2024BRM102さくら200

 年が明けて早4日、年末年始休暇も7日間があっという間に過ぎてしまった。今年も平穏な年初めと言いたいところだが、元旦早々に能登地方で大地震が発生し翌日のブルベから戻る途中で羽田空港で海保機と日航機の衝突火災事故が発生したと聞き驚きと不安が交錯する落ち着けない年初めになってしまった。能登大震災は最初は状況が良く分からなかったが時間が経って情報が集まってくる程に被害の深刻さが具体的に明らかになって来てその酷さが恐怖を募らせていく。東日本大震災の時と全く同じ状況になっている。それと同時に政府の対応の遅さがどんどん露わになってこの自民党政権が如何に災害への備えを疎かにしてきたかがはっきりと可視化されつつある。ありもしない他国侵略を喧伝し軍備に湯水の様にカネをつぎ込む一方で日本で毎年の様に発生している重大災害への備えは全くできていないというのは自民党政権が如何に国民生活を軽視しているかの明確な証左だ。これについて書き始めると止まらなくなるので別の機会にするとして、今はただ能登地方の被災者の皆さんが一刻も早く平穏を取り戻されることを願うのみである。

 そんなわけでBRM102さくら200羽田大鳥居の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 1/2(月)、4:40に起床。寒くて布団から出るのを躊躇するが時間がないので気合で起き上がる。外を見ると空には星が見えているので天気は良さそうだが天気予報をチェックすると日中は殆ど曇りで昼過ぎ2時間程傘マークがついている。気温も最高が10℃に届かず予報が一気に悪化していて落胆。降水確率が微妙なので雨装備を持たない代わりにこの冬初めて冬用ジャケットとタイツを着用する。5時過ぎに自宅を出発し羽田空港を目指して車で走り出す。

 6時半に羽田空港近くのコインパーキングに到着。急いでバイクを降ろし身支度をしてここから1km程の羽田大鳥居に向かう。

 スタート地点に到着するとちょうどブリーフィングが始まったところだった。参加者はぱっと見20人ちょっとというところか。

 今日のコースは羽田をスタートして三浦半島から相模湾沿岸を進み大磯で折り返して国道1号で羽田まで戻って来る200km。

 山越えはなくほぼアップダウンレベルで獲得標高差は1200m程度、平坦基調と言えるのではないか。三浦半島や国道134号は何度も走っているので勝手は分かっているが序盤の市街地と後半の国道1号はどの位混雑するのが未知数。正月三が日は都心部市街地の混雑は緩いという狙いだと思われるが果たしてどうだろうか。後は天候、雨が降らないことを願うのみ。

 ブリーフィングが終わった時にちょうど日の出。初日の出ではないがとても清々しい気分。

 2024年最初のブルベに相応しい瞬間を演出するためスタートをこの場所にしてこの時間にしたのだとすれば主催者の目論見は完全に成功。素晴らしい。

 装備チェックの列に並んで出走準備をする。さあ、今年最初のブルベが始まる。今年のブルベの私的テーマは”丁寧に慎重に走る”。今日は確実に完走して今年一年を首尾よくスタートしたいところ。

スタート/弁天橋->PC1/セブンイレブン横須賀中央店(49.9km)

