今日は唐突のテレワーク、でも何の準備もなしに帰宅した後に出された命令なので自宅で仕事ができる態勢が整わず実質開店休業状態だ。当社の極近隣で新型コロナ感染者が見つかってオフィス閉鎖されたことによるものだが、今まではネットからの情報でヴァーチャル体験の域を出なかったことがいきなり現実となって迫ってきた感じだ。
新型コロナ感染拡大は日に日に深刻度を増してきている。紆余曲折の末3/13に新型コロナ特措法が成立した当初は、これからは一旦安倍という文字をマスクして政権の対応を見ていこうとその動向を注視してきた。しかし一向に緊急事態宣言は出ず、所得補償もアイディアだけが出ては消え一向に具体案としてまとまる気配はない。そうこうするうちに実行不可能という世界世論に押されてオリンピックが延期を余儀なくされた途端に東京で感染者が急増、今日まで日に日に増加の一途を辿っている。そんな中でいきなり出された布マスク2枚の全戸配布には流石に温厚な俺でも頭に血が上った。自粛の”半ば強要”が長期化し、経済的損失が顕在化しているのに庶民が渇望している所得補償策は掛け声だけで未だ実施される見込みはないし、消費税減税は実施しないと明言された上で挙句の果てに”緊急経済対策”と称して布マスク2枚配布が出てくればそりゃ大多数の庶民が怒るのは当然だ。勿論各種直接補償がされた上で余力があれば布マスクの全戸配布だって批判されることはなかっただろうに、それだけっていうのは幾らなんでもあり得ない。布マスクの効果や全戸配布の手間や費用を考えてもこんなに馬鹿馬鹿しい施策はない。全国一斉休校をやって大批判を浴びたのと全く同じことだ。所得補償をセットで短期間の全面的な外出規制を実施する中での一斉休校であれば一貫性があるが、ただ一斉休校だけをやったということが対策効果も薄く実害だけが際立ったということで問題だということだ。それ位一斉休校もマスク配布も単発ではマイナス効果が大きい政策だということだ。これらを安倍首相と今井首相補佐官で決めたということらしいが、こんな適当な意思決定によって日本中がいとも簡単に混乱する状況は極めて憂慮すべき事態だ。今後もこのやり方で新型コロナ対策が行われるのだとしたら最早これは完全に人災となる。日本国民は新型コロナと無能政権の二正面攻撃に耐えなければならず、これは非常に厳しい試練となるだろう。
今の安倍政権はコロナ禍前の数々の暴政は酷いものだが、新型コロナ対策も酷いものだ。幾ら何でも緊急時位はまともになるだろうと期待した俺が馬鹿だったということだ。この馬鹿馬鹿しい世の中にあっては、正直沈黙して自分の裁量で自分の好きに行動することもできるしそうしたいとも思う。しかし、日本国民の一人としてこの社会で生きている以上はその一員として一定の責任を果たしていきたいし、駄目な政府に対してはきちんと批判して少しでも政治を正していかなければならないと思う。ツイッターでつぶやき続けるのもその一環、俺に出来ることはその程度のことだが批判の声を明確に上げて世論形成の一部になることは大事なことだと思う。安倍政権にサイレントマジョリティーは全く通用しない。彼等にとってのサイレントマジョリティーは全て自分の味方だと思っているからだ。
一方で現実に新型コロナウイルスの脅威は厳然と目の前に存在している。政府を批判しつつも社会の一員として現状を自分で考えて行動していかなければならない。その中で息苦しくならない様に上手に自分の生活をコントロールしつつエンジョイするつもりだ。
そんなわけでBRM321埼玉30アタック愛鷹の走行レポートは下記の通り。
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[目次]
- スタート前
- スタート/入間市豊水橋河川敷->PC1/山中湖石割店(89.9km)
- PC1->クイズポイント/十里木ドライブイン(36.3km/126.2km)
- クイズポイント->PC2/ファミリーマート沼津港前店(33.3km/159.5km)
- PC2->PC3/ローソン伊勢原白根店(74.7km/234.2km)
- PC3->ゴール/入間市豊水橋河川敷(68.6km/302.8km)
- ゴール後
スタート前
3/21(土)、4:00起床。昨夜はそこそこ早く寝たので睡眠不足はない。すんなり起き上がって先ずはブルベカードの端数を印刷。昨夜からのDNS連絡は意外に少なかった。天気予報をチェックすると終日晴れで日中の気温は山中湖でも16℃位まで上がるらしいので今シーズン初めて半袖ジャージにレーパンでアームウォーマーとレッグウォーマーを装着、グローブは取り敢えずは指付きだが指切りもフロントバッグに入れておく。昨夜のうちに既にスタッフ機材は車に積み込んであるので、バイクだけ屋根に載せて4:30に自宅を出発、入間に向かう。
5時に入間豊水橋下に到着、急いでスタート地点を設営して受付を開始する。
天気が良いこともあり清水班ブルベのいつもの賑わい。顔見知りさん達と挨拶を交わしつつ受付をする。日の出前の入間はまだ寒いが日が昇れば気温が上がって来るだろう。
6時スタートのブリーフィング。コロナウイルス対策でいつもより分散気味で聞いてもらう。
今日の通過チェックはクイズポイントがある。クイズの御題をテーブルの上に掲示して各自見てもらう。
5:50になってぼちぼち装備チェックを開始する。
一人一人写真を撮りながら送り出す。皆さん、今日一日楽しく走って無事に帰って来て下さいね。
6時スタートを送り出して7時スタートの受付を始める。いつも思うのだが、6時スタートはかなり前のめり気味の活気があるが、7時スタートはのんびりムード。この差は何だろう?
