今年も終盤に差し掛かりコロナ禍第8波の襲来や政治の暴走迷走で巷が混沌と騒がしく私的には仕事や家族的責任でバタバタと落ち着かない中で日々心身共に平衡を保ちつつ過ごしていたらあっという間に年末がやって来た。昨日から7連休の年末年始休暇に突入し今日で2日目、昨日から穏やかに晴れて過ごし易く午前中は多摩湖CRを2周回リカバリーランして昼は行きつけのラーメン屋に行って昼寝してといういつもの休日モードでのんびりと過ごしている。コロナ禍も3年目になって良くも悪しくも行き着くところまで来てしまった感があるしその間で自分も3つ歳を取りこっちも良くも悪しくも現状に順応してしまっている。歳相応の心身共に衰えを感じつつこの先をどう過ごしていくかに日々考えを巡らし最善を尽くそうと前向きに努力しているつもりだが、この年末年始の7日間はそういうことを考えることも止めてやりたいと思いつくことだけを適当にやってひたすら自堕落に過ごそうと思う。人生はメリハリON/OFFが大事だが完全OFFモードということかな。その前に年内にどうしても片付けておかなければならない先週のブルベのブログを完成させてしまおう。
そんなわけでBRM1224那覇200の走行レポートは下記の通り。
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[目次]
- スタートまで
- スタート/おもろまち黄金森公園->通過チェック1/サンエーパルコシティバス停(5.6km)
- 通過チェック1->PC1/ローソン海洋博公園前店(81.5km/87.1km)
- PC1->通過チェック2/トケイ浜・ハートロックバス停(21.8km/108.9km)
- 通過チェック2->PC2/ローソン辺野古店(31.6km/140.5km)
- PC2->ゴール/那覇国際高校前店(61.2km/201.7km)
- ゴール後
スタートまで
12/23(金)、今日は有休消化で沖縄への移動日。前日までほとんど準備をしていなかったので朝からバイクを輪行袋に入れ携行品を揃えてバックパックに詰め込み準備が完了したのは出発30分前。尻に火が点かないと動き出さないという性分は相変わらずだ。
9時過ぎに自宅を出発、輪行袋を抱えて徒歩で最寄り駅に向かう。駅までは1kmちょっとの距離だが、輪行移動で一番きついのがこの区間となる。幸い天気が良いので今日はそれ程苦にならない。
9時半に最寄り駅に到着。次の所沢駅で降りてリムジンバスで羽田空港まで行きたいところだがコロナ感染拡大の影響で間引き運行となり丁度良い時間にバスがないので止む無く全て鉄道移動となる。先ずは池袋まで。最初は空いていたが途中から混み始めて端の車両でも輪行袋の持ち込みが申し訳ない状況になってしまった。
人混みをかき分けつつ池袋駅で山手線に乗り換えて品川まで。山手線はガラガラで全く問題なし。
品川で京浜急行に乗り換えて羽田空港に向かう。京急も空いていたので問題なし。
11時15分に羽田空港に到着。平日だが週末なのでそこそこ賑わっている。まずは輪行袋を預けに行く。
第2ターミナルAのANAの大型・特殊手荷物カウンターは長蛇の列。フライト2時間前に来ておいて正解だった。
30分以上かかってやっとカウンターに辿り着いた。ここまで来ればすんなり終わるかと思いきや、輪行袋の中を確認する係員が車で更に5,6分待つことに。係員が来て輪行袋の中をささっと確認してようやく預け入れ完了。
結局羽田に着いてからチェックインするまで1時間近くかかった。ようやく身軽になって空腹感が出てきて何か食べようかと思ったが歩き回るのが面倒になって取り敢えず搭乗口に向かうことにした。保安検査場Aはオートメーション化されていて工場の自動ラインで無人のX線検査機を通り抜けるシステムになっていた。手荷物からPCを出さなくて良いのは地味に楽だ。
取り敢えず空弁でお茶を濁す。高くて量も少ないがそこそこ旨い。
フライトは13:05だが10分遅れのアナウンス。まあ待つしかない。
13時10分過ぎにようやく登場開始。この感じだと離陸は更に遅れるな。
着席。機内の混雑振りは搭乗率90%といったところ。機内wifiがあって個人のスマートフォンを使ったIFEが提供されるので機内誌はweb上にしかない。個人的には機内誌は冊子のままで提供して欲しいところ。
沖縄に向けて順調に飛行中。つい最近AirPods pro 2Gを手に入れて今回の遠征に持ってきたが、今回初めてイヤフォンのノイズキャンセリング機能を使って見たけれど思った以上に効果が大きくて驚いた。飛行機中の機内の騒音が相当軽減されるので何も再生せずに耳栓代わりに使える。これは飛行機に乗る時は必携だね。
