2023BRM1223福岡200

 12/28に強引に仕事納めをして予定通り有休消化を入れて12/29から11連休の年末年始休暇に突入した。ここのところ穏やかな天気が続く12月後半で連休2日目も多摩湖CRをゆるりと走ったりゴロゴロしつつ先週の沖縄遠征のブログを書いている。

 沖縄と言えば先日、辺野古米軍基地移転工事の沖縄県の不承認訴訟の判決が福岡高裁で出され、それは沖縄県に対して承認を命ずるものだった。米軍基地の辺野古移転に関してはネットで調べてもらえればその経緯を詳しく知ることができるので割愛するが、直近の訴訟に絡んで下記のデニー玉城知事の意見陳述と福岡高裁の判決は是非全文を読んでいただきたい。

ryukyushimpo.jp

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 判決の中で”県主張の公益を「当然に考慮し得るものとは言いがたい」”と言いつつ”「社会公共の利益を害するものと言わざるを得ない」”は明らかに矛盾している。工事自体の技術的疑義が生じ且つ日米安保政策においても必ずしも合理的とは言えない基地移転の社会公共の客観的利益とは一体何なのか?裁判所はそれに関して判断せずただ国の言い分を鵜呑みにしている。これでは”社会公共の利益”に地元沖縄は含まれないということを裁判所が明言した様なものだ。司法の判断は国の意向をそのまま追認することありきでこれは司法と権力の癒着との誹りは免れない。

 当然デニー玉城知事は最高裁に上告したが、国はこれから代執行の手続きに入る。代執行は暴挙である。本来なら日本国民である地元沖縄の民意を汲んで米国と交渉すべきが日本政府の本来のあるべき姿であるにもかかわらず日本政府は沖縄の民意を足蹴にし米国の利益のために、いや当の米国ですら辺野古移転については日本に強要するものではなく既に日本政府の独り善がりになってしまっている。軟弱地盤の難工事で一体完成までに何年かかるのか、いやそもそも完成など有り得ないのではないかという強い疑念しかない。日米安保を隠れ蓑にした半永久的に終わらない工事は請負業者にとっては旨味のあり過ぎる案件だ。辺野古の設計変更を肯定した技術検討会の委員に賄賂が渡っていたり、請負業者の政治献金や天下りの受け入れはちょっと調べれば幾らでも出て来る。沖縄の海を食い物にした政官業の癒着による税金の横流しはこの先ずっと続くのだ。こんなことを絶対に許してはならない。

 私的にはこの国で今もなお続く沖縄の蹂躙を黙って見ているわけにはいかない。大してできることはないけれど常日頃から問題意識を持ちブログやSNS等で思うところを発信し年に一度は沖縄を訪れて見識を新たにし交流を続けていきたいと思っている。そして自民党という利権政治の権化を政権から引き摺り下ろすために声を上げ続けていく。

 そんなわけでBRM1223福岡200那覇の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタート前日、沖縄へ移動

 12/22(金)、今日は有休を取って沖縄への移動日。今年で3回目となる年末の沖縄ブルベ遠征は200kmの気軽さもあって前日までバイクパッキングと携行品のパッキングを全くやっておらず、今朝目が覚めてからもずっと布団の中でうだうだと過ごし出発3時間前になってようやく手を付ける始末。まずはバイクを輪行袋に詰めてバックパックに携行品を詰め始める。ウェアの選択について、ブルベ本番の明日の沖縄の天気は終日曇りで気温は12~17℃といった感じで気温は低めだが私的経験に照らせば半袖ジャージにレーパンで念のためアームカバーを持って行けば大丈夫だと判断する。雨装備は持って行かない。出発30分前になって何となく準備が完了。何か忘れ物をしている様な気がして落ち着かないのだが時間が来てしまったのでのそのそと家を出る。

 10時45分に家を出て輪行袋を抱えて最寄り駅までの1km程を徒歩で向かう。

 11時10分に最寄り駅に到着。最も長い徒歩移動区間をこなしてちょっと気楽になった。

 丁度良い時間のリムジンバスがなかったので空港までは鉄道を乗り継いでの移動となる。

 西武池袋線と山手線を乗り継いで品川で京急に乗り換えて羽田空港に向かう。全ての電車はそれ程混んでいなかったので支障なく空港まで辿り着いた。

 13時前に羽田空港第2ターミナルに到着。平日だが金曜日ということもあってそこそこ賑わっている。

 まずは輪行袋を預けに行く。大型手荷物のカウンターは出発ロビーの端にあるので結構歩かされる。順番待ちをすることもなく受付自体は早かったが輪行袋の中を確認する係員がなかなか来なくて結局15分程かかってしまった。