7時スタートのブリーフィング。6時スタートと同じ位の人数か。
今日のコースは入間から南下して津久井湖をかすめて道志道を登って山伏峠を越えて山中湖に降り、籠坂峠を越えて御殿場に降りて愛鷹山越えの後は沼津、三島を経由して御殿場を越えて伊勢原経由で入間に戻る300km。
4年前に実施した時とほぼ同じコースで、獲得標高差は3800mと本格山岳コースだ。前半に山越えが重点的配置されているが後半の御殿場までしっかり脚を残しておかないと辛いことになる。
7時スタートを送り出す。最終的に6時スタート66名、7時スタート71名の計137名が出走した。
7時スタートを大方送り出して、ぼちぼち出走準備をする。
スタート/入間市豊水橋河川敷->PC1/山中湖石割店(89.9km)
7:20、ぼちぼちスタート。最初の目的地は山中湖傍のPC1、区間距離は89.9kmと長いが基本ノンストップで行くつもりだ。
1.3km、青梅方面に右折。受付をしている間は多少の寒さを感じていたが、走り始めると冷たい空気が心地良く感じられる。後は気温は上がる一方なのでもう寒さの心配をする必要はないだろう。
6.2km、阿須交差点を瑞穂方面に左折。曲がって直ぐに登りが始まる。
今日最初の登り坂を脚慣らし的に登って行く。そこそこ脚は回るので体調は良さそうだ。今日はRAJ2700の初日を想定して運動強度を終始抑えて余力を十分に残して終われる様に走るのが課題。RAJ2700の1日目と2日目はほぼ300kmでそれ以降は一日当たり250kmのペースになる。序盤を如何に疲労を溜めずにクリアするかというのがRAJ2700完走の鍵となる。
8.0km、最初の登りのピークに到達。その先をちょっとだけ下る。
9.5km、入間の茶畑の中を通過。早朝の開放感が清々しい。
13.3km、左折して青梅市街を通過していく。
中学校の校庭の桜はまだ一分咲きといったところか。
16.2km、友田交差点を八王子・秋川方面に左折。
17.5km、登り基調で新満地トンネルに差し掛かる。自転車走行禁止なので左折して側道へ。側道のトンネル内の醜悪な落書きが奇麗に消されていてすっきりしている。
国道411号はそこそこ車通りはあるがまずまず順調に進む。
24.6km、戸吹トンネルを抜けて戸吹町南交差点を右折、高尾方面に進む。
八王子界隈は緩いアップダウンが続く。無闇に脚を削らない様にゆっくりと登る。
33.1km、甲州街道を横切って高尾市街に入っていく。
アップダウンをこなしながら高尾市街を抜けていく。この坂を上り終えて下ると一旦アップダウンは収まるはず。
37.0km、大戸交差点を左折してクランク状に進む。
大戸交差点を曲がって直ぐに神奈川県に入った。
40.0km、川尻交差点を右折して直ぐの久保沢交差点を相模湖・津久井右折、ここが復路との分岐点。
41.7km、津久井湖城山ダムを通過。
津久井湖畔の桜はまだ二分咲き位か。
津久井湖畔から再びアップダウン、この先に道志道の長い登りが控えているのでとにかく消耗しない様にする。
国道413号は結構車通りが多い。天気が良いので出掛ける人が多い様だ。この感じだと道志道も車通りが多そうだ。
47.0km、厚木・半原方面に左折。
47.9km、青山交差点を山中湖方面に左折、いよいよ道志道に入る。
今年最初の道志道、山伏峠までの約40kmの長い登り道が始まった。
51.3km、アップダウンをこなしつつ少しずつ標高を上げていく。
気温が上がって暑くなってきたのでアームカバーを外す。今シーズン初の半袖、腕に当たる風が気持ち良い。この開放感は、やっと冬が終わってサイクリングシーズンがやって来たという感じだ。
55.5km、工事渋滞に引っ掛かる。かなり長い。道志道でこれ程長い渋滞に引っ掛かったのは初めてかも知れない。この停止を利用してレッグウォーマーも外して完全に衣替え。清々しい。
57.9km、工事片側通行区間を抜けて、今度は通行止め。ここは事前に確認済みでキューシートに反映されており、右折の迂回区間に進む。
59.0km、かなり下って来て県道76号に合流し左折。今下ってきたところ直ぐに登って取り返さなければならない。