沖縄上空に到達。晴れているかと思ったら曇りだった。
16時半に那覇空港に着陸。結局30分の遅延となった。
ロビーの混み具合はコロナ前にほぼ戻った感じ。
雲の隙間から射し込む太陽の光線がちょっとSFっぽくてなかなか良い。
手荷物受取エリアに行く。輪行袋はそれ程待たされずに出てきた。
空港の建物から外に出て見たら思った程暖かくはない。というより東京からジャンパーを着たままでも問題ない気温ということは結構気温は低そうだ。今回ウェアは半袖ジャージとレーパンだけで防寒装備の類は一切持ってきていないのは失敗だったかもしれない。
10分ちょっとで手早く輪行解除。取り敢えずどこも壊れていない様で一安心。
ホテルに向けて走り始める。空港からホテルまでは5km弱。那覇市街から空港が近いのは非常に便利。
那覇市街に入って来た。ちょっと走ったらじんわり暑くなってきて汗を掻いてきたのでどうやら気温はそこそこ高いらしい。15℃位はある様だ。体感と微妙にずれている感じだ。
17時半過ぎにホテルに到着。このホテルは去年のBRM1225福岡200の時に泊まってバイクの部屋入れOKなのは分かっているので今回もここを選択した。
部屋に入ってホッと一息。移動時間はDoor to Doorで9時間弱だった。
部屋の中にはバイクが問題なく置ける。ロビーの片隅にバイクケースが置いてあるのが見えたのでもしかしたら明日のブルベの参加者がここに泊まっているのかも知れない。
風呂に入る前にホテルの近くのコンビニに買い出しに行ってきた。ホテルは歓楽街の中なので日が暮れるとどんどん活性化している。和服のママさんの出勤風景を横目で見ながらホテルに戻って来た。風呂に入ってスッキリしてコンビニ弁当で夕食。ビールは明日完走を果たしてからしっかり呑むということで今日は我慢。食事を終えてPCでネットを徘徊していたら何となく眠くなって来たので、明日の起床時間を5:30としてアラームをセットして眠気に逆らわずにそのまま就寝。消灯時刻は22時頃。
12/24(土)、5時過ぎに目が覚めた。夢見が悪くて何となく気分が悪いが眠気はなくすんなりとベッドから起き上がる。窓からは隣のホテルの壁しか見えないので外の様子が分からないが取り敢えず雨は降っていない。ウェアに着替えてパンを食べつつ出発準備をする。
6時過ぎにホテルを出発。外はまだ真っ暗で風が強く微妙に肌寒い。これはアームウォーマー位は必要だったかと後悔したが今更どうにもならないので覚悟を決めてスタート地点に向かう。スタート地点までは2km弱。
まだ賑やかさが残る繁華街を抜けて国道58号に出て東に進む。
この共産党の建物を目印に国道58号を逸れて枝道に入って行くのは去年覚えた。
6時半前にスタート地点のおもろまち黄金森公園に到着。
ぼちぼち参加者が集まって来ているが10名そこそこといった感じ。去年の同じ様な風景。受付をしてブルベカードを受け取りつつそのまま装備チェックを受ける。
6:40になってブリーフィングが始まった。今日は風が強いのでPC1はスタート/クローズ時間無しの通過チェックにするとのこと。
今日のコースは那覇市街から島の北岸を通って海洋博公園を通過し古宇利島を一周して折り返し名護市街から島の南岸に出て南下し再び那覇市街に戻って来る200km。
高い山はないがアップダウンがそこそこあるので平坦コースではないコースは去年と全く同じでおおよそ素性は把握できている。後は天候次第だが去年と同じ様に北風が強いので前半は苦労しそうだ。
スタート/おもろまち黄金森公園->通過チェック1/サンエーパルコシティバス停(5.6km)
定刻7:00直前に緩々とスタート。最初の目的地は5.6km先の通過チェック1。海沿いに出たら今回も暴風だと予想される。
0.2km、おもろまちメディカルセンターの前を右折。ようやく空が明るくなってきた。沖縄の朝は遅い。
1.5km、銘苅交差点を左折して県道82号に乗る。スタート直後なので集団になったまま進む。
2.4km、安謝交差点を浦添方面に右折して国道58号に乗る。曲がって直ぐに浦添市に入った。
2.7km、勢理客交差点を左折して国道58号を離れる。
海に向かって進み始めると強い向かい風で全然進まない。これは今日も前半はなかなか辛いことになりそうだ。
3.3kmの突き当りを右折して海沿いに出た。斜め左からの強風でバイクが押し戻されそうになるのに逆らって進む。