 装備チェックをパスしてスタート地点の弁天橋交差点まで押し歩く。

 橋の上で改めて日の出を振り返る。何度見ても希望がみなぎってくるポジティブな光景。

 定刻7時に緩々とスタート。

 1.0km、弁天橋通りを抜けて羽田二丁目交差点を鶴見方面に左折して産業道路に乗る。

 大師橋を歩道で渡る。

 橋の上から見る朝日。日の出は何度見ても見飽きない。

 産業道路を順調に走行。正月三が日の早朝ということもあって車は少なくとても走り易い。

 後ろから他の参加者にガンガン抜かれていく。抜かれた人数から見てどうやらあっという間に最後尾付近になったらしいが気にしない。いつも通りマイペース。

 10.2km、鶴見大橋で鶴見川を渡る。

 10.6km、大黒線バイパス入口交差点を大黒ふ頭方面に左折。

 11.4km、新興駅交差点を国道15号方面に右折。

 12.2km、交差点を左折。

 12.7km、生麦一丁目交差点を左折して国道15号に乗る。

 国道15号を西に向かって進む。箱根駅伝の通行止めには全く引っ掛からない。

 小一時間走って身体が温まると冬用ウェアだと暑くなって来た。この重装備は失敗だったか。

 沿道には早くも観客が集まり始めている。大学名の入った幟を持っている人達もあちこちで見かけた。

 16.6km、中央市場入口交差点を左折して国道15号を離脱。

 17.3km、市場交差点を右折して横浜市街に入っていく。R東京さんのブルベではいつもゴール前に通過するのを序盤で逆走するのはかなり新鮮。

 高層ビル群が見えて来た。大都会の雰囲気を感じ取るのも今日のブルベの楽しみの一つ。

 高層マンション群を通過。眺める分には良いが住もうとは全く思わない。こんな高い所に住みたいという人の気持ちが全く理解できない。

 コスモワールドの観覧車。朝の人気の無い都市は趣深い。

 赤レンガ倉庫も静か。

 いつもは夕暮れのシルエットを眺めるのに朝日に照らされるのはまた別の表情がある。

 19.7km、横浜税関交差点を左折。

 ウォーターフロントの街中を本牧方面に向かって進んでいく。

 山下公園を通過。30年以上前位に一度来たことがあるが何で来たのかが思い出せない。

 20.7km、横浜マリンタワーの傍を通過。

 23.5km、横浜市街を抜けて突き当りを八景島・磯子方面に右折して国道357号に乗る。

 25.8km、国道16号方面に側道を進んで一旦国道357号を離脱。

 27.7km、根岸の街中を通過。

 28.8km、八幡橋交差点を左折。

 29.3km、再び首都高湾岸線の下を並走して国道357号に乗る。

 国道357号は車が少なくとても走り易い。順調に距離を消化していく。

 38.2km、金沢柴町交差点を国道16号・海の公園方面に右折して国道357号を離脱。

 金沢シーサイドラインと並走しつつ順調に進む。

 40.8km、帰帆橋交差点を横須賀・船越方面に左折。

 41.3km、野島町交差点を横須賀・船越方面に右折して夕照橋を渡る。

 橋を渡り終えて夕照橋交差点を横須賀・船越方面に左折。

 42.6km、日産工場脇を通過して突き当りを左折して直後を右折し船越・国道16号方面に進む。

 44.2km、緩いアップダウンをこなしながらレンガ造りの壁面のトンネルを幾つか抜けていく。

 44.9km、交差点を左折。

 曲がって直ぐに海に出たところを海沿いに右折、と思ったら正面に護衛艦群が停泊しているのが見えて思わず目を奪われてしまった。

 ここは海上自衛隊の基地なのか。思わず停まって見入ってしまう。

 これは明確な殺傷能力を有する武器なのだが、戦争反対の意思を明確に持っていると強く自覚している私自身がこういう軍艦を見て格好良いと感じてしまうこの矛盾が一体何なのか未だに説明がつかないのだが、強いて言うならばこれが私の中の本能と理性の共存ということになるのだろうか。いずれにしてもこれはあくまで備えであって使用されないことを願うばかりだ。

 45.4km、突き当りを左折して国道16号に合流。海沿いに左折せずに真っすぐに進めばそのまま国道16号に合流できたのに敢えて距離的にも遠回りになる海沿いをコースにしたのは護衛艦群を見せたかったというコース設計者の意図があったものと推測。私的にはその意図通り見ることができて良かった。