60.1km、再び道志道に合流して迂回区間は終了。改めて山伏峠を目指す。
62.3km、両国橋の急勾配をちんたらと登って行く。
72.7km、道志村役場前を通過。去年の9月のBRM929青葉200で道志道を通った時はちょうど子供がキャンプ場から行方不明なった直後で物々しい雰囲気だったが、そう言えば子供が見つかったという報道は聞いていないな。どこかで無事に生きていてくれると良いのだが。
向かう先に富士山の頭が見えた。ちょっと霞んでいるのが春らしい風情。
78.0km、道の駅を通過。ここを過ぎると道志の登りも終盤に入って来たという感じだ。
83.0km、赤玉園の看板を過ぎるといよいよ山伏峠への最終アプローチ、勾配が5%を超えて本格的なヒルクライムになる。山伏トンネルまでは3.5km。
この真っすぐな登りは相変わらず視覚的破壊力は抜群。ちんたらと登って行く。
頂上付近の気温は16℃、予報通りでかなり暖かい。登りの途中なので結構汗が出る。
86.5km、山伏トンネルに到達、取り敢えず一仕事終わった。
トンネルを超えて山中湖村に入る。後はPC1まで下るだけだ。
89.9kmのPC1に到着、チェックタイムは12:34。
距離約90kmで登り基調というなかなかハードな区間だったが、無難にクリアすることができた。空腹感はないので取り敢えずピルクル1本だけ飲んでおく。
久し振りにフロントバッグにおやつを入れて走ることにする。冬用のグローブだと食べ難いのでやらないが、指切りグローブになったので早速実施。走りながら食べるのは少しずつ補給出来て御腹一杯になる心配がないので勝手が良い。15分程の休憩の後出発。
PC1->クイズポイント/十里木ドライブイン(36.3km/126.2km)
次の目的地は十里木のクイズポイント、距離は36.3kmだが御殿場まで一旦下った後にまた十里木まで登らなければならない。
PCを出て山中湖まで更に下る。目の前の富士山が更に大きくなった。
90.7km、平野交差点を左折、山中湖畔を時計回りに走る。
山中湖畔はそこそこ車通りがあって自転車の往来も多い。天気も良いし観光客の出足もまずまずといったところか。
94.5km、旭日丘交差点を小田原・御殿場方面に左折、早々に山中湖畔から離脱。
曲がって直ぐに登り返し、籠坂峠まで2.5km程登る。
96.7km、籠坂峠を通過。ここから須走に向かって長い下り。
籠坂峠の長いダウンヒルを一気に下る。登りで熱くなった四肢に冷たい空気が当たってとても気持ちが良い。
103.2km、須走交差点まで下って来て一旦下りは終了。右折方面に進む。
104.6km、国道138号に合流して更に下っていく。この道は交通量が非常に多く道幅も狭いのでかなり神経を使わされる。
109.6km、富士・十里木方面に右折。ようやく交通量の多い国道138号から離れられてほっと一息。
国道469号を南方向に進む。下り基調から平坦基調になって向かい風をはっきりと感じるようになってきた。
112.5km、突き当りを右折方向に進んで国道469号をトレースしていく。
114.1km、山崎精肉店を通過。店の前は立ち寄る車で結構混雑していたがブルベ参加者の姿は見当たらなかった。
人里を抜けて富士山がくっきりと見える。
116.3km、裾野市に入る。
遮蔽物のない原野の真ん中の道は吹きっ晒しで向かい風をもろに食らう。バイクがちっとも前に進まない。
風景がちっとも動かないので視覚的にもかなり辛い。とにかく無駄に消耗しない様に辛くないペースでちんたらと進む。
118.7km、右折して一旦国道469号から離れる。進行方向が変わって向かい風から解放されるか。
曲がって直ぐに登り開始。十里木へのヒルクライムが始まった。クイズポイントまでの7kmちょっとはずっと登りだ。
序盤の勾配は7%位あっていきなりキツイ。まだ向かい風基調で激坂になっている。
122.5km、再び国道469号に合流、右折して更に登って行く。
山頂が近くなってきて勾配が緩むかと思いきや、10%の急坂に差し掛かる。道志道の登りよりこっちの方がきつく感じる。
123.4km、10%区間をやり過ごして再び富士山が見えてきた。クイズポイントまであと2.5km。