前方にパルコシティが見えた。通過チェックはもう目前だがバイクが進んでくれない。
5.6km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは7:19。
どんよりと曇っていても海が青く見えるのはさすが沖縄という感じ。ここはフォトチェックなので通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
通過チェック1->PC1/ローソン海洋博公園前店(81.5km/87.1km)
再び北に向かって走り始める。次の目的地は81.5km先のPC1。区間距離がちょっと長いが一気に行く予定。
5.9km、去年のチェックポイントだったカーミージー橋の端を通過。風が強く車道を走るのがかなり危険なのでそのまま歩道を走行する。
6.9km、浦添北IC交差点を右折方向に進む。
7.3km、左斜め前方に道なりに進む。
空には雲がたち込めているが橙色と水色と灰色がまだらになったちょっと不思議な空模様になっている。
8.2km、港川交差点を左折して国道58号に乗る。パチンコ屋のスフィンクスがなかなか印象深い。
9.2km、側道に入って牧港交差点を沖縄コンベンションセンター方向に左折、国道58号バイパスに乗る。
国道58号バイパスは車通りは多いが路肩が広いので走り易い。集団が前に伸び始めたので敢えてこちらから抜け出す必要がなくなったのはありがたい。徐々に小さくなっていく他の参加者達の背中を見ながらマイペースで走る。
14.0km、北谷町に入った。
北谷町に入って右手に米軍基地が見え始めた。
18.9km、北谷の街中を抜けて右手に嘉手納基地が見え始めた。
基地を見ながら緩やかに登って行く。ここを何度も走っているが基地の敷地は本当にデカい。
19.9km、嘉手納町に入った。
22.9km、県道74号との分岐を通過。復路は県道74号から再びここに戻って来ることになる。ここを過ぎて一旦下る。
23.5km、橋を渡って読谷村に入った。ここから長く緩やかな登りが始まる。
長い登りをぼちぼち登って行く。残波岬には行こう行こうと思っているがなかなかその機会が訪れない。
28.km、沖縄ハムと沖縄黒糖の工場を通過すると登りは終了。この先緩く長い下りに入る。
30.0km、恩納村に入った。長い下りを快調に下る。
32.2km、下りの終盤で海沿いに出た。
東に進む海沿いは左からの強い横風に晒され車道に流されそうになる。ちょっと怖い。
33.5km、東恩納方面に左折して一旦国道58号を離れ県道6号に乗る。
途中から再び国道58号に合流し海沿いを進む。車がほとんどいないので落ち着いて走ることができる。
40.4km、恩納(南)交差点を海洋博公園・名護方面に左折してバイパスと合流。
沖縄最北端の辺戸岬までは75kmか。何となく近い気がする。
41.1km、恩納海岸リゾート・万座毛方面に左折して国道58号旧道に乗る。
43.3km、恩納村役場前を通過、恩納の街中を通り抜けていく。
46.8km、再びバイパスに突き当たって海洋博公園・名護方面に左折。
海沿いの道は微妙なアップダウンはあるものの基本的には平坦基調が続いている。風でペースは上がらないもののそれなりに距離を消化していく。
54.3km、リゾートホテルの点在する道を通り抜けつつ名護市に入った。
59.3km、沖縄自動車道出口と合流しつつ更に直進していく。
海は相変わらず青いが風は相変わらず強い。海を楽しむ余裕はあまりない。
正面に名護市街が見えているが向かい風でバイクが進まずちっとも近付いてこない。
63.5km、世冨慶交差点を通過。後程ここに戻って来てここを左折して山を越えて辺野古に向かうことになる。名護市街に入っていく。
名護市街はそこそこ混雑しているが渋滞に引っ掛かる程ではない。
66.5km、宮里3丁目交差点を本部方面に左折して国道58号から国道449号に乗り換える。
曲がって直ぐに名護スタジアムを通過。ここはプロ野球日ハムのキャンプ地で以前東京600でこの前を朝方通過した時に丁度選手達が直ぐ傍のホテルから出てくるところでたくさんのファンで賑わっていたのを見た思い出がある。
69.4km、屋部(西)交差点でバイパスと合流、本部方面に左折する。
海洋博公園・本部方面に向かって進む。土砂を積んだダンプカーがたくさん通り過ぎていく。これらは辺野古を埋め立てるための土砂を運んでいるのだろうか。
このパイプラインはセメントの積み出し港なのか。
沖合にも土砂を積んだ船が何隻も見える。これも辺野古の埋め立てに向かうのか?