 緩いアップダウンとトンネルを幾つか越えながら国道16号を進む。

 朝方の国道16号は車は少なく走り易い。

 49.3km、横須賀の街中に入って来た。PCはもう目前。

 49.9km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:40。

 序盤の市街地走行は信号にそこそこ引っ掛かったものの車の混雑は皆無でストレスなく走ることができて良かった。空腹感はないのでピルクルを1本だけ飲んで15分程の休憩の後出発。

PC1->通過チェック1/観音崎(8.6km/58.5km)

 PCを出て再び国道16号に乗り東に向かって進み始める。この先は三浦半島の外縁部を進みつつ通過チェックを5か所小刻みにクリアしていくことになる。次の目的地は9km先の通過チェック1。

 50.1km、小川町交差点をうみかぜ公園・平成方面に左折して国道16号を離脱、よこすか海岸通りに乗る。

 よこすか海岸通りを進む。信号にちょくちょく引っ掛かるが車が少ないので走り易い。

 52.8km、三春町三丁目を観音崎方面に左折して再び国道16号に乗る。

 海沿いの国道16号を進む。街路樹のヤシの木がちょっとだけ南国の風情。

 55.7km、海沿いを離れてアップダウンが始まった。

 57.2km、左側の小さな港に訓練用のカッターが並んでいるのが見えた。海上自衛隊の訓練施設か。

 正面に観音崎灯台が見えて来た。

 58.3km、上りながらトンネルに入った。このトンネルを抜けたところが通過チェックだ。

 58.5km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは10:17。ロードシューズで灯台まで行くのは大変なので素通り。ここはフォトチェックなので通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック1->通過チェック2/松輪郵便局(20.5km/79.0km)

 通過チェックを出て観音崎通りを下っていく。次の目的地は20.5km先の通過チェック2。

 59.5km、上りながら観音崎大橋交差点を久里浜・浦賀方面に左折して県道209号に乗る。

 62.2km、浦賀駅前交差点を三崎・久里浜方面に鋭角に左折して県道208号に乗り浦賀市街を抜けていく。

 170年前、この先に黒船が見えたのだろうか。

 67.2km、アップダウンを一つこなしてトンネルを抜けていく。

 野比海岸沿いを進む。

 70.0km、上りながら伸び交差点を城ヶ島・三崎方面に左折して国道134号に乗る。

 72.6km、三浦市に入った。三浦海岸沿いを進む。車通りはそこそこあるがスムーズに流れているのでストレスは少ない。

 三浦海岸は人も殆どいなくて静か。前にたまがわ200の元旦ブルベでちょうど初日の出のタイミングでここを通りかかった時は物凄い数の人垣と車の数で大変なことになっていたのを思い出した。

 73.8km、三浦海岸交差点を左折して剱崎方面に左折して国道134号から県道215号に乗り換え。

 海沿いの県道215号を進む。車が少なくなって落ち着いた。

 78.0km、海沿いを離れて登り坂に差し掛かる。距離は短いが勾配は今日のコースの中では一番きついのではないかと思う。最大勾配は8%といったところか。

 78.5km、坂を上り切って以前フジトモ商店だった場所を通過。ここは長い間ブルベのPCとして使われてきたが惜しまれつつ閉店してしまった。新しいオーナーに変わって、サイクルラックが置いてあるところを見ると飲食物が買える店の様に見受けられる。再びここがPCとして使われる様になるかも知れない。

 通過チェックが見えた。

 79.0km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは11:08。

 ここはクイズポイント、備え付けのポストにかかれている平日の集荷時間が答えだが、時間を暗記しつつポストの写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック2->通過チェック3/城ヶ島(7.8km/86.8km)

 通過チェックを出て再び県道215号を三崎・城ヶ島方面に向かって走り出す。次の目的地は7.8km先の通過チェック3。

 80.9km、毘沙門トンネルを通過。

 トンネルを抜けるとこれから上る坂が前方に見える。

 82.9km、坂を上り切って宮川公園前を通過。前に通った時は風力発電機が撤去されていたが新しいものが設置されていた。

 84.4km、いつもは三崎港方面に下っていくのだが今日は初めて横須賀・城ヶ島方面に右折。後程通過チェック3で折り返してここに戻って来て改めて三崎港方面に進むことになる。