 輪行袋を預け入れて身軽になって特にやることもないのでそのまま搭乗口に来た。搭乗までは1時間ちょっと、椅子に座ってしばし待つ。暇になって漠然とバックパックの中身を頭の中で確認していたら入れ忘れたものがあることに気付いた。胸に着ける心拍センサーとベルト、アクションカムのハンドルバーマウントのスペーサー台座を忘れてしまった。出発間際で準備をするとやはりこういうことが起きてしまう。がっかりしつつも気を取り直してちょっと空腹感があるので何か食べようかと思った瞬間に部分入れ歯を付け忘れているのに気付いて更に落胆、食欲も失せた。取り敢えずブルベ走行に支障はないが今年最後の遠征ブルベでこれだけの忘れ物をしてしまった自分がひたすら情けない。

 14時半に登場開始。

 搭乗率は5割位か。機体後部はガラガラで隣は空席なのでゆったりできる。

 IFEも大画面が当たり前になって来た。私的にはフライトマップしか見ないけれど見易いのは有難い。

 定刻通りに離陸。空路沖縄を目指す。

 ひと眠りしたり機内wifiに繋いでスマートフォンを眺めたりしているうちに沖縄上空に到達。

 定刻より若干遅れの17:45に那覇空港に着陸。

 那覇はどんよりと曇り。取り敢えず雨は降っていない。

 降機時のIFEのディスプレイが並んだ絵が何となく近未来的。

 沖縄に何度も来ているとこのロビーの風景もすっかり当たり前になってしまった。何となく漂っている匂いが昔インドネシアやマレーシアに行った時に空港等で漂っていた匂いと同じに思える。これは南国の匂いというやつか。

 10分待たずに輪行袋が出て来た。

 空港の外に出て輪行解除。バイクは特に壊れている所も無さそうで一安心。何となく肌寒い感じ。18時半前に那覇市街のホテルに向かって走り始める。ホテルまでは5km。

 何度も自走しているから道を間違えることはないだろうと今回は空港からホテルまでのナビデータを入れてこなかったが、何となく違う交差点に辿り着きあれ?と思ったら那覇市街とは逆方向の糸満に向かって走っていた。どこをどう間違ったのか分からないまま那覇市街方向を確認して戻る。

 モノレールの軌道を道しるべに那覇市街に辿り着いて一安心。

 19時過ぎにホテルに到着。真っすぐ来れば20分弱で辿り着けるのに倍近い時間がかかってしまった。慣れによる過信は禁物。

 このホテルには何度も止まっていて私的に沖縄遠征時の定宿になっているのだがチェックインの仕方が大幅に変わっていてほぼ無人のチェックインとなっている。事前にセキュリティ番号が通知されているということだったが楽天トラベル経由の予約だとどうもそれが発行されていない様で結局フロントの人を呼び出して番号を教えてもらってその後はひたすら端末入力で何とかチェックイン。便利なのか不便なのかよく分からないシステムだね。

 部屋に入ってホッと一息。自宅を出てからここまで8時間半の旅だった。

 まずはホテル近くのコンビニに今晩の明朝の食べ物を買い出しに行って来た。繁華街の中にあるホテルの周りはいつもの様に大勢の客引きがたむろしていてちょっと危うい雰囲気、脇目を振らずにさっさとホテルに戻って来た。風呂に入って夕食を摂ってようやく落ち着いたのが20時半、空港から道に迷ったのが響いたのか思いの外余裕なく時間が経過してしまった。持参したPCを眺めつつぼやぼやしていたら眠くなって気なので就寝態勢に入る。明日のスタートは6時なので目覚ましを5時にセットしてベッドに入る。消灯時刻は22時過ぎ。

スタート当日、スタートまで

 12/23(土)、5時前に目が覚めた。睡眠時間は充分ですんなりとベッドから起き上がる。まずPCを開いて天気予報をチェックするが夕方から傘マークが付いている。微妙な雨量だが雨装備がないので今更どうしようもないからじたばたしない。気温は取り敢えず12℃以上はあるので何とかなるのではないか。半袖ジャージとノースリーブインナーにレーパンでアームウォーマを付けて身支度完了。もうこれ以上のウェアもないのでこちらも覚悟を決めて走るしかない。昨日買っておいたパンを食べて部屋を出る。