74.7km、本部町に入った。
80.5km、瀬底大橋側を通過。
本部の街中を抜けていく。
81.9km、本部大橋に差し掛かる。新しい橋に架け替え工事中で相変わらず路肩は細く走り辛いが以前よりはちょっとマシになった感じ。車通りが多いので慎重に越えていく。
82.3km、今帰仁・海洋博公園方面に道なり左に進む。
84.0km、浦崎交差点を海洋博公園方面に左折。ここを曲がるとPCはもう直ぐ。
PC手前に登り。まっすぐな坂をえっちらおっちら登っていく。
85.5km、ピークを通過、そのまま下りに入る。
PCが見えた。ホッと一息。
87.1km地点のPC1に到着、チェックタイムは11:08。
向い風基調の中でここまで巡航速度20km/hをキープできたのは上出来。
沖縄と言えばヨーゴ。15分程の休憩の後出発。
PC1->通過チェック2/トケイ浜・ハートロックバス停(21.8km/108.9km)
PCを出て再び北に向かって下っていく。次の目的地は21.8km先の通過チェック2、古宇利島だ。
県道114号は微妙にアップダウンがあるが車は殆どいなくて非常に走り易い。
90.1km、具志堅(西)交差点を今帰仁方面に左折して国道505号に乗る。
91.6km、今帰仁村に入った。国道505号も車は少なく走り易い。進路は東向きになって順調に距離を消化していく。
92.7km、今帰仁城跡の大きな看板。一度行ってみたいと思うがなかなか実現しない。
今帰仁の街中を通過していく。
98.6km、今帰仁の街を抜けて直ぐに急坂が出てきた。5%超の真っすぐな坂をえっちらおっちら登って行く。
99.3km、古宇利島方面に左折して更に登って行く。
登りを終えて真っすぐな下りを一気に下っていく。
左手にこれから渡る古宇利大橋と古宇利島が見えた。
101.5km、古宇利方面に左折して県道110号に乗る。
車も信号もない県道110号を進む。古宇利島まで4.5km。
103.3km、古宇利方面に左折して県道247号に乗る。
下り坂の向こうに古宇利大橋とその先に古宇利島が見えてきた。
橋の上は左からの強烈な横風でバイクを左側に傾けないと真っすぐに進めない。かなり怖いので歩道を走行する。
106.0km、何とか無事に橋を渡り切って古宇利島に上陸。道なり左に進んで時計回りに島を一周する。
正にエメラルドグリーンの海。駅や空港で見かける沖縄のPR写真は誇大広告ではなかった。
107.3km、島の西側から登りが始まる。
1.5km程の登りを終えて平坦になった。通過チェックはもう目前。
108.9km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは12:16。ここは去年と同じ場所だ。
人の気配のない冬の沖縄の寂寥感に何となく癒される。こういう雰囲気に浸れるのは旅の醍醐味の一つか。ここはフォトチェックなので写真を撮って一息ついて出発する。
通過チェック2->PC2/ローソン辺野古店(31.6km/140.5km)
再び東に向かって走り始める。この辺りが今日のコースの最北端だからこの先は基本的に南下するので追い風基調に期待。次の目的地は31.6km先のPC2。
追い風基調で快調に進む。古宇利島周回は風が無ければかなり楽しめるサイクリングコースだと思う。
110.8km、古宇利オーシャンタワーを右手に見ながら進む。
再び渡る古宇利大橋を見ながら下っていく。
111.4km、下りながら左折して更に下る。
111.9km、古宇利島上陸の起点に戻って来て一周完了。左折して古宇利大橋に向かう。
橋の手前の砂浜には人影も見える。
再び橋を渡る。さっきよりは風がちょっと弱まった感じがする。横に流されない様に慎重に進む。
何とか無事に橋を渡り終えて全身の緊張が解けた。ほっと一息。
104.7km、先程左折したT字路に戻って来て今度は国道58号・済井出方面に左折、県道110号に乗る。
115.7km、国道58号方面に右折して県道110号をトレースしていく。
県道110号区間は車も殆どいなくて信号もなく走り易い。進路は南向きになったが期待していた程の追い風はないものの向かい風でない分楽に感じる。
