペースアップした気がする。順調に距離を消化していく。

 もう少しで薄暮が消えるマジックアワー。何だかんだでこういう風景の中を走ることができるのは幸せな気分になれる。

 771.7km、Croixanvecの街中で右折。曲がって直ぐに下りになった。Loudéacまであと10km。

 薄暮がほぼ消えてナイトラン開始。アップダウンはあるが下り基調を快調に飛ばしていく。ここに来てやっとペースが上がって来た。やはり気温が下がってくると調子が上がって来る。というより暑い中では本当に走れなくなったということか。

 780.0km、Cadélacの街の教会が綺麗にライトアップされていたので思わず止まって眺める。PBPのサイクリスト向けの装飾であることが一目で分かり、これを作った人の気持ちが伝わって来て、今日一日の苦労が全て報われた気がした。今日のゴール直前でとても幸せな気分になれた。CPまであと2km。

 Loudéacの街に入って来た。CPはもう目前。

 22:20過ぎに遂にLoudéacに戻って来た。やっと今日の仕事が終わった。予定から遅れての到着なので睡眠時間を稼ぐために1分たりとも無駄にできない。直ぐにコントロールに向かう。

 敷地内は相変わらずの賑わい。この喧騒に安堵感を感じる。

 サインとスタンプをもらってコントロールを無事通過。

 そのままレストランに行って食事。速攻で食べる。

 782.2km地点のCP8/Loudéacのチェックタイムは8/22の22:30。予定より30分遅れで済んで正直かなり安堵している。今日のコンディションならばもっと遅れてもおかしくなかった。さっさと食事を終えて直ぐに席を立ち次はドロップバッグを取りに行く。

 ドロップバッグを持ってそのままベッドブッキングへ。シャワーは時間がないので割愛する。ベッドは問題なく確保できて一安心。明日は予定通り5:30リスタートのつもりで起床時間を5:00でお願いする。ベッドに着いて電装品の充電をセットしアラームをセットしてスウェット上下に着替えて耳栓をして速攻で寝に入る。就寝時刻は23時半前。