 5時半にホテルを出発。外はまだ真っ暗で体感的には覚悟していた程の寒さはない。夜明け前の繁華街の通りでアルコールの回りまくった危うい喧騒の中をこそこそと通り抜けつつスタート地点に向かう。スタート地点までは1.2km程で、今までのスタート地点よりかなり近くなった。

 繁華街の通りを抜けてホッと一息、大通りを進む。

 スタート地点の那覇バスターミナルに到着。近畿600の時もここがスタート地点だった。スタッフさんからブルベカードを受け取り受付完了。

 ブリーフィング開始。参加者の数は5人とちょっと寂しい感じ。

 今日のコースは那覇バスターミナルをスタートして島の南側から東に進み、辺野古から北に上がって名護市から本部に向かって海沿いを進み古宇利島を一周して今度は島の北側の海沿いを那覇バスターミナルまで戻って来る200km。

 去年のルートと比較してスタート&ゴール地点が変更になったのと前半と後半のルートが入れ替わっているのが変更点。アップダウンはそこそこあって獲得標高は1800m弱といったところ。コースの難易度はそれ程高くはないが今日は終始強めの北風と午後に降水確率が上がってくる天気予報であることと終盤の浦添辺りからの市街地の混雑が気になるところだ。

 ブリーフィングの中でPC1が通過チェックに変更になることと、辺野古から名護の間にシークレットが設置されることが告げられた。シークレットを事前告知してしまうとシークレットにならないのではという細かいことは気にしない。

 ブリーフィンガ終了してそのまま流れでスタートとなった。ぼちぼち出走態勢を整える。

スタート/那覇バスターミナル->通過チェック1/コザ十字路バス停(22.6km)

 定刻6時に緩々と走り始める。

 0.2km、旭橋交差点を名護・嘉手納方面に右折して国道58号に乗る。

 国道58号を東に向かって進む。早朝は車が少なくて走り易い。

 2.6km、緩い登りで上之屋交差点を通過。那覇市街はそこそこアップダウンがある。

 6.1km、緩く上りながらキャンプ・キンザーのゲート前を通過。

 9.0km、牧港交差点を通過。去年まではここを左折していたが今日は直進。

 時刻は6時半過ぎ、ようやく東の空が薄っすらと明るくなって来た。

 12.7km、伊佐交差点を普天間方面に右折して国道58号を離脱し県道81号に乗る。曲がって直ぐに上り。

 1km程の坂を上っていく。脚は普段通りの回り具合で今日の体調はまずまず。上るうちにアームウォーマーが暑くなって来たので信号待ちで停まったタイミングで外した。

 14.7km、キャンプ・フォレストの前を通過。

 国道330号に遷移して北に向かって進む。

 7時を過ぎてかなり明るくなって来た。空は曇っていて朝日はない。

 下りながら沖縄市街に入って来た。

 街角の植樹にはハイビスカスの花が咲いている。流石沖縄という一コマ。

 22.6km、コザ十字路交差点を名護・石川方面に左折すれば直ぐに通過チェックだ。

 22.6km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは7:21。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック1->PC1/ファミリーマート名護マルチメディア館前店(36.9km/59.5km)