119.4km、屋我地大橋を渡る。
120.7km、真喜屋交差点を海洋博公園・恩納方面に右折して再び国道58号に乗る。
国道58号はそこそこ車は走っているがそれ程ストレスを感じることなく走り続けられる。
124.6km、国道58号を一旦逸れて左直進方向に進み名護の市街の中を目指す。ちょっと走ると登り基調になる。
真っすぐな登りをぼちぼち登って行く。道の一部が舗装され直してちょっと広くなっていて走り易くなった。
126.0km、ピークを過ぎて名護市街に向けて下っていく。
128.1km、名護の街中を通過。ブルベで何度もここを通過するうちにすっかり見慣れた風景になってしまった。
128.4km、城1丁目交差点を那覇・恩納方面に左折して再び国道58号に合流。
東京600の最終PCとなるコンビニ前を通過。復路の名護市街の国道58号は車もそれ程多くなくすんなりと通過。
129.8km、世冨慶交差点を沖縄・うるま方面に左折して国道58号を離れ国道329号に乗る。
130.3km、名護東道路入口を過ぎて徐々に登り基調になっていく。
131.0km、勾配がきつくなりいよいよ今日の最高標高地点への登り開始。と言っても160m位の高さしかない。
勾配7%の直線的な登りをぼちぼち登って行く。
勾配が一定しているので休むところがない。踏み過ぎずに淡々と登って行くのが良い坂だね。
132.3km、ここから登坂車線が出てきた。この先まだ勾配が上がるのか。
この坂はメリハリがないので本当に休むところがない。とにかく踏まずに抑え目でペースを変えずに走る練習をするのにはもってこいだ。
133.7km、ようやくピークを通過。そのまま長い下りに入る。
直線的な下りを快調に進む。
136.2km、東京600の1日目で国頭方面に向かう分岐点を通過。更に真っすぐ下っていく。
138.5km、下りを終えてキャンプシュワブの前を登り始める。
去年は基地入口付近には多数の歩哨的警備員が配置されていたが今日は1人もいない。クリスマスイブで一時休戦という感じか。それにしてもここで長い間抗議活動を続けておられる人達には本当に頭が下がる。沖縄の基地問題はマクロで見れば日本全体の安全保障に関わる問題。米軍基地のみならず日本が米国の手先となって先制攻撃的な敵基地攻撃能力を有することになれば中国も北朝鮮もロシアも日本を完全に敵国認定してたくさんの核ミサイルが日本を標的にする。武装すれば更に緊張が高まり安全保障が低下することは自明の理なのにそれが分からない馬鹿が日本には本当に増えた。この垂れ幕に書いてある通り日本は平和外交を強力に推し進めるべきなのだ。異論は認めない。というより異論は全く説得力を持たない。
付け加えておくがここに駐留している米軍兵士達に恨みはない。彼等もまた政府の命に従って遠い島国に派遣された職業軍人に過ぎない。彼等が平和的な目的の下で沖縄に滞在できる世の中になってくれることをここを通る度に切に思う。
139.7km、基地を通過して一旦下り沖縄工業高専前を通過。
再び登ってPC2が見えた。
140.5km地点のPC2に到着、チェックタイムは13:48。
東京600の1日目でもPCで使われるこの場所はもうすっかり馴染み深い場所になった。空腹感も大してないので水分補給と塩分補給で干し梅を食べて15分程休憩の後出発。
PC2->ゴール/那覇国際高校前店(61.2km/201.7km)
PCを出て再び国道329号を南下開始。後はゴールを目指すのみ。ゴールまでは61.2km、一気に行く予定。
アップダウンをこなしつつ国道329号を進む。風は追い風になるはずなのに時折向かい風になるので午前中から風向きが変化したか。話が違うぞ。
143.4km、宜野座市に入った。
干潟の様な遠浅の浜辺、雲が切れてちょっと青空が見えてちょっと沖縄らしい風景に見えた。
147.9km、宜野座村のスポーツドームを通過。
152.0km、金武町に入った。アップダウンはまだ続く。
152.9km、安富祖方面に右折。
曲がって直ぐに金武大橋を渡る。橋を渡り終えると金武の街中に向かって登って行く。