 84.5km、突き当りを左折して城ヶ島方面に進む。

 84.9km、城ヶ島大橋を渡る。ここを走るのは初めて。

 橋の上から三崎港の出口を見る。ここからマグロ漁船が遠洋に出ていくのだろうか。

 橋を渡り終えてUターンしながら灯台方面に下っていく。

 城ヶ島の街中に入って来た。通過チェックはもう目前。

 通過チェックが見えた。

 86.8km地点の通過チェック3に到着、チェックタイムは11:31。

 ここはフォトチェックなのでまずは通過証明用の写真を撮る。

 城ヶ島には初めて来たが特に何があるわけでもない。

 天気が悪いせいか人気もなく静か。周囲を眺めていたらパラパラと雨が降って来た。天気予報がどうやら当たってしまった様だ。急いで出発する。

通過チェック3->通過チェック4/油壷(7.5km/94.3km)

 通過チェックを後にして今来た道を戻り始める。次の目的地は7.5km先の通過チェック4。

 88.4km、城ヶ島大橋を渡り返す。雨粒は大きめだが量が少ないので多少濡れる程度で済んでいる。路面に水が浮かなければ走行に支障はないのでこの位で止まってくれることを願うのみ。

 89.0km、右折して坂を上る。

 89.1km、ここで再び往路に合流して三崎方面に右折して下っていく。

 89.3km、港に突き当たって右折。

 港には精悍なフォルムの漁船が停まっていた。マグロ漁船だろうか。

 89.7km、日の出交差点を左折。三崎の街中に入って来た。正面の海鮮の店にはいつもの様に列ができている。

 90.4km、港に沿って進んで突き当りを左折。正面のコンビニはここを通るブルベでよくPCに使われる場所。この辺りの海鮮の店にはどこも人だかりができていてそこそこ賑わっている。

 91.7km、左折して港に沿って進む。

 92.8km、小さな丘を越えて下って来てヨットハーバーの傍を通過。

 93.4km、再び上って来て突き当りを左折して県道216号を下ると直ぐに通過チェック4。後程通過チェックで折り返してここに戻って来て今度は右折方向に進むことになる。

 通過チェックが見えた。

 94.3km地点の通過チェック4に到着、チェックタイムは12:00。

 ここには確かR東京さんのブルベで来たことがある。ここはフォトチェックなので通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック4->通過チェック5/熊野神社(9.8km/104.1km)

 通過チェックを出て今来た県道216号を上っていく。次の目的地は9.8km先の通過チェック5。

 95.0km、先程左から来た合流ポイントを今度は直進する。

 95.6km、左折して県道216号を離脱。細い住宅街の中の道を上っていく。

 この坂が今日のコースの中で最も長く1.2km程の坂を上ることになる。。

 ここまでずっと平地を走って来るとこの程度の坂でも結構きつく感じる。えっちらおっちら上っていく。

 96.7km、今日の最高標高地点となるピークを越えて県道26号に向かって下っていく。

 97.0km、県道26号に合流して左折する。

 97.5km、ちょこっと上り返して引橋交差点で国道134号に合流。葉山方面に向かって長い下りに入っていく。

 国道134号に乗って車が一気に増えた。折角の下りのメリットが活かせずペースがいまいち上がらない。

 101.5km、横須賀市に入った。

 横須賀市に入った直後、ソレイユの丘入口交差点を左折して国道134号を一旦離脱。

 車通りが無くなってホッと一息。

 102.6km、カーブを曲がったところから上りが始まった。

 500m程上ったところでピークに到達、ソレイユの丘の傍に出た。観覧車もあるしここは遊園地のような施設なのか。天気は悪いのに駐車場には結構な数の車が停まっている。

 ソレイユの丘を過ぎて海に向かって下っていく。

 103.9km、港に突き当たって左折。曲がると直ぐに通過チェック。通過チェックで折り返した後再びここに戻って来て今度は右折方向に進むことになる。

 104.1km地点の通過チェック5に到着、チェックタイムは12:34。

 ここはフォトチェックなので通過証明用の写真を撮る。神社の鳥居に掲げられた大きな日の丸からこの熊野神社も神道政治連盟の一員であることが窺い知れる。日本会議に通ずる国粋主義的な思想団体が日本国旗を乱用することで日本国旗がどんどんいかがわしいものに変質していくのはひたすら残念という他はない。