 通過チェックを後にして再び国道329号に乗り名護方面に向かって進み始める。次の目的地は37km先のPC1。

 朝日が見えそうで見えない。清々しい朝の日差しの中を走りたいのだがなかなかそうなってくれない。

 28.7km、後原交差点をうるま方面に右折して国道329号から県道255号に乗り換え。

 曲がって直ぐにうるま市に入った。

 30.3km、1km程の真っすぐな坂を上っていく。

 30.9km、ピークを通過して下りに転じ更に県道255号を進んでいく。

 下ったところで石川の街中に入って来た。

 34.2km、赤崎一丁目交差点を海洋博公園・名護方面に右折して国道329号に乗る。

 35.3km、金武町に入った。

 国道329号を進む。うるま市を出てから信号の間隔が広くなって順調に距離を消化していく。

 海が見えて来た。東の空はすっかり雲に覆われて結局朝日を一度も見ることはなかった。

 43.6km、安富祖方面に道なり左に進んで金武の街中に向かって上り始める。

 44.6km、坂を上り切ったところでキャンプ・ハンセンのゲート前を通過。

 ゲート前には毎年恒例の巨大なクリスマスツリー。

 基地の中には軍用車がずらりと並べられていて物々しい雰囲気が漂う。

 45.3km、緩いアップダウンのある金武の街中を通過。

 46.5km、金武の街から下って来て金武大橋を渡る。

 橋の上から左側に金武ダムが見える。

 47.1km、橋を渡り終えて海洋博公園・名護方面に左折してバイパスと合流し更に国道329号を進む。

 上りながら国道329号を進む。この先アップダウンが続く。

 48.0km、宜野座村に入った。

 52.0km、ドームのある宜野座村総合運動公園の傍を通過。

 青空は見え隠れしているのだが日差しが出てこない。ぱっとしない天気が続く。

 55.5km、海沿いに降りて来て潟原干潟を通過。

 56.6km、上りながら名護市に入った。

 真っすぐな上りの先にPCがある。もうひと頑張り。

 PCが見えた。ホッと一息。

 59.5km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:12。

 ここまでグロス20km/hを下回っているが市街地走行を考慮すればまずまず順調。

 空腹感はないので沖縄限定森永ヨーゴを飲んで15分程休憩して出発する。

PC1->通過チェック2/ローソン本部海洋博公園前店(34.3km/93.8km)

 PCを出て再び国道329号を北東に向かって進み始める。次の目的地は34.3km先の通過チェック2だが、この区間のどこかにシークレットがあるはずなので見落とさないように進まなければならない。

 下り坂の向こうに沖縄高専の校舎が見える。

 60.3km、沖縄高専前を通過して再び上り。いつ見ても立派な校舎だ。

 61.0km、キャンプ・シュワブ前に差し掛かった。

 先日、沖縄県に辺野古工事の承認を命ずる高裁判決が出たがその影響もあって現場は緊張しているのではないかと思ったが昨年同様静かな状態だった。

 ゲート前も警備員の数は少ない。クリスマス時期の小休止というところか。いずれにしても辺野古移転工事が一刻も早く中止されることを願うのみだ。

 63.8km、東京600党で沖縄北部方面に向かう時はここを右折するが今日は直進。この先今日の最高標高地点に向かって上り始める。

 勾配5%に満たない真っすぐな坂を淡々と上っていく。シークレットは恐らくこの上りのピークにあるのではないかと予測。

 66.3km、ピークに到達したがシークレットは無かった。そのまま下りに入る。

 下り始めたら前方にサンタの格好をした人達が見えた。あれがシークレットなのか?

 66.7km地点のシークレットに到着。チェックタイムは9:44。

 三線の音色も入った賑やかな出迎えにほっこり和む。

 クリスマスプレゼントをいただいた。このタグがここの通過証明になるとのこと。

 本物の三線を間近で見るのは初めてかも。かなりコンパクトで持ち易そう。ちょっと欲しくなってしまった。ブルベカードにサインをもらいつつ一呼吸おいて出発する。

 シークレットを出発して国道329号を更に下っていく。改めて通過チェック2を目指す。残り距離は27km。

 70.2km、下りを終えて島の西側の海沿いに出た。世冨慶交差点を海洋博公園・名護市街方面に右折して国道58号に乗る。復路はここを左折方向に進んで那覇に戻っていくことになる。ここから先しばらくは海沿いの平坦になる。

 曲がって直ぐに名護市街に入った。そこそこ車通りが多く賑やか。

 71.6km、城1丁目交差点を通過。後程ここを右から出て来て国道58号を遡ることになる。

 73.2km、宮里3丁目交差点を本部方面に道なり左折して国道449号に乗り名護市街から出ていく。

 曲がった直後に名護球場傍を通過。ここは日ハムのキャンプ地で過去2月の東京600で朝ここを通過した時にちょうど日ハムの選手達が練習で球場入りする場面に遭遇し選手やファンで賑わっていたのを思い出す。