154.5km、金武の街中を通過。街中もちょっとアップダウンがある。
155.4km、キャンプハンセン入口の巨大なクリスマスツリー。夜の電飾がどんな感じなのかちょっと見てみたい。
156.5km、金武の街を抜けて下って来た。ここでアップダウンが一旦終了しこの先海沿いの平坦を走ることになる。
平坦基調で快調に進むかと思いきや向かい風。車通りが多い上に工事中で路肩が狭くなっていてかなり走り辛い。忍の一字で進む。
雲が切れて日差しが出た。正面から西日が照り付けて眩しい。でも直ぐに雲に隠されてしまった。
165.8km、赤崎一丁目交差点を石川市街方面に左折して国道329号を離れる。
石川市街を通過。結構混雑している。信号も多くなりペースダウン。
167.2km、街中で登り基調になっていく。真っすぐな登りで車と信号が多いのでなかなか進まない。
169.1km、ピークに到達して一旦下ってまた登る。
171.3km、登りながら後原交差点を与那原・北中城方面に左折して国道329号に再合流。
国道329号は微妙なアップダウンが続く。相変わらず車はそこそこ多い。もうこのままゴールまではこんな感じかな。
175.0km、知花交差点を嘉手納方面に右折して国道329号を離れ県道74号に乗る。
176.0km、池武当交差点で歩道を使って二段階右折。
曲がって直ぐに嘉手納基地の敷地の横に出る。これからしばらく基地の縁を進むことになる。
延々と基地が続く。本当にデカい。日米安保を解消してこの敷地の中をインターナショナルな経済特区にして世界中の企業を集めたビジネスタウンにできないかななどと妄想を膨らませながら走る。
178.8km、嘉手納町に入った。
181.4km、国道58号に突き当たって那覇空港・那覇方面に左折。基地の縁に沿って長い下りを下っていく。ゴールまであと20km。
延々と基地が続く。車はそこそこ走っているが下り基調なのでそれ程ストレスはない。
184.4km、北谷町に入った。下りはまだ続く。
186.2km、ここでようやく嘉手納基地の敷地が終わった。長い下りも終わってこの先はもうゴールまでは市街地となる。
車もかなり多くなり信号にちょくちょく引っ掛かってペースダウン。市街地だから仕方がない。
190.4km、宜野湾市に入った。那覇・浦添方面にそのまま直進する。
191.2km、伊佐交差点で今回も信号停止。ここで止まる度にこの米軍基地向けの送電線の末端鉄塔に見入ってしまう。何とも言えない威圧感がある。ゴールまであと10km。
この先ゴールまでそこそこアップダウンがある。まあどうせ市街地走行なのでペースを気にしても仕方がない。車の流れと信号に任せてぼちぼち進む。
194.6km、下りつつ側道を進み浦添市に入る。
196.0km、例のパチンコ屋の前を通過。こんな店の名前を付けるとファラオの呪いがかかりそうだ。
198.5km、東京600のゴール地点のコンビニを通過。今年の2月に東京600を走る予定だったのだが蔓延防止が発令されていたので無念のDNSを余儀なくされたのだった。
ここを通過する時はいつもこういう風景。ちょっとデジャヴュな感じ。
200km、那覇市に入った直後、安謝交差点を首里城公園方面に左折して国道58号を離れる。
曲がって直ぐにちょっと登る。これが最後の登りか。
200.9km、銘苅交差点を右折すればゴールまでは一本道、あと500m。
今日も無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。
ゴールに到着、ほっと一息。
無事ゴール、ゴールタイムは16:57。確か去年とピッタリ同じ時間ではないか。
終盤は殆ど市街地走行で脚が削られることもなくそれ程疲労を感じることなくゴールできた。今日も上手く走れたと思う。ゴール受付に向けて直ぐに出発する。
ゴール後
おもろまちメディカルセンターの角を左折すれば黄金森公園は直ぐ。
10時間振りにここに戻って来ることができた。
沖縄在住のスタッフさんに早速ゴール受付をしていただいてこれで今日のブルベは無事に終了。今年もしっかりと楽しませていただきありがとうございました!