126.2km地点のクイズポイントに到着、チェックタイムは14:36。
クイズの御題は左端の自販機の自販機番号の5桁の数字。写真を撮ってしっかり記憶して直ぐに出発する。
クイズポイント->PC2/ファミリーマート沼津港前店(33.3km/159.5km)
次の目的地は沼津のPC2、距離は33.3kmだが下り基調なので気楽だ。
126.7km、クイズポイントを出て直ぐに富士市に入る。そのまま下りに入る。
長い下りを快調に下る。車通りが少ないので安心して下れるのが有難い。
下りの向こうに海が見えた。
138.8km、新東名の高架をくぐる。
下りが終わって進路が東になり住宅街の中をうねうねと進む。
149.2km、右折して再び進路は南向き、相変わらずの向かい風基調でペースが落ちた。
イーチョさんを含む小集団に追い付いた。
151.2km、県道380号に合流して左折、沼津市街を目指す。
この道は車通りが多く走り辛いという印象だが、今日も大体いつもと同じ位の交通量。注意して走る。
157.5km、大手町交差点を右折。沼津市街の中心部を抜けていく。
再び南下して沼津港方面に進む。PCはもう目前。
159.5km地点のPC2に到着、チェックタイムは16:02。
PC2には結構な人数の参会者がいた。ボリュームゾーンに追い付いた感じだろうか。水分補給をしつつ15分程休憩の後出発。
PC2->PC3/ローソン伊勢原白根店(74.7km/234.2km)
取り敢えずここまでで全行程の半分は消化した。次の目的地は伊勢原のPC3、区間距離は74.7kmと長いし御殿場を越えなければならないのでこの区間も結構大変だ。
159.6km、PCを出て直ぐに狩野川を渡る。
フロントバッグには新しいおやつ、定番の芋けんぴを入れて走る。
ちょこっと丘を越えて下って来たら再び狩野川に出た。目の前の白い橋を渡ることになる。
166.0km、左折方向に進み進路は北へ、三島市街に向かう。
168.0km、三島市街を通過。ここを通るのはは一昨年の静岡200を走って以来か。
171.6km、伊豆縦貫道の高架をくぐって三島市街から出ていく。ぼちぼち夕刻の混雑に入って来て車通りが多くちょっと走り辛い。
172.2km、裾野市に入った。県道21号を北上、じわっと登り基調になってきた。御殿場まで17km位登ることになる。
175.3km、じわじわと登りながら商業圏を抜けて郊外に出てきた。
時折見える富士山が霞んでいる。春っぽい風情。
179.6km、県道337号に合流して右折。キューシートにある様に確かに見通しが悪い。
180.3km、御殿場市に入った。登りはまだまだ続く。距離は長いが勾配は緩いのでそれ程苦にはならない。淡々と登って行く。
187.7km、東名の高架をくぐる。ぼちぼち御殿場市外に入って来たか。
日が傾き富士山がシルエットとして浮かび上がっている。もうすぐ夕暮れ。
189.8km、御殿場市街を通過。登りはほぼ終わった。市街はかなり混雑している。
191.5km、杉原交差点を小山方面に左折。ここからは長い下りだ。
195.2km、吉久保交差点を通過。ここはブルベで良く通るところ。車通りも少なく快調に下っていく。
199.4km、小山町役場前交差点を通過。この辺りで下り基調が一旦緩む。すっかり日が暮れてしまった。ナイトライド開始。日が落ちて気温も下がり、下りで身体がすっかり冷えて寒くなってきたのでアームカバーを装着しグローブを指付きに交換する。
200.8km、生土交差点の手前数100mで大渋滞、車の列が全く動かず立ち往生してしまった。どうやら国道246号の合流で混んでいる様だ。事故か工事か定かではないが、このまま車と一緒に立ち往生ではいつになるか分からないので止む無く路肩をすり抜けてのろのろと前に進んでいく。
201.5km、生土交差点に到達、やはり国道246号も渋滞していた。右折して厚木・松田方面に進む。私的に国道246号は交通量が多く車のスピードも速いので苦手なのだが、今日の様に渋滞していてのろのろと進んでいる方が危険が少ないのでむしろ有難い。