 国道449号を進む。道は狭くなったが車は少なくなったので走り易い。

 76.1km、屋部(西)交差点を本部方面に左折して更に国道449号を進む。

 国道449号を進む。パラパラと雨が落ちて来てもう降り出すのかと身構えたが強くなる気配はないので構わず進む。

 海沿いを北に向かって走る。向かい風基調だが思った程風は強くないのでペースダウンは大したことはない。順調に距離を消化していく。相変わらずダンプカーの通行は多い。

 会場には土砂を運ぶ船が多数。これらは辺野古に向かうのだろうか。

 87.3km、瀬底大橋傍を通過。

 88.7km、本部の街中を通って本部大橋を通過。道幅が狭く交通量が多いので注意して走る。

 89.0km、本部大橋(北)交差点を道なり左に進む。ここはT字突き当りだったが次に来る時は直進に変わっているのではないだろうか。

 アップダウンが出て来て更に国道449号を進む。

 90.8km、浦崎交差点を海洋博公園方面に左折して国道449号を離脱、県道114号に乗る。

 曲がって直ぐに上りになる。真っすぐな緩い坂を進む。

 92.2km、ピークに遭った竜宮城の様な建物が壊されて無くなっていた。そのまま下りに入っていく。

 下りながら海洋博公園の傍を通過。通過チェックはもう目前。

 通過チェックが見えた。ホッと一息。

 93.8km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは10:57。

 巡航グロス20km/hにちょっと足りないがまずまず順調に来ている。

 あまり汗を掻いていなくてトイレが近い感じなので水分補給は控え目で何となく沖縄限定で目に入ったコーヒーを買って飲んだらてきめんに胃がやられて不快感。相変わらずコーヒーには弱い胃腸のままだった。コーヒー好きには辛い体質だ。

 空はどんよりと曇り色彩にかけるがそれでも海にはエメラルドグリーンの片鱗は見える。15分程の休憩の後出発。

通過チェック2->通過チェック3/トケイ浜・ハートロック前バス停(21.9km/115.7km)

 通過チェックを出て再び県道114号に乗り北に向かって下っていく。次の目的地は22km先の通過チェック3古宇利島。

 再び雨がぱらぱらと落ちて来た。強くなる気配はないので構わず進む。

 96.9km、具志堅(西)交差点を今帰仁方面に左折して国道505号に乗る。

 緩いアップダウンをこなしながら国道505号を進む。

 98.4km、今帰仁村に入った。

 99.4km、今帰仁城跡を一度見たいとは思っているが今日も素通り。

 104.4km、今帰仁村の街中を通過。

 105.5km、今帰仁の街中を抜けた直後の激坂。このブルベで一番勾配のきつい坂だと思うがそれでも7%位か。距離は300m程と短い。

 106.0km、坂を上り終えて古宇利島・屋我地島方面に左折して県道248号に乗る。

 曲がって直ぐに真っすぐな坂を更に上っていく。

 

 ピークを通過してワルミ大橋に向かって一直線に降下していく。

 107.7km、ワルミ大橋を下りながら渡る。左側にこの後渡る古宇利大橋が見える。

 108.2km、橋を渡り終えて古宇利方面に左折、県道110号に乗る。

 110.1km、古宇利方面に左折して県道247号に乗る。この後古宇利島を1周してここに戻って来て直進方向に進むことになる。

 古宇利大橋に向かって真っすぐ下っていく。

 111.0km、古宇利大橋を渡り始める。左に見えるのはカエル島。あんまりカエルには見えない。

 古宇利大橋は約2km、正面から北風が吹きつけてバイクが進まない。

 正面に見える古宇利島がなかなか近付いてこない。両側に見える海は曇っていてもエメラルドグリーン。

 112.9km、やっと橋を渡り終えて古宇利島に上陸。道なり左に進んで時計回りに島を周回し始める。

 113.6km、上り始めて高台に上がっていく。

 向かい風と上りでなかなか進まないがもう少しの辛抱。通過チェック3が今日のコースの最北端なのでそこから先は追い風になるはず。

 通過チェックが見えた。これで向かい風も終わりなはず。

 115.7km地点の通過チェック3に到着、チェックタイムは12:08。

 どんよりと曇った空と人気の無い海辺とススキの穂が寂寥感を漂わせて旅情たっぷり。こういう冬の雰囲気も悪くない。通過証明用の写真を撮って一息ついて出発する。

通過チェック3->PC2/セブンイレブン恩納兼久店(49.1km/164.8km)

 通過チェックを出発して再び古宇利島を時計回りに進み始める。次の目的地は49km先のPC2。これから先は進路は基本南向きなので追い風基調でペースは上がるはず。そう考えると気分はかなり楽。