 神社の真ん前の海を眺めていたら雨量がちょっと増して来た。一息ついて直ぐに出発する。

通過チェック5->PC2/セブンイレブン横須賀芦名1丁目店(7.7km/111.8km)

 通過チェックを出て今来た道を戻り始める。ここまでで三浦半島の通過チェック巡りは終了して残りは全てPCとなる。次の目的地は7.7km先のPC2。

 104.3km、先程左から来た分岐点を今度は直進して港に沿って進む。

 106.0km、突き当りを右折方向に進む。

 107.4km、荒崎入口交差点を鎌倉・葉山方面に左折して国道134号に復帰する。

 109.0km、陸自の駐屯地を左に見ながら林交差点を通過して直進する。街中の国道134号は相変わらず混雑している。

 街を抜けたところからアップダウンが始まった。車通りの多い上りはちょっと走り辛い。

 何となく路面に水が浮き始めた。これ以上雨が強くならないことを願うのみ。PCはもう直ぐ。

 上りのピークにPCが見えた。

 111.8km地点のPC2に到着、チェックタイムは13:06。

 休憩しているうちに雨が普通の降りになってしまった。もう騙し騙し走るというわけにはいかない様だ。雨装備を持ってこなかった判断はミスだったということを認めざるを得ない。15分程休憩して覚悟を決めて走り出す。

PC2->PC3/ファミリーマート大磯店(34.5km/146.3km)

 PCを出て再び国道134号を北に向かって走り始める。次の目的地は34.5km先のPC3。

 アップダウン区間を抜けて再び海沿いに出た。路面には完全に水が浮き車輪が巻き上げる水飛沫でシューズの中が浸水し尻が濡れて冷たい。泥除けを付けてこなかったことを後悔しても後の祭り。新年早々洗車したばかりでピカピカのバイクがあっという間にドロドロになりひたすら落胆。

 空は雲が一様に垂れ込めてしばらく降り続きそうな気配。今日は天気の読み負けなので諦めて濡れるままに進む。

 115.4km、葉山町に入った。

 116.3km、緩いアップダウンをこなして葉山御用邸前交差点を鎌倉・逗子方面に道なり右折し国道134号を更に進む。

 曲がって直ぐに真っすぐな上り。

 117.4km、ピークを越えてそのまま下っていく。この国道134号は車が増えて来て道幅が狭くなりちょっと走り辛い。

 119.2km、長柄交差点を江の島・鎌倉方面に左折して更に国道134号を進む。

 119.9km、渚橋交差点を通過して三浦半島から出てこの先しばらく海沿いを走ることになる。

 逗子海岸は人気はなく静か。

 海沿いの国道134号は今のところ混雑はない。前方の空には雲の薄いところが出てきたのでもう直ぐ雨は止むかもしれない。

 122.8km、トンネルを含むアップダウンを越えていく。

 トンネルを抜けて鎌倉市に入った。

 前方に江の島が見えて来た。俺の家は全然近くない。(このネタが分かる人はかなり少なくなったに違いない)