ひとしきりスタッフさんと談笑の後そそくさとその場を後にしてホテルに向かう。
完走の達成感を抱えて緩々と走りつつ賑やかな那覇市街に戻って来た。
17:21にホテルに帰着。明るいうちにゴール出来て良かった。
部屋に戻ってウェアを脱いでしばし開放感に浸る。直ぐに風呂に入って汗と汚れを洗い流してバスタブに湯を張ってのんびりと浸かる。このホテルのユニットバスは湯が直ぐに溜まるのでありがたい。
風呂から上がってスッキリしてさあ打ち上げだ。既に今日の会場の目星はつけてある。今までの遠征ではずっとステーキばかり食べていたが今回は沖縄おでん。以前乗った飛行機の機内誌を読んでいて沖縄おでんという言葉を見つけて一体どんなものか食べてみたいとずっと思っていた。PCでその店の所在を改めて確認し早速向かう。
ホテルから歩いて400m位の飲み屋街の中に控えめな店構えの扉を開けて入る。まだ客は誰もいなくて即着席。
まずはビールで独り打ち上げ開始。ブルベを走り終えていい感じにエネルギーが枯渇した身体にビールが染み渡っていく心地良さは何物にも代え難い。これがあるから遠征ブルベは止められない。
おでんは適当に盛ってもらった。見た目には普通のおでんに見えるが豚足が入っているのが沖縄おでんの特徴の一つ。柔らかくて味が良く沁みていて美味しい。
2巡目。豚足だけ指定してあとは女将さんにお任せ。沖縄そばや青菜が出てきた。この青菜が実に美味しい。
もずくと大根の酢の物。これも美味しい。注文しなくても何となく色んなものが出て来るので考えなくて済むのは有難い。
おでんの破壊力はなかなかに凄くて小一時間であっという間に満腹になってしまった。
あっという間に一次会は終了。こういうローカル色たっぷりな店で呑むのも悪くない。また来よう。
店を出るとまだ19時前、こんなに早く打ち上げが終わってしまうのは勿体無いので取り敢えず腹を減らそうと飲み屋街の中を無闇に歩き回る。
ちょっと御腹が空いてきた気がして、やはりちょっと肉が食べたくなって近くのステーキハウスに入る。ニンニク乗せステーキ300g、御飯が食べたかったのでノンアルコールでいただく。300gは無謀かと思ったが案外すんなりと完食、今夜のブルベ腹はなかなかのもの。
流石に満腹になってもう呑めないという感じになったのでコンビニでケーキと缶ビールを買ってホテルに帰還。満腹でも甘いものが食べたくなってしまうのは、やはり甘いものは別腹ということか。iphoneに入っているクリスマスソングを聴きつつPCでインターネットをだらだらと徘徊しつつまったりと過ごしていたら眠くなって来たのでそのまま就寝。消灯時間は22時過ぎ。
12/25(日)、いつもの様に5時過ぎに目が覚めた。今日のフライトは11時なのでホテルをチェックアウトするまでにはまだ時間があるので二度寝しようと思うが眠れないのでベッドの上でうだうだする。ふと、バイクのリアディレーラーの調子がどうもおかしいままになっているのを思い出しネットで調べてみたらあっけなく答えが見つかった。単純に取り付け方を間違っていた。
RD-R9100はディレーラーハンガーとディレーラー本体の間にブラケットがあるのだがこれが浅い角度で取り付けてしまっていた。これが間違っている状態。
これが正解。最初に組んだ時はたまたま正常に組み付けていて問題なく動作していたのだが、オーバーホールして再組み立てをした時に間違ってしまい動きが鈍くなってしまっていた。あっけなく直って気分的にかなりすっきりした。
8時になって朝食を食べに行く。いつもは早朝に出発するので朝食は食べないが今日は時間に余裕があるのでのんびりと朝食を楽しむ。沖縄的惣菜がどれも美味しい。
空腹が満たされて部屋に戻り、ぼちぼち荷物をまとめながら残り時間を過ごす。
9時半過ぎにホテルをチェックアウト。なかなかに居心地の良いホテルだった。来年2月の遠征時もここに泊まる予定。自走で空港に向かう。