 下り基調で進む。風向きはまだ追い風にならない。

 117.5km、古宇利オーシャンタワーを右に見ながら下っていく。

 下りながらこれから渡り返す古宇利大橋を眺める。

 118.1km、うっかり右折ポイント見逃して直進コースアウト。直ぐに気付いて戻って事なきを得る。

 古宇利大橋に向かって下っていく。

 118.6km、島の入口で往路と合流しこれで古宇利島一周は終了。左折して島を出ていく。

 橋のたもとの浜辺は完璧に沖縄の風景。沖縄の海は本当に美しい。

 古宇利大橋を渡り始める。

 追い風スイスイで楽々進む。

 橋を渡り終えて真っすぐな坂を上っていく。ここから先は再びアップダウン基調。

 121.4km、突き当りを国道58号・済井出方面に左折して県道110号に乗る。

 アップダウンの県道110号を進む。追い風効果は期待したほどではないがそれでもそこそこのペースで進む。

 サトウキビ畑を通過。収穫期はまだか。

 126.1km、屋我地大橋を渡る。

 127.4km、真喜屋交差点を海洋博公園・恩納方面に右折して国道58号に乗る。

 国道58号は車通りはそこそこあるが追い風基調もあってそれ程ストレスなく順調に距離を消化していく。

 131.3km、伊差川(北)交差点を名護市街方面に直進して国道58号を一旦離脱。

 132.5km、真っすぐな上りを進んで名護市街手前の丘を越えていく。

 目の前にサトウキビの枝?を満載したトラックがいて今にも崩れて来そうで冷や冷やしながら進む。

 134.8km、名護市街を通過。時間が早いのか天気のせいなのか人の姿はまばら。

 城1丁目交差点で那覇・恩納方面に左折して再び国道58号に乗る。

 136.5km、先程左から来た世冨慶交差点を今度は直進して那覇・恩納方面に進む。

 国道58号は交通量はかなり多い。車のスピードも速いのでちょっと神経を使う。

 140.5km、沖縄道入口を道なり左に進む。交通量はそのままで道幅が狭くなるので更に緊張度が増す。

 沖縄道とのジャンクション区間を抜けて多少道幅が広くなり緊張が緩んだ。那覇までは55km、ブルベの残り距離とほぼ一致している。

 145.8km、恩納村に入った。

 153.3km、恩納海岸リゾート・万座毛方面に右折。

 155.9km、万座ビーチ入口を通過。恩納の街中を抜けていく。

 158.9km、バイパスと合流して那覇・嘉手納方面に右折。

 159.7km、恩納(南)交差点を谷茶・恩納海岸リゾート方面に右折。

 バイパスと分岐して車が少なくなり走り易くなった。

 高級リゾートホテルの並びを通過。

 冬でも十分にリゾートの雰囲気がある。天気が良ければ海に入れるのではないかという感じ。

 恩納の街中を抜けていく。PCはもう直ぐ。

 PCが見えた。ホッと一息。

 164.8km地点のPC2に到着、チェックタイムは14:17。

 ゴールまでは残り35km、明るいうちに帰り着けるのはほぼ確実なので気分的にも余裕たっぷり、疲労感も殆どないのですこぶる順調。今年最後のブルベはすんなりと走り終えられそうだがこの先市街地走行になるので最後まで気を抜かずに安全に走ることだけを考える。相変わらず汗は余り掻いていないのでエナジージェルだけを補給して10分程の休憩の後出発。

PC2->ゴール/ファミリーマート那覇バスターミナル店(35.2km/200.0km)

 PCを出て再び国道58号に乗り南に向かって走り出す。あとはゴールを目指すのみ。残り距離は35.2kmだが市街地走行になってかなり混んでいるはずなのでそこそこ時間はかかるはず。でもゴール開設は17時なので慌てる必要は全くなし。

 165.5km、仲泊交差点を那覇・嘉手納方面に右折して更に国道58号を進む。

 那覇までは34km、残り距離と一致している。

 海沿いに出ると追い風基調がより鮮明になって順調に距離を消化していく。海沿いを離れた辺りから上りになった。この先5km程の長い上り基調になる。

 上っていくうちに雨が降って来た。

 170.2km、読谷村に入った。上りはまだ続く。

 雨が若干強くなって路面が濡れて来た。終盤で本格的に降り始めたか。気温がそこそこ高いので寒くはないが、路面に水が浮いてバイクがドロドロになる前にゴールしてしまいたいところ。