204.9km、手前の清水橋交差点から反対車線の歩道に渡り谷峨駅入口交差点を右折して県道76号に入った。国道246号を離れられてほっと一息、快調に進む。
209.4km、安戸交差点から先も左折方向に進む県道76号を継続。他の団体のブルベではここから国道246号を走るのだが、私的にはできるだけ国道246号を走りたくないのでこっちの方が有難い。
車通りの少ない県道76号を快調に進む。
212.7km地点からちょこっとだけ国道246号を走る。先程の渋滞の影響もなくすんなりと進む。
215.3km、庶子交差点を左折して国道246号を離れる。苦手区間が終わってほっと一息。
この時間だと車通りの少ない県道72号をすいすいと進む。踏切を渡って直ぐを左折して県道710号に入る。
219.1km、秦野市に入る。残り距離も100kmを切って、徐々に首都圏に戻りつつある感じ。
220.2km、蛇塚交差点を右折して国道255号に合流。ここから暫くは交通量の多い市街地走行となる。
228.5km、名古木交差点を通過。ちょこちょことアップダウンが出て来る。神奈川県内の主要幹線道路はどこを走ってもアップダウンがあるというイメージが刷り込まれている。
230.0km、500m程のちょっときつめの坂を上って新善波トンネルに入る。
首都圏に近くなって交通量もぐっと増えて信号に引っ掛かる回数も増えた。PCはもう直ぐ。
234.2km地点のPC3に到着、チェックタイムは20:12。
ここは最終PC、いつもの様にモンスターエナジーを飲んで、ちょっと空腹感があったので大きいシュークリームを1つ食べる。15分程休憩の後出発。
PC3->ゴール/入間市豊水橋河川敷(68.6km/302.8km)
さて、後はゴールを目指すのみ。距離は68.6kmと長いが夜になって車通りは少なくなったし高い山はないしそんなに苦労することはないだろう。現時点では疲労感は殆どないので基本はノンストップで行く。
気温も下がってきて走り始めはちょっと寒いが、レッグウォーマーやウインドブレーカーを着用する程ではないので取り敢えずそのまま走り続ける。
235.3km、伊勢原交差点を左折して国道246号を離脱。車通りがいきなりなくなって静かになった。この辺りからはブルベで何度も走っているルートなので気楽。
238.0km、分かれ道交差点を道なり右方向、相模原・厚木方面に進む。緩やかな登り基調が続く。
240.2km、相模原・相川方面に左折。
243.0km、白山の激坂。こいつの存在をすっかり忘れていた。えっちらおっちら登って行く。
248.8km、高台から下ってきて中津川を渡り愛川方面に左折。川沿いをちょっとだけ走る。
249.7km、再び登り坂、500m程登る。先程の白山の登りに比べれば緩いのでぼちぼち登って行く。
252.9km、相模原・城山方面に右折。緩やかな登り基調が終わって平坦になった。
254.9km、相模川に出て高田橋の横を通過。ここを通過すると外宇宙から銀河系に戻って来たというイメージ。
255.2km、相模原市に入る。相模川沿いの県道511号は走り易くて何となく楽しい。
261.2km、小倉橋の際まで来た。右折して小倉橋を渡る。
262.3km、小倉橋を渡って直ぐに登り坂、800m程登って相模湖・橋本方面に左折する。
262.4km、久保沢交差点を通過、ここからはゴールまで往路の遡り。
265.4km、大戸交差点を通過。高尾市街に向かって登り基調になる。
269.3km、高尾市街を通過し甲州街道を横切る。
八王子界隈のアップダウンが始まる。夜になって車通りも少なくなり落ち着いて走れるのが良い。
277.8km、戸吹町南交差点を左折、トンネルをくぐる。
滝山街道のアップダウンを淡々とこなしていく。ペースを抑えて走ってきたので疲労感も殆どなくまだまだ脚はしっかり回る。
284.5km新満地トンネルの迂回路のトンネルを通過。壁全面に書かれていた醜悪な落書きが綺麗に消されていて実に気持ちが良い。
286.3km、友田交差点を右折。この辺りまで来ると地元に戻って来たという気がする。小作方面に進む。
289.2km、青梅市街を抜けつつ入間市方面に向かって右折。