 128.7km、江ノ電鎌倉高校前駅の傍を通過。

 江の島入口が近くなって来て車が混み始めた。

 130.2km、江ノ島入口を通過。

 130.7km、江ノ島水族館前を通過。そこそこの人出で賑わっている。

 雨はほぼ止んで一安心だが路肩に浮いた水溜まりが鬱陶しい。取り敢えず順調に距離を消化していく。

 140.9km、平塚市に入ってトラスコ湘南大橋を渡る。現在気温は8℃、体感的にも大体そんなものか。

 国道134号は車がかなり多くなったがスムーズに流れているのでストレスは少ない。路肩の水溜まりもかなり消えて来て走り易くなった。

 もう直ぐ海沿いを離れる。今日の海はそろそろ見納めか。雲がかなり薄くなって薄っすら日差しが差して来たのでこの後晴れてくれることを期待。

 145.0km、大磯町に入った。と思ったら再びパラパラと雨が落ちて来た。

 大磯町に入った直後に側道に入って小田原・国道1号方面に進む。PCはもう直ぐ。

 PCが見えた。ホッと一息。

 146.3km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:50。

 ここまで巡航グロス20km/hを割っているが雨や多数の通過チェックを考慮すればすこぶる順調に来ている。疲労感も薄くトラブルさえなければ問題なく走り終えられそうだ。ここからゴールまでは国道1号の市街地走行になるので今まで以上に慎重に走らなければならない。15分程休憩の後出発。

PC3->PC4/セブンイレブン戸塚矢部町北店(25.7km/172.0km)

 PCを出発して国道1号に乗り東に向かって走り始める。次の目的地は25.7km先のPC4。国道1号がどの程度混雑しているかは不明だがいずれにしても市街地で信号多数のはずだからどうせペースは上がらない。とにかく事故に遭わないことを心掛けて慎重に走る。

 夕刻近くなって国道1号は平常時と同じ様な混み具合。正月三が日はあまり関係なさそうだ。

 151.8km、馬入橋で相模川を渡る。

 空には青空が広がって来て西日が差して来た。もうこの後雨が降る心配はしなくて済みそうだ。濡れたウェアが乾き始めて不快感が薄れてきた。

 案の定信号にはちょくちょく引っ掛かるが市街地走行はこういうものだと割り切ればストレスは少ない。

 160.6km、突き当りを道なり右折して国道1号を更に進む。

 進むうちに緩いアップダウンが出て来た。

 163.6km、境川を渡って直ぐに長い上りが始まった。

 164.7km、横浜市に入った。上りはまだ続く。

 165.8km、ようやく長い坂が終わった。

 進むうちに路線バスに捉まり更にペースダウン。車の流れに逆らわずぼちぼち進む。

 168.5km、側道を戸塚駅方面に進み国道1号旧道に入る。

 国道1号旧道もそこそこ混雑している。

 170.9km、戸塚駅前を過ぎて清源院入口交差点を富士橋方面に右折して一旦国道1号を離脱。

 曲がって直ぐに突き当りを更に左折して線路沿いを進む。

 171.6km、蔵坪交差点を右折して更に線路沿いを進む。ここを曲がるとPCはもう直ぐ。

 PCが見えた。

 172.0km地点のPC4に到着、チェックタイムは16:27。

 ここまでの国道1号区間では巡航20km/hは確保できなかった。まあこの混み具合であれば標準的な走行時間といったところか。ゴールまではもう少しなのでエナジージェルだけ補給して10分程の休憩の後出発。

PC4->Goal/セブンイレブン大田区萩中3丁目店(29.4km/201.4km)