 172.1km、長い上りのピークを通過、そのまま長い下りに入っていく。

 173.8km、徐々に車が増えて来て信号にちょくちょく引っ掛かって下りだがいまひとつペースは上がらず。

 176.8km、長い下りが終わって嘉手納町に入る。短い橋を渡って再び上り。

 177.3km、上りを終えて那覇空港・那覇方面に道なり右に進んで再び下り。この先しばらく嘉手納基地と並走する。

 嘉手納基地を左に見ながら進んでいく。いつ見てもこの基地はデカい。

 178.4km、嘉手納基地のゲート前を通過。

 国道58号をまたぐ滑走路の誘導灯。ここにこれだけ大きな基地があって米軍は世界的に軍の再編成を進める中になって何故わざわざ辺野古に基地を移設する必要があるのか全く理解できない。これは明らかに米軍の都合ではなく日本側の思惑だと思う。

 180.3km、北谷町に入った。

 182.2km、国体道路入口交差点を通過。ここで嘉手納基地の敷地は終わり。ここから先ゴールまでは市街地走行となる。

 車が混み始めて信号にどんどん引っ掛かって進まなくなる。雨は小雨のままなので今のところ問題無し。

 米軍関係者の車。うっかりなのか洒落なのか、どちらにしてもクリスマスな演出。

 186.2km、宜野湾市に入った。この先直進して本格的に市街地に入っていく。

 そろそろ市街地渋滞が始まったか。

 市街地のアップダウンはちょっと辛い。ゴールまではあと12km。

 左折渋滞に巻き込まれると信号1回ではクリアできないので時間がかかってしまう。でもまあ17時までにはまだかなり時間があるので余裕。

 190.6km、側道を進む。浦添市に入った。

 牧港交差点を直進して再び国道58号本道に合流する。

 191.9km、浦添市街地のこのパチンコ屋のファラオの像は沖縄にいることを感じる風景の一つ。

 キャンプ・キンザーの前に出た。相変わらず工事中で非常に走り辛い。この工事は一体いつになったら終わるのか。

 195.9km、那覇市に入った。ゴールまであと4km。

 市街地アップダウンは続く。雨は小雨のままなのでどうやら路面に水が浮く前に逃げ切れそうだ。

 那覇の中心部が見えて来た。もう少し、もう少し。

 ここまで来ればもう完走は間違いないだろう。今年最後のブルベも無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。

 ゴールまでの1kmが遠い。やはりこの時間の市街地の混雑は半端ない。

 旭橋交差点を左折すれば直ぐにゴールだ。

 無事ゴール。

 ゴールタイムは16:08、完走時間は10時間8分だった。

ゴール後

 まだゴール開設までには50分位ある。一旦ホテルに帰るには中途半端な時間なのでバスターミナルの端でそのまま待つことにする。待っている間に今日の打ち上げ会場を探す。

 16:40過ぎにスタッフさん達がやって来て無事にゴール受付。今年もお世話になりました。次回もまたよろしくお願いいたします。

 ゴールを後にしてホテルに戻り始める。完走できないとは思っていなかったが実際に完走してみてやはりホッとした。

 17時前にホテルに帰着。

 部屋に戻ってウェアを脱いで開放感に浸りつつそのまま風呂に入る。浴槽に湯を溜めてのんびり浸かる。このホテルは直ぐに湯が溜まるのでありがたい。

 風呂から上がってさっぱりして今日の打ち上げ会場を再確認。今日は普通に居酒屋で沖縄料理でビールにしようと以前から目を付けていたホテル近くの店に行ってみることにした。

 店に入ってまずビール。走行中に飲んだコーヒーで胃がちょっと荒れ気味だがまずまず旨い。おでんやゴーヤーチャンプルーを頼もうかと思ったら沖縄料理は置いていないと店の人に素っ気なく言われてしまった。ネットの店情報には沖縄料理のメニューがしっかり載っていたのにあれは偽情報だったのか?がっかりしつつ鶏の唐揚げやらをちょこっと頼んでビール1杯だけ飲んでそそくさと退散。

 仕切り直しで別の沖縄料理の店に移動して改めて独り打ち上げ開始。

 ジーマーミ豆腐。落花生で作った豆腐らしいが、餅の様に弾力がある。初めて食べるが美味。

 もずくの天ぷら。もずくが沖縄名産とは知らなかった。

 ゴーヤーチャンプルー。沖縄料理の中では私的にこれが一番だと思う。

 ひとしきり飲んで食べて店を出た。もうちょっと飲みたいかなと昼間シークレットで聴いた三線の音に触発されて沖縄民謡ライブの店に突入しようかと思ったが雨が降り出して萎えてしまったのでコンビニに寄ってすごすごとホテルに戻る。