293.0km、入間の茶畑を通過。ゴールまで10kmを切った。静かな茶畑の中を落ち着いて走るのがとても精神衛生上宜しい。
296.3km、南峯から最後のおまけ的な下り坂を楽しんで阿須交差点を右折。いよいよゴールも間近。
県道195号を静かに淡々と走る。ここまで300kmを走って来たとは思えない程に体力的な余裕が残っている。何より気持ち的にきつかったという印象がなく、すんなり楽しく終わったという感じが強い。やはり苦しい走り方をせずに淡々と最後まで来たというのが精神的なマージンをずっと維持するために有効だったということだろう。
301.8km、見慣れた鍵山交差点を左折。後は豊水橋まで一本道。ゴールは目前。
23:56、無事ゴール。辛うじて日付が変わる前に帰着することができた。認定完走時間は16時間56分。
疲労感も薄く、走り終えた後の気分は非常に楽しかったという感じなので、来るべきRAJ2700の初日を意識して300kmをペースを抑えて余力と気力を十分に残して走り終えるという課題は上手くクリアできたと思う。
ゴール後
そそくさと着替えてそのままスタッフ業務に復帰、ぽつぽつ帰って来る参加者達を出迎える。
皆さんそれ程ヨレた感じもないので山岳ブルベだった割には気候的コンディションは良かったのかも知れない。
タカトリさんもいつもの様にヘルメットから髪の毛をはみ出させつつ元気にゴール。
いつものことだが参加者の皆さんが疲れながらも満足した表情でゴール受付をするのを眺めるのがとても楽しい。皆さんに楽しんでもらえるとスタッフ冥利に尽きる。
日付変わって3時前に最終走者を出迎えて、参加者全員の消息を確認。無事にスタッフ業務を完遂出来てほっと一息。手早く撤収作業を行い3時過ぎに解散、3時半に帰宅して車内の荷物はそのままでバイクだけ屋根から降ろし、そのまま布団に潜り込む。これにて今日のブルベは全て終了。
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今回のアタック愛鷹、久し振りに走ってみたが獲得標高差の数字程に山岳のきつさはなかったような気がする。それよりも裾野市辺りを通過した時の向かい風がきつかった。全体的には気候も良く日中は半袖ジャージにレーパンで気持ち良く走れたのがとても良かった。後はとにかく300kmを終始ペースを抑えて体力と気力を十分に残して走り終えるというテーマに沿って走り、ゴールした直後に余力十分で楽しい印象がしっかり残っていたので目論見通り上手く走れたと思う。この山岳コースをペースを抑えて17時間で走れたのは数日間走り続ける超長距離ブルベの走行プランを組み立てる上で非常に有益な結果だと思う。残念ながら想定していたRAJ2700は中止となってしまったが、8月のイタリアはまだ諦めていないし、9月の1000kmは走れると思うのでその時に活かせるだろう。
さて、次回ブルベだが既に殆どの主催団体が4月5月の開催ブルベの延期及び中止を決定していて、私的に直近に出走予定していたBRM405たまがわ200は延期、その後の日本橋Flecheも延期、そして私自身が担当のBRM425埼玉400も延期となった。そしてRAJ2700は中止となってしまった。RAJ2700はそれなりの覚悟を持って準備していたので正直落胆したが、この状況下であれば止むを得ない。残念ながら3度目の日本縦断の夢は潰えてしまったが、取り敢えず中止の報を聴いた後も作りかけていた走行プランとキューシートの再編成は最後まで完成させた。
年齢的にも厳しくなってきて、この走行プランで果たして走る機会が再び訪れるかどうかは定かではないが、挑戦する気持ちだけは持ち続けていたいと思う。
4月のブルベ予定が全て無くなり、更にこのままだと5月も危ういがこればかりはどうにもならないので、コロナ禍が過ぎ去るのを待つしかない。取り敢えずブルベを走れないストレスはそのまましっかり溜め込んでおくことにする。ブルベ再開後の楽しさはさぞかし大きいものになるのではないか。人生はギャップが大きい方が楽しい。気持ちを切り替えて、自転車には通勤と近場の散歩で細々と乗りつつ、後は元来のインドア人間に戻ってそれなりに楽しく有意義に暮らしていこうと思う。