 PCを出発して再び線路沿いを走り始める。さあ後はゴールを目指すのみ。残り距離は29.4kmだがずっと市街地走行なのでゴールは18時半位か。

 172.9km、富士橋交差点を右折方向に進む。

 173.4km、橋を渡って不動坂交差点を保土ヶ谷方面に左折して再び国道1号に合流。

 176.2km、長めの坂をこなしながら国道1号を進む。

 国道1号後半は思った程混雑していなくて順調に進む。

 180.4km、左折して国道1号を離脱し県道201号に乗る。

 曲がって直ぐに踏切に引っ掛かった。

 180.9km、保土ヶ谷駅前を通過して突き当りを左折して環状1号に乗る

 保土谷の街中を抜けていく。混雑は余りなくストレスは少ない。

 182.1km、国道16号を横切って更に直進。ゴールまで20kmを切った。

 184.5km、横浜駅前を通過。人通りは少なく静か。信号にガンガン引っ掛かるのでペースはゆっくり。まあ滅多に来ない場所なので退屈しない。

 185.8km、国道1号に復帰して五反田・川崎方面に進む。この区間はR東京さんのブルベのゴール前のいつものルート。

 186.1km、国道1号バイパスと合流して更に直進していく。この辺りの混雑は平常時と大差なし。まずまず順調に進む。

 188.0km、新子安交差点を大黒ふ頭方面に右折して国道1号を離脱、産業道路に乗る。

 車通りが一気に減って静かになった産業道路を落ち着いて進む。

 189.3km、恵比須歩道橋交差点を左折する。

 さっきまでの喧騒の道が嘘の様に静かになった道を心静かに進む。この落ち着いた気分でもう直ぐゴールできるというのは精神衛生上とても宜しい。

 190.9km、新興駅交差点を通過して往路の遡りが始まり、立体交差を道なり左に上っていく。

 191.7km、大黒線バイパス入口交差点を右折して産業道路に乗る。後ろから若者が1人追い付いてきた。何となく同じペースになってしまったので間を空けて走る。ゴールまであと10km。

 産業道路は車が徐々に増えて来て挙動の怪しい車が何台か横を抜けていったので注意しながら進む。

 焼肉屋の横を抜けるといい匂い。急に空腹感を感じ出した。

 200.3km、大師橋まで戻って来た。車が増えてきたので安全第一で歩道を走行する。

 ここまで来るともうゴールは目前。新年最初のブルベを無事に完走できそうで安堵感が湧いてきた。

 201.0km、橋を渡り終えて羽田神社前を通過。ゴールまであと400m。

 ゴールが見えた。ホッと一息。

 無事ゴール。ゴールタイムは18:19、完走時間は11時間19分だった。

 レシートを取得して直ぐにゴール受付に向かう。直ぐ近くの公園で距離は300m程。

ゴール後

 裏道に入ると直ぐに公園が見えた。

 ゴール受付でスギブチ代表やみいさん直々に認定手続きを受けて無事終了。先着していたトリさんはいつもの様にレーパン生足でこの雨ブルベを完走し強者振りを如何なく発揮。今日も一日楽しませていただきありがとうございました!

 完走の満足感に浸りながらそそくさとその場を後にして駐車場に戻り始める。

 ゴール受付から駐車場は200mであっという間。料金も安く駐車場の選択は完璧だった。車にバイクを積み込みウェアを着替えて人心地。19時前に車をスタートさせて帰途に就く。

 帰路は首都高も外環も渋滞は全くなくすんなりと通過して20時過ぎに自宅に帰着、これにて2024年最初のブルベは無事終了した。

 

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 Rさくらさんの2本の参加となる今回の羽田大鳥居、都心スタートで三浦半島や大磯方面を走るという企画だったが、車の少ない正月三が日の都心発着という目論見通りののんびりとした楽しい200kmだった。生憎天気がいまいちで途中降られてしまったが、それでもコース自体は上りは少なく基本平坦基調で都会の風情や港町や海沿いといった風景にもメリハリがあって国道134号や国道1号を多用してもそれ程ストレスを感じることなく走り抜けることができて疲労感も薄く後味のとても良いブルベとなった。もっと季節の良い平常時となるともっと道が混んできて走り辛くなることが予想されるのでこのブルベは今回の様に正月三が日に走るのがベストではないかと思われる。羽田大鳥居は自宅からのアクセスも良く高速を降りて直ぐで駐車場も見つけやすいので私的には好都合。また来年の正月に開催されれば是非参加したいと思う。

 次のブルベはR東京さんのBRM107東京200 曽我梅林。R東京さんの定番ブルベで私的にもう何度も走っている馴染み深いコースだ。次回詳報の予定。