 部屋に戻ってPCを眺めながら軽く3次会。youtubeでクリスマスソングなど聴きながらうだうだと過ごしていたら眠くなって来たのでそのまま寝に入る。消灯時刻は23時頃。

ゴール翌日、帰宅まで

 12/24(日)、5時前に目が覚めた。アラームは5時半でもう少し寝られるが目が冴えてしまったのでそのまま起き上がる。PCを開いて天気予報をチェックすると雨雲が那覇上空にかかってる。部屋の窓から外の様子がほとんど見えないので雨が降っているかどうか目視確認できないのだが、気温はそれ程低くないので空港までの自走を強行することにした。今日のフライトは8時なので6時にホテルを出れば余裕で間にあう。ぼちぼち荷物をまとめて帰り支度をする。

 6時にホテルをチェックアウト。今年も快適に過ごせた。次回以降もここに泊まるだろう。もう完全に定宿になった。

 外に出るとやはり雨が降っていたが小雨程度で空港までは5km位なのでそのまま走り始める。ホテルの周りは相変わらず酔っ払いと客引きがあちこちでたむろしていて危うい空気、不用意に接触しない様に注意しながら通り抜けていく。

 大通りに出てほっとしつつ空港に向かって走り始める。路面に水が浮いているがもうどうしようもないので気にせず走る。

 沖縄最終日は残念ながら雨となったがこれもまた良い思い出の一つということだろう。

 6時半前に那覇空港に到着。これにて沖縄サイクリングは無事終了。

 20分程でバイクパッキング完了。

 7時前でようやく空が薄っすらと明るくなって来た。沖縄の朝は遅い。

 荷物預け入れは順番待ちはなくあっという間に終了。そのまま搭乗口に向かう。

 今日がクリスマスイブだが気分的にはもう終わった感じがする。

 7時10分過ぎに搭乗口に到着。帰宅行程は順調に推移している。どんよりとした外の風景を眺めながらぼんやりと待つ。

 定刻になって搭乗開始。搭乗率は5割といったところ、往路と同じく隣に人がいないのでゆったり。

 定刻通りに離陸。さらば沖縄、また次回。

 ひと眠りしていたらあっという間に羽田上空。往路は3時間だが復路は2時間、自転車も飛行機も追い風の威力は絶大。

 定刻通り10時に羽田空港着。

 いつもの様に到着ロビーに向かう通路を歩くうちにあっという間に現実の日常に引き戻される。

 輪行袋はすんなり出て来た。

 この時間にリムジンバスはないので鉄道移動となる。京急の乗り場に直行。昔はモノレールばかり使っていたが今では全く乗らなくなってしまった。

 京急はかなり混んでいて肩身の狭い思いをしたが山手線は空いていて安心。

 先頭車両で運転席を何の気なしに眺めていたら鉄の人達の気持ちがちょっとだけ分かった気がした。

 西武池袋線も余裕。これで徒歩移動は完了、あとは最寄り駅に着くのを待つだけ。

 12:10に最寄り駅に到着。その場で輪行解除して自走で自宅に戻る。

 12時半に自宅に帰着、これにて沖縄遠征及び今年の最終ブルベは無事終了。

 

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 今回で3回目となるAJ福岡さんの12月開催の那覇200、今年はコースが若干変更されての開催となったが、那覇発着で沖縄の南半分を周遊する難易度の低いブルベは本土在住の人が冬の最中に軽い服装で沖縄を気軽に楽しむには持って来いのイベントだと思う。この季節の沖縄はすっきりと晴れるという天候ではないがそれでも15℃を超える気温で夏ウェアでも大丈夫な位の温かさがある。エメラルドグリーンの海も所々に咲いているハイビスカスも常夏の島を十分に感じさせてくれる。この時期は旅費も安いので遠征し易いしこのブルベは美味しいところがたくさんある穴場的存在だと思う。私的にはシーズンの終わりの慰労的意味も含めた楽しいブルベなのでまた来年も是非走りたいと思っています。

 このブルベの感想を持って2023年の全てのブルベ日程は終了した。今年は年初1本目がインフルエンザでDNSという躓きからスタートしたがその後は順調で今年の目標だった4回目のPBPと600km8000mupの2本をクリアすることができて出走した25本を全て完走し満足な結果が出せたと思う。次のブルベは年明け直ぐのBRM102さくら200羽田大鳥居、正月三が日で静かな都心を走るのがちょっと楽しみなブルベだが次回詳報の予定。