今朝は快晴で風も穏やか。昨日この天気だったらもっと楽しめたのにと思うが、まあブルベの翌日はいつもこんなものだ。
大通りをクリスマスの格好をしたバイクが多数走り抜けていく。何やら楽しそう。
日差しがあるとかなり暖かい。ジャンバーを着ていると汗を掻いてしまう。
20分かからずに空港に到達。那覇市街からこの距離は本当に便利。
沖縄でのサイクリングはこれにて終了。早速バイクパッキングを開始する。
20分程でバイクパッキング完了。かなり手馴れてきたと思う。
手荷物カウンターは空いていて直ぐに手続き開始。
輪行袋の中身の確認は直ぐ傍のX線検査機を通すだけなので楽。あっけなくバイクの預け入れ終了。
時間も余りないので直ぐに搭乗口に入った。
定刻通りに搭乗開始。
さらば沖縄、また来年。
13:35に羽田着、ほぼ定刻通り。
今日の東京は快晴で結構暖かい。羽田空港の到着ロビーを歩いていると一気に現実に引き戻される。
手荷物受取り。羽田は輪行袋がどこから出て来るのかいつも分からない。今回も全然違う場所に出てきていてしばらく見つけられなかった。
タッチの差でリムジンバスに乗れなかったので止む無く鉄道で帰る。まずは京急に乗る。
山手線は空いていて輪行袋を気兼ねなく置けるが端の車両まで移動するのがやはりしんどい。
池袋でタッチの差で急行に乗れなかったので旅の最後と奮発して特急に乗ることにする。
新型車両に乗るのは初めて。座席が広くてかなり快適。でも特急料金が400円に値上がりしていた。
あっという間に所沢に到着。各停に乗り換えて最寄り駅に向かう。
最寄り駅に到着して輪行解除。自走で自宅に向かい16:15に帰宅。これにて沖縄遠征は終了。今回の旅行はノーミスノートラブルの完璧な内容で良い思い出しかない。やればできるな俺。
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今回で2回目となるAJ福岡さんの那覇200、天候は今ひとつで思いの外気温が低く今ひとつ沖縄らしさを満喫するというところまでは行かなかったものの、この時期で半袖ジャージにレーパンという軽装でサイクリングを楽しめるという贅沢を十分に堪能することができた。去年と同様に北風が強かったがこの季節はいつもこういう感じだというのが地元在住のスタッフさんの話。コース的には序盤と終盤の那覇と近郊の市街地走行ではペースは上げられないもののそれ以外は幹線道路でも車や信号が少なく安定的に走れるしエメラルドグリーンの海を含めて沖縄らしい風景があちこちで見られるので十分に沖縄サイクリングを楽しむことができる。そして辺野古や嘉手納などあちこちに広範に点在する米軍基地を実際に見て沖縄の実情を肌身で実際に感じ取ることができるのは非常に有意義だ。ブルベだと沖縄のかなりの部分を実際に走って見て回ることができるので知見を広げつつ思索を深めるとても良い機会になる。私的には何度も沖縄ブルベに参加するのはこの理由がかなり大きい。走りながら何かを学ぶという意味で沖縄ブルベは強く推奨したい。
年末の二泊三日の200kmブルべ遠征を沖縄でやるという贅沢企画だが飛行機と宿を合わせて3万円でお釣りが来るし極めてコストパフォーマンスが良いので来年も参加したいと思うのでAJ福岡さんには是非継続的な開催をお願いしたいと思う。
今回のBRM1224福岡200の完走をもって2022年の全てのブルベ日程を終了。27エントリー、2DNS(自責1)、25完走、0DNF、総距離7700kmという結果だった。やはり日本縦断2700のDNSが悔やまれるが北海道1300と東京1000いってこいビワイチを完走してちょっと取り返したかな。今年も前半はコロナ禍に振り回されけれど一年を通して何とか形にできたかな。次回ブルベはR東京さんのBRM108東京200曽我梅林。来年の話と言いつつ来週末だね。来年もぼちぼち頑張って走りますよ。